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2019年04月26日

明日からいよいよゴールデンウィークで10連休と長い休みに入る。この歳になると大型連休だからとはしゃぐことはないが、多少なりとも嬉しくなる。僕は今年も博多どんたくに参加し、お得意先のどんたく隊をプロデュースするので5月3日は仕事で、ゴールデンウィークは前半6連休で後半3連休となる。

前半の6連休は実家の片づけを行う予定で、古くなった物や不用品を処分しようと考えている。昨年、叔母が亡くなり遺品の整理など大変だったので、親がまだ元気なうちに少しずつ実家の整理をしておこうと考えている。
昨年、少し実家を片付けようと試みたが、何とも変なものが押し入れや物置から出てくる。亀の剥製や錆ついた大きな茶釜、木製の天狗のお面など。どうして今まで処分しなかったのだろうと首をかしげてしまう。亀の剥製はどう処分するのだろうか?中古の買取業者は亀の剥製を引き取ってくれるのだろうか?確かワシントン条約で商取引は禁止されていたのでは?

「お袋!これは何ね?何でこんなものがあると?」
「それは随分前から家にあると。確か…そうそう、祖母ちゃんのお兄さんが祖母ちゃんにあげて、それで…。亀は縁起が良かろうが、だけん捨てろうに捨てられんかったとよ」

そこに親父がよろよろ出て来て

「ほーそれは貴重やなー。今の金額にすると数十万円はするばい。」
「…で、お袋これどげんすると?」
「あんた要らんね」
「俺は要らんばい」
「じゃ~とっとこう」
「…」

妙な物が出てくると、その度に片付けは中断し家族が集まり協議が始まるので片付けは一向に進まない。特に親父は物を捨てたがらない性分なので意気込んで片付けを始めても親父の許可を仰ぐと、殆どのものは処分することはできない。そして今日はこの辺にしておこうと言い出す始末。今年こそは気合を入れて片付けるぞ。

連休後半の3連休は愛犬とのんびりする予定だ。愛犬は高齢で目も耳も不自由で、後ろ脚は弱りその脚を擦りながら歩いている。しかし体が不自由になったからと愚痴ひとつ言わず、懸命に生きている姿が健気で愛おしい。暖かくなったので、のんびり風呂にでも入れてやろうと考えている。そんなこんなで僕の連休は終わってしまう。
しかしあの亀の剥製はどうしよう…眼鏡でも作るか。
(必要な人がいれば着払いでお譲りしますが)

written by ゴンザレス


2019年04月19日

多くの人が収入を増やすために仕事に精を出すが、収入を増やすだけでは経済的自由を手に入れることは難しい。
まず経済的自由を手に入れるためにはひと月の支出額を丸暗記できるくらい把握し、無駄な支出を徹底的に削らなければならない。決して毎日の生活が窮屈になるほど節約することを薦めているのではなく、家賃、自動車費用、光熱費、食費、交際費、NHK受信料(笑)などしっかり見直し、無駄な支出をカットする必要がある。
例えば電気やガスは自由化になっており供給される電気やガスの質に変わりはないので、少しでも安価な事業者に替えるだけで年間数万円の差が出る。また家の中にある不要なものを処分(売却)し片付けると、思った以上に部屋は広くなり現在の部屋の広さは必要ないのかもしれない。少し狭い部屋に引っ越すことで家賃を下げることもできる。自動車も週末だけの利用であればカーシェアリングをすることで費用を抑えられ、生命保険もあまり過剰に入る必要はなく最低限必要な保険に切り替えるべきだ。無駄なものを探してみるともっと発見することができるかもしれない。
そして可能ならば支出をひとつのクレジットカードに纏め、そのクレジットカードで全てを支払うとポイントや航空会社のマイルが溜まり年に1度くらいは旅行に出掛けることができる。

次に無駄な支出をカットしたことで余剰金ができるので、それを資金に投資を行うのだが、その前にどのくらいのお金があれば経済的自由を手に入れることができるのか?それは何歳まで実現させるのか?計画をしっかり立てなければならない。そして時間を最大限味方につけ目標達成まで複利で辛抱強く積立投資を行う。すると時間の経過とともに投資したお金は少しずつ増え、20年も過ぎると雪だるまのように増えているだろう。(さらに先日ブログに節税のことを書いたが節税することも強力な武器になる)

しかし多くの人は計画を立てることをせず、ついつい自分へのご褒美などと自分を納得させ高級品などを購入し無駄遣いをしてしまう。また毎日の生活の中でも無駄遣いをしている人は多く、毎日のようにコンビニに出掛け小銭を失い、自販機で毎日のようにジュースを買っている。そして何よりも大切な時間を多くの人が無駄にしている。

以前、僕は将来に向けて計画を立ててみた。かなり細かく作ったので2カ月ほど時間を要したが、作り上げると将来がイメージできて楽になった。今年のゴールデンウィークは10日あるので大まかで構わないので将来の計画を立ててみてはどうだろう。しかも連休にどこへも出掛けないので無駄遣いをしないで済む。

「思い立ったが吉日」

written by マックス


2019年04月12日

「あと何回満開の桜を見れるやろうか?」
お袋がそう言っていたので、先週末に親父とお袋を花見に連れて行った。

福岡の桜は満開で先週末が今年最後の見ごろだったこともあり、桜の名称はどこも人が一杯で駐車場の空きは無く車を止めることができなかった。桜の咲いている場所から少し離れた駐車場に車を止めそこから歩こうと考えたが、老いた二人を歩かせることは大変だと思い、少し足を延ばし室見川添いの土手に1㎞ほど続く桜並木を車の中から見せることにした。

桜の花が散り始めた満開の桜並木の脇道を車のサンルーフを開けゆっくりと走った。するとお袋は感嘆の声を上げた。
「うわ~綺麗!こんな桜初めて見た~」
サンルーフから数枚の桜の花びらが車に舞い込んでくる。
「お父さん、もっとちゃんと見らんね。来年は桜ば見れんかもしれんとよ!」
お袋が親父に言う。
「そうやな~」
親父は頷いた。
「バカなこと言わんよ!また来年も連れてくるけん、元気に長生きせんと!」
そう僕が二人に言うと、お袋は笑いながら、
「そうやね~ありがとう」
花見の後は二人を旨い食事に連れて行った。

年を取り感動や驚きのない平凡な毎日の中、自らの老を見つめ弱りながら暮らすことはきっと虚しく寂しいのではないだろうか。親父もお袋も近所に買物に出掛けることすら大変なようで、二人だけで温泉など旅行に出掛けることはもうできない。今の二人にとって美しい景色を見ることや、賑やかに美味しい食事を取ることが何よりも幸せな時間なのだろう。
今はまだ頑張って歩くことができるので、美しい景色を見せ美味しいものを食べに連れて行こうとつくづく思った。
「死んでからじゃ恩返しはできんし、このままやったらきっと後悔するな…」
僕は心の中でそう思った。

「また綺麗な景色ば見に行って、旨いもんば食べに行こう!」
別れ際に親父とお袋に言うと、二人は笑って頷いていた。

written by ダニエル


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