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2025年02月21日

2月に入ると雪と雨の日が続き、僕の白い愛車はまるで溶けた雪だるまのように黒く汚れていた。今週、ようやく天気が回復しこの先も晴れの日が続く予報だったので、久しぶりに洗車することに。

「よ~しっ!今日は寒いから気合を入れて洗車をするぞ!」

以前、住んでいたマンションの駐車場は屋根が有り車はあまり汚れることはなかったが、汚れた時は近所のガソリンスタンドで手洗い洗車を頼んでいた。しかし今住んでいるマンションの駐車場には屋根が無く雨や雪が降ると直ぐに汚れてしまい、時間に余裕のある今は自ら手洗い洗車をしている。車はコーティングをしているので、多少の汚れはバケツ2杯ほどの水で水洗いすると簡単に汚れは落ちるが、酷い汚れの時は自宅から30分ほどの場所にあるセルフ洗車場に出掛け、高圧洗浄機で洗車をしている。車のサイズは大きく足回りは特に丁寧に洗うので、洗車と内装掃除で3時間ちょっと掛かってしまう。

ところで少し前のデータだが、洗車の手段として日本人の約10%の人がガソリンスタンドなどスタッフによる手洗い洗車を利用し、約40%の人が洗車機を利用、そして約50%の人は自ら手洗い洗車を行っているそうだ。意外にも自ら手洗い洗車をする人は多い。

冬場の手洗い洗車は寒くて大変だが、自ら行う手洗い洗車にはメリットがある。まず自ら手洗い洗車を行うことでコストを抑えられ、自ら汚れを確認しながら時間を掛けて洗車することができる。そのため洗車機や他人に洗車してもらうより綺麗に仕上がり、小傷なども入りにくい。次にダイエットや筋トレ効果が見込める。車両の大きさにもよるが、1台あたりの洗車に200~300kcalを消費すると言われ、これは約1万歩の消費カロリーに相当する。考えてみればガソリンスタンドのスタッフに太った人はあまり見かけない。またスポーツと同様に集中することで無心になりストレスや日常の煩わしさを忘れ、洗車後は達成感を感じリフレッシュすることができる。さらに自分の車に愛着が湧き、物を大切にすることで運気が上昇するようにも思える(笑)

洗車を終え、綺麗になった車で自宅に戻る時は何とも爽快な気分だった。これから気候は良くなるが、花粉の飛散や黄砂で車は酷く汚れてしまう。また洗車場に出掛け洗車をしてリフレッシュしよう。


2025年02月14日

僕の住むエリアは大通りを一本中に入ると一方通行の狭い道が多く、周辺の老朽化した家は売りに出され、建て替えられた新しい家が目立つ。不動産価格の上昇からか、住宅メーカーや不動産会社は老朽化した家を壊し、土地を小さく区分して販売しているようで、新しく建った家はどれも小さく隣家と近いうえ庭も無い。折角、憧れの家を購入したのであれば、小さくても構わないので庭が欲しいものだが…。

ところで福岡市は2005年に発生した福岡県西方沖地震をきっかけに、中心部の天神エリアの老朽化したビルの建て替えが検討された。しかし天神エリアは直線距離でわずか5kmの場所に福岡空港があり、航空法に基づき建築物の高さ制限で小規模なビルしか建てることができず、オフィスやホテル不足になっていた。

2014年、福岡市は国家戦略特別区域に指定されたことを受け、天神から半径約500m圏内を「天神ビッグバンエリア」と位置づけ、航空法に基づく規制の緩和や特例承認などエリア内の老朽化したビルを耐震性に優れたビルへ建て替えを促した。また広場や歩行者空間などの賑わいと憩いの空間を一連して整備する計画も同時に進めた。この取り組みでは福岡市が補助金を出すのではなく、規制緩和により民間投資を呼び込むことで、高機能な大型ビルの建て替えや、高付加価値のビジネス・企業を誘致することを目標にした。そして2016年に「天神ビッグバンボーナス(天神BBB)」を創設し、周辺ビルとの連続性や緑化などデザイン性に優れたビルを対象に、容積率緩和、テナントの優先紹介、周辺駐車場の優先利用などのインセンティブを付与した。

その結果、天神エリアは多くのビルの建て替えが進み、福岡市は当初、2024年までの10年間に約30棟の建て替えを目標にしていたが、目標を大きく上回る50棟のビルの建て替えが進み、天神エリアの景観が一変すること。試算によると延床面積は約1.7倍の757,000㎡で雇用者数は約2.4倍の97,100人に増加し、建設投資効果は2,900億円で経済波及効果は年間8,500億円に見込まれている。

僕は新型コロナの外出制限や在宅ワークに変化したことで、以前のように天神エリアにはあまり出掛けていなかったが、久しぶりに天神エリアに出掛けると、町の景観は以前と全く異なり、高いビルを見上げて迷子になってしまうほどだ。また女性向けのブランドショップや銘品店が増え、女性を中心に九州各県から福岡への人の流入は大きくなっているようだ。人口増加が見込める福岡市で庭付きの家を購入することは、今後、さらに難しくなるだろう。


2025年02月07日

立春が過ぎ、暦の上では春になったが、今週は今季一番の寒気が流れ込み、福岡でも最高気温が3℃前後と、まるで冷蔵庫の中にいるような寒さが続いた。積雪を期待していたが、結局、雪は積もらなかった。僕が子供の頃には福岡でも雪は積もっていたのだが…。

ところで立春の前日は「節分」で四季を分ける節目にあたる。「節分」は季節を分ける「雑節」で、本来は各季節の始まりである「立春」・「立夏」・「立秋」・「立冬」の前日を指す。「雑節」とは日本人の生活や文化、季節の移り変わりを基に生まれた日本独自の特別な日で、農作業に合わせた季節や気候の移り変わりを示す目安の日だ。しかし現在は正月に近く、春は年度替わりを指すことから「立春」の前日だけが、「節分の日」として残った。「節分の日」は2月3日と認識している人が多いが、今年の「節分の日」は2月2日に動いた。なぜ「節分の日」が動いたのだろうか?「節分の日」が動くのは「立春」が動くため、その前日に当たる「節分の日」も揃って動くからだ。

そもそも現在の日付・時刻は、地球が太陽の周りを一周する時間を「1年」とし、1年の日数を365日と決めている。しかし地球が太陽を一周する日数はぴったり365日ではなく、およそ365.2422日で365日と6時間弱と1年より微妙に長い。そのため「立春」の基準となる「立春点(太陽の軌道315度の位置)」は年々遅くなり、4年経つとその累計はほぼ1日になるそうだ。そこで1日増やし「うるう年」を作ることで、季節と日付がずれないように日付・時刻を調整し、このずれを補正している。

しかし地球が太陽を一周する日数は365日+6時間弱という端数があるため、「うるう年」で1日を補正すると、逆に日付・時刻が約45分遅れてしまい、この約45分の日付・時刻の遅れは「うるう年」のたびに溜まり、400年で約3日分増えてしまう。そのため「うるう年」を400年間に3回減らし、日付・時刻の遅れ補正するので「立春」の日付は動き、その前日に当たる「節分」も同時に動くことになる。

子供の頃、節分の夜は家族全員で決まって豆まきを行っていた。照明を消し各部屋の窓から外に向かって豆を撒く。まず親父が「鬼は外~、福は内~!」と大声で叫びながら豆を撒き、僕と妹がその後に続く。お袋は近所迷惑だと困っていた。豆まきが終わると、照明を消した暗い部屋に豆を撒き、豆を手探りで探して歳の数だけ食べていた。今の僕の歳では沢山の豆を食べなければならない。当時を思い出すと懐かしい…。


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