季節の変わり目は天気が不安定で嵐のような日が多くなる。去っていく冬と訪れる春が鬩ぎ合い、先週から風が強く雨の日が続いている。しかしもう少しすると桜の便りが日本を横断し本格的な春が訪れる。
3月入り就職活動が解禁され多くの学生が就職活動に出掛けている。今週、お得意の会社説明会に参加し今の就職活動を肌で感じた。毎年思うことだが、今の学生はどうして全員黒のスーツで就職活動に出掛けるのだろう。就職活動に参加している学生は全員同じ顔で烏合の衆に見えて仕方ない。もっと自分らしい個性的な服装で会社説明会に出掛けても良いのではないだろうか。裁判官も黒の衣装を身に纏っているが、あれは何色にも染まらずに公平にジャッジするというメッセージが込められている。今の学生も就職活動中は訪問先の企業の色に染まらないように努めているのだろうか。
昔と違いこれから就職する学生は何も考えずに就職先を探すより、未来をしっかり見据え就職を考えないといけない。日本は少子高齢社会で、今のところ右肩下がりに人口が減り続けており、今後、国内の消費も減っていくだろう。
産業界では日本のお家芸だった技術力は低下し、世界の企業ランキングでも順位を下げている。日本の基幹産業である自動車は非常に裾野が広い産業だが、これから自動車メーカーはIT企業の下請で自動車を造る時代が訪れそうで、日本を代表するトヨタ自動車も危機感を露わにしている。
また日本の政治家は算数ができないようで、毎年歳入より歳出が大きく、マイナスを国債で穴埋めしてしまう。ちなみに2018年の日本の一般会計の歳出は約98兆円で新規国債を除く歳入は約65兆円で約33兆円もマイナスだ。これが企業であればとっくに倒産しているだろう。このままでは日本の経済はさらに冷え込み、今の学生が高齢になる頃はゆとりのある老後は送れない。だから日本でポテンシャルの高い業界に就職するか、視野を広げて海外に飛び出すべきだろう。
因みにこれからの日本でポテンシャルの高い業界は観光、農業だと僕は思っている。世界的に人口は増加傾向で食糧は不足してきており、農業は大きなポテンシャルがあると思う。また日本は独自の文化を保有しているので、オリンピック後も海外からの観光客は増加すると予想できるのでツーリズムに関わる仕事も面白いだろう。
学生諸君!これからの日本ではボーっと生きてはいけない。ボーっと生きていると5歳のチコちゃんに叱られるぞ。
「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
written by ベーダー
僕は喫煙と飲酒以外は体に気を遣っている。飲み事がない日は基本的に早寝早起きで睡眠はしっかり取り、朝は部屋の窓をしっかり開け空気の入れ替えを行う。冬場は部屋の温度を上げ過ぎず、加湿器を入れ湿度もしっかり調整している。また外出先から戻ると手洗いうがいは欠かさず、スマホは頻繁に除菌シートで拭いている。
当然、食事の面でも気を遣っており、緑黄色野菜をしっかりとり、黒米やもち麦などを混ぜたご飯を食べ、毎朝納豆と具沢山の味噌汁を頂く。またヨーグルトとビタミンCを欠かさずとり、疲れた時やお酒の量が多いときは田七人参や牛黄などのサプリで体を整えている。さらに最近では蜂の子のサプリまで服用している。
「えっ、なぜそこまで健康に気を遣うのかって?それは毎日おいしく晩酌したいからです!」
こんなに健康に気を遣い何年も風邪などひいたことが無かったのだが、先月、数年ぶりに風邪を引いてしまった。病院には行かず薬も飲まずに高タンパク質の食事をしっかりとり、体のツボを押し、鼻うがいを徹底して行ったことで風邪は治りかけていた。しかし風邪の治りかけに東京から取引先の方が来福し、彼は予想外にも連泊したので連日お酒に付き合うことになり風邪をぶり返してしまった。不覚じゃ。
久しぶりに風邪を引き体調を壊したが、若い頃に比べると回復するまで随分時間がかかる。
先日、86歳になる三浦雄一郎さんが南米大陸最高峰のアコンカグアの登頂に出発したが、悪天のためベースキャンプで足止めされ登山が長期化することになった。そのため三浦さんの体への負担が大きくなるので、付き添いの医者からドクターストップがかかり三浦さんは断腸の思いで下山することになった。
彼は史上最高齢の80歳でエベレスト登頂を果たしているが、更に90歳でもエベレスト登頂を目指していると言う。彼は高齢になっても登頂や冒険に自ら挑み続けていることで、多くの人に勇気を与えたいのだろう。彼の驚異的な肉体と精神力には頭が下がる。
僕が掲げる「毎日おいしく晩酌する」という目標は三浦さんの目標に比べると雲泥の差だが、僕は生きている限りおいしく晩酌がしたい。三浦さんがサントリーのセサミンのCMに出ていたことに影響され、毎朝、僕はゴマを味噌汁にたっぷり掛けて頂くようになった。三浦さんにはまだまだ負けられん。
「今夜もおいしく晩酌するぞ!」
written by キム・ジー
「偶然じゃない。私達は、皆、自分で選んでここに来たの。偶然じゃない。運命なんかでもない。君が今までしてきた選択と、私が今までしてきた選択が、私達を会わせたの。私達は、自分の意思で出会ったんだよ。」
「君の膵臓を食べたい」のフレーズだ。
17年前の2月26日に以前勤めていた会社が突然倒産した。あれから17年も過ぎ随分と時間が経っても当時のことは鮮明に記憶している。
当時、勤めていた会社が倒産したことで、勤めいていた社員やその家族は大きな衝撃を受けた。社員数が300名ほどの会社だったので、社員とその家族を合わせると1,000人以上の人間が衝撃を受け、そして取引先まで含めると2,000人以上の人が衝撃を受けたことになるだろう。
当然、勤めていた社員は翌月から給与が無くなるので緊急事態だ。社員の中には途方に暮れる者、慌てて再就職先を探す者、将来について腰を据えて考える者…。それぞれ生活環境も異なり、それぞれが自分の将来を考えただろう。そして皆、これからの進む道に不安を抱きながら、それぞれが偶然や運命ではなく自ら歩む道を選択し、そして自分の意思で選択した道を歩きだした。
その歩んだ道が間違っていたかもしれないが、歩んでみないとその道が間違えなのかは誰も分からない。しかも歩んだ道と歩まなかった道を正確に比較することもできない。歩んだ道が間違えだったからと、時間を巻き戻して別の道を歩むこともできない。
久しぶりに当時の仲間と当時の行きつけの店に出掛け一杯やるのもいいかもしれない。そして皆にこう質問をしてみたい。
「歩んだ道は間違ってなかったや?」
逆に僕が同じ質問をされるとどう答えるだろうか?
「そうやね~。間違っとったかどうかわからんばってん、あの状況でのベストの選択やった気がする。なんせ型にはまり、群れをなすことが嫌いやし自由になりたかったけん!」
これからも僕は自分の意思で歩む道を選択しなければならない。きっと自分が選択し歩む道に正解も間違えもないのだろう。
written by モンコ