4月7日に新型コロナウィルスの感染拡大で全国に緊急事態宣言が出され、福岡では感染者が急増し特定警戒地域に指定された。そのため福岡では外出自粛が強く呼びかけられ大型商業施設などは営業を取り止め街から人がいなくなった。うちも4月7日から事務所を閉鎖し、緊急事態宣言が解除されるまでの約40日間在宅勤務を行った。40日と言えば小学生の夏休みほどの長い期間だが、小学校の夏休みとは異なり宿題や自由研究が無いので苦痛を感じなかった。
在宅勤務と言ってもオンラインでミーティングをするわけでもなく、受注した進行業務をこなし半分リタイアしたような生活だった。リタイアすると時間を持て余しボケてしまうと聞くが、毎日充実していたとは言わないが時間を弄ぶことは無かった。
在宅勤務の間も僕はいつもと変わらず毎朝6時に起床し、コーヒーを飲みながらスマホでニュースをチェックし、その後、運動不足の解消のためにラジオ体操を行った。ユーチューブでマッチョなお兄さんが出演する「超ラジオ体操」とやらを見つけ、映像に合わせて体を動かしたが、初日から張り切りすぎて左の肩を痛め3日ほど左腕を上げることはできなかった。朝食を済ませると愛犬Q次郎を散歩に連れて行き、仕事があればパソコンを開き作業をする。昼食後は読書や映画などを楽しみ、夕方になるとQ次郎を連れて近くのスーパーに買物に出掛けた。
緊急事態宣言中のスーパーは生鮮品の品揃えに大きな変化があった。緊急事態宣言で多くの高級料理店が営業を自粛していたため、行き場を失った高級食材はスーパーに流通していたようで、生鮮売場には所狭しと高級食材が並んでいた。鮮魚コーナーには国産のあわび、車エビ、ウニなど、まるで百貨店のような品揃えで価格は百貨店の三分の一程度の価格だ。そこで好物の食材を刺身に処理してもらい自宅で寿司にして食べた。また肉のコーナーにも黒毛和牛のシャトーブリアンなど高級部位も破格で売られていたので、鉄板焼きで美味しく頂いた。
緊急事態宣言により自宅で長い時間を過ごしたが、毎日美味しいものを肴に晩酌できたのでストレスはあまり感じられなかった。新型コロナウィルスは僕の価値観を大きく変えてしまった。外食で美味しいものを食べるより、自宅で高級食材を購入し料理した方が安くて美味しいものを頂くことができる。これからは外食せずに料理学校に通ってみようかと考えている。
長い在宅勤務は終わり日常の仕事が始まったが、果たして社会復帰できるのだろうか(笑)
written by モンコ
実家には親父側の仏壇とお袋側の仏壇ふたつがある。親父は無宗教と言い張り、お袋はクリスチャンなので共に仏壇の処分に困っていた。そこで親と今後のことを話し合い、ふたつの仏壇を処分してもらい親父側の墓も墓仕舞いし、祖父母のお骨を納骨堂に移し永代供養をしてもらうことに。
ふたつの仏壇を処分する前に『魂抜き』という供養をしてもらうため、祖父母の墓がある寺の住職に実家に来てもらった。ひとつの仏壇にお経をあげお焼香まで約30分、ふたつの仏壇を供養するのに1時間ほど掛かった。その後、寺に移動し祖父母の墓の前でお経をあげ、最後に納骨堂で再びお経をあげた。
そこで住職に質問してみた。
「住職、仏壇を供養する『魂抜き』なんですが、仏壇に魂が入っているんですか?魂は天国に行っとるんじゃないんですか?」
「天国はキリスト教の言葉です。仏教では極楽と言います。魂は極楽と仏壇と墓にそれぞれ分かれているようなもんです」
「魂は分かれるんですか…」
「まっ、そんなところですな」
住職からは何とも適当な答えが返ってきたので僕は全く腑に落ちなかった。宗教の世界は何ともややこしい。
ひと通り供養が終わると、住職に紹介してもらった業者が仏壇を引き取りにやってきた。
「よろしくお願いします。ところでお宅は仏壇の販売店さんなんですか?」
「うちは仏壇も扱っていますが、日本人形を販売している伝統工芸品店なんです。人形の処分を頼まれると供養をして焼却するんですが、同時に仏壇の処分も頼まれるようになったんです。この仏壇も全て解体し、人形と一緒に合同供養をしたあとに焼却します」
「今日も住職が来て供養したんですが、また供養するんですか…」
「はい。ちゃんと供養させていただきます」
仏壇が運び出され、その業者の方に処分の費用を支払った。仏教の世界ではやたらと供養が多く、そのたびに費用が掛かってしまう。
「ところで魂は一体どこにおるんやろう…」
さて新型コロナウィルスの影響拡大で在宅勤務することになりました。ブログは新型コロナウィルスが落ち着くまでお休みします。皆様もお体気を付けてください!
written by モンコ
新型コロナウィルスの感染が拡大し国民に大きな影響が及んでいるが、政府は緊急の経済対策を発表するどころか、全ての世帯に布マスクを2枚配ることを決定した。
「えっ、布のマスク2枚…」
東京オリンピックの延期が決まった翌日から感染者が急増したことに僕は違和感を覚え、政府に不信感を抱いていたが、この緊急時に布マスクを配布する政府は国民から税金を搾取するだけで、はなから国民を守る気がないことがよく分かった。これからはこのことを前提に自立しなくてはならない。
欧米での新型ロナウィルスの感染は日本より遅れて発生したにもかかわらず、都市の封鎖や経済対策など対応が非常に早い。これは狩猟民族の血を受け継ぎ昔から隣国などからの侵略を受けたことでリスク管理の能力が培われているからだろう。
一方、日本人は農耕民族で自然を相手に古くから生活しており、一旦、大きな自然災害が発生すると収まるまで対処することができず、天に祈り見守るだけでリスク管理は欧米に比べ随分と劣っている。これからさらにグローバル化が進みスピードが増す世界でのんびりした日本人は生きていけるのだろうか。
そして2020年。新型コロナウィルが世界は大きく変えるだろう。新型コロナウィルスの発生でリモートワークなど在宅勤務が定着しており、わざわざ事務所に出掛けて働く必要はなくなるので、組織に属することなく自由に働くるフリーランスが増えていくことになる。企業も正社員を雇用するよりフリーランスとして個人と契約した方が社会保険料などの経費を削減できるので好都合だ。また企業は大きな事務所を借りることも必要がなくなるのでさらに経費を抑えることができる。
在宅勤務が当り前になると外出する時間は減り家着で仕事ができるため、お洒落する必要はなくなり洋服や化粧品の需要は減少するだろう。そして物欲は無くなり高収入を望む人は減り、勤労意欲のない人が増えていくことに繋がる。
しかし布マスク貰ってどうしよう。そう言えば犬もコロナウィルスに感染するって言っていたから、うちの犬に付けるか。
written by ゴンザレス