今日、クリスマスイブが仕事納めで明日から冬休みに入るため、本日のブログが今年最後の更新になる。それでは年末恒例の今年の目標が実行できたか採点してみることに。
目標1.「旅に出る」⇒0点
今年は新型コロナウィルスが収まると考えていたが、収まるどころか変異株の出現で依然外出には気を遣い旅に出ることはできなかった。来年こそ愛犬を連れて車で旅に出ようと考えている。「Q次郎!来年は旅に出るぞ!」「ワン!ワン!」
目標2.「ギターを再び始める」⇒0点
昨年実家を片付けていると、学生の頃に弾いていたフォークギターが出てきた。ギターの弦は錆びていたので張り替えて練習しようと思っていたが、ギターを楽器店に持ち込むことが億劫で今も錆びた弦が張ってある。来年暖かくなったら楽器店に出掛けてみよう。
目標3「健康診断に出掛ける」⇒10点
毎年、この目標を掲げているが、病院嫌いの僕は新型コロナウィルスが収束していないことを理由に健康診断に出掛けていない。来年は新型コロナウィルスも収束に向かうだろうから再チャレンジする予定だ。健康診断に出掛ける気があったので採点は10点にしておこう。
目標4.「基礎体力を付ける」⇒100点
4月から週3日スポーツクラブに通い、3ヶ月に1度はパーソナルトレーナーとプログラムを見直しトレーニングを続けている。徐々に緩んでいた体も引き締まってきたが、この苦しいトレーニングはいつまで続くのだろうか…。ボディビルの大会に出るつもりは全くないしなぁ…。
目標5.「ストレスやプレッシャーのない仕事をする」⇒50点
年初から自宅でテレワークを始め通勤に対するストレスは無くなり、新型コロナウィルスの影響で取引先との会食もなくなったのでストレスやプレッシャーは随分と軽減された。ただ自宅で、高齢で物忘れの酷いお袋の面倒を見なければならないので、仕事とは別のストレスを感じてしまう。「お袋!同じこと何回言えばわかると…?」
12月に入り、時間を見つけては家の大掃除をしてきたので、年末はゆっくり過ごせそうだ。来年は基礎体力も付いたので山登りに挑戦しようと考えている。それでは皆さん今年も大変お世話になりました。年末年始は寒い日が続くようなので、暖かくして素敵な年をお迎えください。
ラジオからクリスマスソングが頻繁に流れ、今年も残すところ2週間になった。今年も色んなことを学び経験した1年だった。
今年は事務所を閉鎖し完全テレワークで業務を始めた。当初は多少なりとも不安だったが、新型コロナウィルスの影響でテレワークが世間に浸透したこともあり、業務ルールを決めるとスムーズにテレワークに移行できた。以前のように出退勤の時間を決め、時間に縛られて仕事をしていたことが、今では不思議で疑問に感じる。今まで疑問も抱かず当然のことのようにやっていたことでも、これからは一度立ち止まって、そのやり方が果たして正しいのか、他にやり方はないのか、考える必要があるとつくづく感じた。
また大きな事故を目の当たりにして命の儚さを知った。夕食を取っていると外からクラクションと急ブレーキのタイヤの摩擦音、それに「ドン」と大きな音が聞こえたので、事故だと思い外に飛び出してみると、自転車に乗った少年が車に撥ねられ、道路の真ん中に倒れている。少年に駆け寄るとまだ呼吸はあったが、意識は無く口から血のまじったドロっとした物を吐いていた。状況を見守っていると、その少年の呼吸が止まったので僕は慌てて心臓マッサージを始めた。僕はこの時、生きてきて初めて心臓マッサージを行った。間もなくするとパトカーと救急車が駆けつけ、少年は救急車で病院に運ばれた。翌日、ニュースでその少年が亡くなったことを知り、僕は虚しさと悲しみで途方に暮れた。
この事故を目の当たりにして、人は偶然の事故で突然被害者になることや、傲りや気の緩みによる不注意で突然、加害者になることを学んだ。その日、少年も少年の家族もまさか事故に巻き込まれて少年が亡くなるとは想像もしていなかっただろう。まさに一寸先は闇だ。
そして妹宅で新型コロナウィルスによる家庭内クラスターが発生し、偶然、妹宅に遊びに出掛けていたお袋も感染し、皆、2週間外出することができず、妹宅で自宅待機することになった。お袋の症状は軽かったが、外出できずに体が弱らないようにと妹宅にあったサイクリングマシンで運動中に転び、肋骨を5本折り救急車で運ばれ入院することに。妹夫婦は10日ほど高熱が続き、酸素濃度が低下した妹の夫は救急車で運ばれ集中治療室に入った。
今では皆元気に日常の生活を送っているが、何よりも健康が大切だと学んだ。
今年一年、僕自身に大きな災難は無く無事に過ごすことができた。今年、経験し学んだことを忘れず、来年は活動的な実りある1年にしたいと考えている。
海戦で撃沈された戦艦から海に投げ出された水兵の記録を読むと、夜の海を漂っていることが何よりも怖かったという。月も星も出ていない夜の海は暗闇で周りの状況は全く見えず、海中にはサメがいるのではないかと一晩中怯えて過ごしたという。
人は目が効かず周りが見えないと恐怖を感じるが、未来が見えない状況でも同じ気持ちを抱いてしまう。
数年前に金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」の報告書によって「老後の30年間で約2,000万円が不足する」と発表され、国内では波紋が広がった。報告書には以下の一文があった。
「収入と支出の差である不足額5万円が毎月発生する場合は、20年で約1,300万円、30年で約2,000万円の資産の取り崩しが必要になる」
これは平成29年(2017年)の家計調査(家計収支編)における高齢無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上)の平均的な実収入合計は209,198円に対し、平均的な支出合計は263,717円で、収支は毎月約55,000円の赤字になることが根拠になっている。当然、この平均的な実収入には年金が含まれており、しかも日本人の寿命は延び100年時代と言われ赤字額はさらに増えることが考えられ、誰もが必ず訪れる見えない老後が心配だ。そこで早いうちから精度の高い老後の計画を立て、見えない未来を見える化することが重要だ。
まずは引退の時期までの収支を計算し、その後、90歳から100歳まで生きることを前提に未来の収支を計算しなければならない。もし引退後の収支がマイナスになるのであれば、引退の時期を延長し収入を確保しなければならない。しかし高齢になって働きたくないのであれば、現役時代にマイナスになる費用を貯めておかなければならない。
今の時代は銀行で貯金をしても利息は0に近いので、リスクの低いiDeCoやNISAなどの金融商品に投資し、さらに余裕資金があれば他の投資も検討し時間を味方につけて投資をしなければならない。そして投資したものが将来どのくらいのリターンになるのか、リスクも含め計算し計画を立てなければならない。ここで最も大切なことはアバウトに計画を立てるのではなく、高い精度で緻密に引退以降の毎月の収支を計算するべきだ。
多くの人が見えない老後を心配するが、決して投げやりになるのではなく、しっかりと現実を見つめ未来を知ることで早いうちから対策を打つことができ心配は和らぐ。
決して臭いものに蓋をしてはならない。