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2022年06月03日

以前、公園の広い芝生のグラウンドでリードを付けずに愛犬Q次郎と遊んでいると、自転車に乗った公園の管理人が近づいて来て注意された。
「犬にはリードを付けて下さい!」
「すみません…」
数日後、またその公園でQ次郎のリードを付けずに遊んでいると、また管理人に見つかり再び注意された。
「以前も注意しましたよね。そこの看板に書いてあるでしょ。犬種、サイズに関わらず放し飼いにすることを禁止しますと!」
「すみません…」
その後もリードを付けずにQ次郎と遊んでいたが、管理人に見つかり注意されることもしばしば。当時、Q次郎が付けていたリードは自動巻きの長さ5メートルのリードで、ボールを思い切り投げてボールを遊ぶことができず、公園の人のいない場所でリードを外し遊んでいたが、福岡市の公園のルールは厳しく僕は放し飼いの常習犯として公園の管理人にマークされるようになった。

そこで僕はアマゾンで「犬 ロング リード」と商品を検索してみると、何と長さ20メートルの長いリードを見つけた。そのリードは大型犬でも付けられる丈夫なリードで、しかも絡まりにくいうえ水に浮く軽量素材で作られており海や川でも遊ぶことのできる「無敵のロングリード」だ。
注文して数日するとそのリードが自宅に届いた。商品を取り出すと、中から直径1センチほどある赤い丈夫なリード(ロープ??)が出てきた。このリードだとドーベルマンやセントバーナードに付けてもまず切れることはないだろう。飼い主は引きずられことになるかもしれないが…。

僕は早速、Q次郎を公園に連れて行き、「無敵のロングリード」をQ次郎に付けボールを投げて遊んだ。僕とQ次郎が満足して遊んでいると、遠くで自転車に乗った公園の管理人が見張っており、遠くからリードが見えなかったのか、怪訝な面持ちで僕に近寄って来た。そしてリードをしていることに気付くと管理人は小さくこう言った。
「確かにリードをしとる。しかし長いリードやな…」
僕は管理人の前でボールを遠くに投げ、Q次郎は元気に走りボールを追いかけた。管理人は怪訝そうな面持ちで自転車に乗り去って行った。
「やったな!Q次郎!」

今でもこの「無敵のロングリード」は大活躍している。


2022年05月27日

今週の日曜日、NHKの「のど自慢」を見ながら昼食を食べていると、突然、テレビから大きな地震警報が流れ、同時に「強い揺れに備えて下さい」と音声が流れた。震源地は福島近海で震度5弱を観測する地震だった。「のど自慢」は数人が歌ったところで打ち切られ、地震の緊急番組に切り替わった。この地震で幸いにも大きな被害はなく安心したが、地震警報の音は何度聞いても驚いてしまう。

2005年3月に起きた震度6弱の福岡西方沖地震の発生時、僕は福岡の都市高速を車で走っており、博多湾に架かる全長350メートル、高さ60メートルの荒津大橋を通過していた。その時、突然、荒津大橋は揺れ始め前方を走る車が順に停止し立往生で渋滞になった。そしてまるで映画のシーンのように荒津大橋は大きく左右にうねりだした。僕は一瞬、何が起こったのか理解できなかったが、直ぐに地震だと気付いた。後から知ったが、荒津大橋は地震による倒壊を避けるため地震のエネルギーを逃がすように大きく左右に揺れるように設計されている。
荒津大橋が大きく揺れている間、僕は橋が倒壊し車ごと海に落下してしまうのではないかと考え、直ぐに脱出できるように車の窓を全て開けシートベルトを確認した。そしてラジオを付けると地震の大きさや震源地を説明していた。その後、地震はひとまず収まったが橋の揺れは直ぐには収まらなかった。
やっと橋の揺れが収まり前方の車は順次走り出したが、僕の前の車は女性が運転しており、地震で動揺しているようで車は動かない。ラジオから余震の注意が促されていたので、焦った僕はクラクションを鳴らし前の車を急かした。ようやく前方の車は走り始め、僕もその後に続き都市高速を降りた。
都市高速を降り福岡の中心地である天神に出ると、複数のオフィスビルの窓ガラスが割れ歩道に散乱している。また飲食店の集まる大名エリアでは電柱が倒れ倒壊した店もあり、警察官が道路を通行止めにしていた。あの時、僕は初めて地震の怖さを知った。

昨年あたりから、日本はもちろん世界中の至るところで地震や火山噴火が発生し、地殻変動が活発になっている。東日本大震災から10年が過ぎ、そろそろ大きな地震が起きてもおかしくない。もし南海トラフ地震のような大地震が起きればこの国の多くの都市は津波に飲み込まれてしまうことになる。

夏目漱石の小説のモデルになった物理学者の寺田寅彦が言った。
「天災は忘れた頃にやって来る」


2022年05月20日

ロシアによるウクライナ侵攻や中国での新型コロナウィルス再拡大により世界中で物資が減りインフレが加速している。この加速したインフレを抑え込むためアメリカの中央銀行に当たるFRBは利上げを実施したことで、株式市場は動揺し株価は大きく値を下げ、今後の世界経済に暗雲が広がっている。

僕は7年ほど前に株式投資を始めようと一念発起し、50冊ほど株式投資の本を読みネット証券の口座を開設した。そして投資する企業を探し株式投資を始めたが、経験のない僕は日々の株価に一喜一憂し、まるでデイトレーダーのように売買を繰り返し、300万ほど損失を抱えてしまった。僕は優良銘柄見つけることができるようになったが、株式投資で大切な「Buy and Hold」をすることができなかった。「Buy and Hold」とは優良銘柄の株式を購入し、その株式を中長期に保有する投資手法で、短期的な変動には左右されず中長期的な株価上昇によるリターンを狙うものだ。当時、購入していた株式を今も持ち続けていれば大きな利益を上げている…。

結局、僕は個別の株式投資から一旦身を引き、再度株式投資の勉強を始めた。そしてある本に出合い感銘を受けたことで、僕はその著者に連絡を取った。彼は株式投資の本を数冊出版しており、個別に投資アドバイスも行っていたので、僕は彼の住む東京に出掛け、彼から投資のアドバイスを受けることにした。
彼に会い僕は今まで株式投資の経緯や失敗を話した。彼は僕に投資の目的や投資のゴールをヒアリングして僕の頭の中を整理してくれた。そして彼は僕に「インデックスファンド」に投資することを薦めた。「インデックスファンド」とは日経平均株価やTOPIXなどの指数の動きに連動するように運用される投資信託で、インデックスを構成する幅広い銘柄に分散投資することができリスクを低く抑える効果があり、運用コスト(信託報酬)も低く長期投資に適している。またアメリカのダウ平均株価やナスダック、S&Pなどにも投資することもでき、日本にいながら世界中のマーケットに投資することができる商品だ。そして彼はドルコスト平均法による積立投資を僕に薦め、毎晩、枕を高くして眠ってほしいと、僕にアドバイスをしてくれた。
僕は彼のアドバイスを受け「インデックスファンド」の仕組みをさらに学び、今では自らポートフォリオを組み投資を行っている。

彼に出会ったことで、僕の投資スタイルは定まりぶれることなく投資を継続できるようになった。世界経済に暗雲が広がり嵐に見舞われ株価がさらに大きく下落しても、僕は枕を高くしてぐっすり眠ることができる。
「ありがとう!カンさん」


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