日本の税金はとにかく高い。企業は利益から法人税を徴収され、従業員も賃金から所得税を徴収される。また企業が株主に支払う配当金にも税金が課せられるのだが、株主への配当金は法人税引き後の純利益から支払いうので、税金の二重徴収ではないかと思ってしまう。
さらに来年から消費税は10%に引き上げられ、ますます国民は国のために働かなければならない。日本はまるで資本主義の仮面を被った社会主義国のように思える。
国会議員と国家公務員は徴収した税金を合理的かつ効率よく使ってくれれば良いのだが、どうも国民はバカだと考えているようで、国民からはどんどん税金を巻き上げ、適当に予算を組み無駄遣いをしているように思えて仕方がない。
日本は子供の頃からファイナンスに関しての教育をほとんど受けていないので、欧米に比べお金を運用することに疎く、税金の知識もほとんどないので、なかなかお金を増やすことができない。しっかりと自らが、ファイナンスの知識を身に付けないと、国に食い物にされてしまうことになる。騙すなら最後まで騙された方が幸せなのだが、死ぬまでずっと騙され続けると、膨大な税金を国に徴収されてしまう。
来年の消費税増税前に高額商品は駆け込み需要が見込まれ、来年の夏のボーナス商戦は活況だろう。しかし増税後は高額商品が売れず日本経済に深刻な影響を及ぼしかねない。政府は増税後に消費者に増税分をポイントで還元する対策を検討しているようだ。小売業を中心に商品購入時にクレジットカードなどキャッシュレス決済を行うと、増税分がポイントで還元されるというものだが、消費者は増税分の2%をポイントで還元されるので、増税されているにもかかわらず得をしたように感じてしまうだろう。これは消費者が増税をあまり感じないようにするための姑息な手段だ。
先週、世界同時株安となり世界経済が大きく揺れている。現在、世界的に株価は天井を付けているようで、世界経済の振り子は大きく逆方向に振れそうだ。リーマンショックから10年が過ぎ、2019年は世界経済の舵取りは難しい時期に差し掛かる。仮装通貨の暴落、トランプ政権の暴走、民主主義と社会主義との衝突…。何が引き金になるのだろうか。注意しなければならない。
written by マックス
個人の生活も会社経営と同様に売上や利益を拡大させることに重点を置き、経費などの支出を抑制しなければならないのだが、生活にゆとりのない人は収入を増やすことに集中せず、支出ばかりに目を向ける。
彼らは商品を購入する際、支出を抑えるため価格を重視し、その商品の価格が高いのか、それとも安いのか、それが大きな判断基準になるようだ。そのため複数の店舗に出掛け、更にネットでその商品の価格を調べ最も安い商品を購入する。彼らはこの作業を努力と考えており、その努力の結果、安い商品を購入することができたと満足する。
彼らの頭の中は「安く買えた⇒お買得⇒満足」この思考回路が脳の中でしっかり出来上がっており、僕はこのように思考することを「ディスカウント脳」と言っている。
しかし彼らは商品の価格などを必死に調べることで、大切な多くの時間を失っていることを理解しない。本来であればその貴重な時間を自らの収入を増やすために、スキルアップなどの時間に費やすべきなのだ。そうすることで自らの収入に跳ね返り生活水準は高くなるのだが…。
更に彼らはある事柄を進める際に計画や段取り、そして優先順位を頭の中できちんと整理することをせず直ぐに手を付け、結局多くの時間を費やしてしまう。彼らは直ぐ取り掛かる自らのフットワークの軽さに満足してしまいる。この習慣も「ディスカウント脳」に侵されてしまっているためだ。
いくら周りが「ディスカウント脳」は間違っていると教えても、彼らの脳は彼らの行動に満足し心地良いので、一旦、「ディスカウント脳」に侵されてしまうと大きく修正することは非常に難しい。そして恐ろしいことに親が「ディスカウント脳」になると、その子供にも大きな影響を与え、子供たちは自らの親の行動とその無駄な努力を尊敬するようになってしまう。「蛙の子は蛙」と言うが、その子供も大人になると親と同じように行動し、親と同じような生活を送ってしまう。
最後に「ディスカウント脳」になってしまうと、知識やスキル、それに人間の幅が身についていないので自らを安売りしてしまい、さらに負のスパイラル階段を降りていき生活レベルはますます落ちることになる。」
written by ジェイク
今年は台風が多く発生しており、週末の日本を襲っている。今週末の3連休も台風が日本に近づき、しかも福岡をかすめそうだ。週末の台風なので外出することもできず、自宅で本を読んだり映画を見たりとくつろいでいる。
以前、株式投資に夢中になっている頃は、週末に経済誌や株式投資の本などを読みあさり、翌週の株価などを予想していたが、個別の株式投資は一切止めたので、経済誌や投資関連の本は読まなくなった。先週、日経平均株価はバブル崩壊以降、最高値を付けたが、目先の株価は気にならなくなった。
僕は半年ほど掛けじっくりと引退後の生活設計を考えてみた。もっと若い頃にやっていれば、今頃は随分と気が楽になっていただろう。しかし引退間際に考えようものなら、老後の生活はお先真っ暗に感じるだろう。
ネットなどで老後資金のこと調べると、いい加減な内容のコメントなどが多いので、本などを読み老後資金の情報を纏めると、一般的に老後の生活費は夫婦2人の場合で月28万円ほどの費用が必要だと考えられているようで、65歳で引退し間違えて夫婦ともに95歳まで生きてしまうと、30年間の費用が必要になる。長く生きることも資金の面から考えるとリスクがある。
老後の資金を考えると、月30万円×12か月×30年+予備費(300万円×2人)=1億1,400万円となる。ちなみに予備費は医療費などを追加しており、生活費は1日1万円で多少余裕をもたせている。この数字を見ると狼狽えてしまう。
しかし公的年金が65歳から夫婦2人(妻は専業主婦の場合)で現状の制度で受給すると、月22万円×12か月×30年×0.9=7,128万円となる。ちなみに0.9は税金や社会保険料を引いた金額だ。
老後の資金と公的年金の差額は4,272万円になるが、この数字は持ち家の場合の必要金額で、持ち家でない場合は更に月10万円×12か月×30年=3,600万円の家賃が必要だ。すると持ち家でない場合は7,872万円必要となる。(公的年金制度に大きな改革などがあれば、老後の資金は更にぶれるだろう)
もっとゆとりのある生活を考えると、持ち家でない場合で老後の資金は約1億円程度が必要となる。こんなことを引退間際で慌てて計算し、色々と策を練ってもすでに手遅れだろう。
今週末は台風が襲ってくるので不要不急でない限り外出せず、皆さんも将来について熟考してみてはいかが?
written by アームストロング