衆議院選挙の投票が行われ、自民党は大きく議席を減らし目標としていた自公合わせた与党での半数を下回った。裏金問題で悪魔に魂を売った自民党議員の多くは議席を失い、国民の厳しい審判が下された。
ところで数年前から日本でも「ハロウィン」は定着しており、僕も若ければ仮装していただろう。「ハロウィン」の起源は古く紀元前のケルト民族にまで遡る。ケルト民族は現在のアイルランドの騎馬民族で、紀元前2,000年頃、ヨーロッパに領土を拡大していたそうだ。彼等は馬にまたがり鉄製の戦斧を持ち勇敢に戦う民族で、当時最強と恐れられていたローマ軍を大いに脅かしたそうだ。
ケルト民族の暮らす地域には悪魔が住むといわれる洞窟があり、その洞窟は「あの世」と現世を繋ぐ道だと考えられていた。ケルトの新年は11月1日でイヴにあたる10月31日は、死後の世界の扉が開き、先祖の霊がその洞窟から現世に戻ってくるとされ、洞窟の傍にある神殿で動物が生贄としてささげられる儀式が行われたそうだ。現在のような子供向けのイベントとは程遠く、血生臭い不気味な儀式だった。
その後、ケルト民族はキリスト教化していき、その儀式や習慣も祝祭へと変化していった。キリスト教が11月1日を「諸聖人の日」を意味する「All Hallo」と定めていたことから、その前夜は「All Hallo Eve」と呼ばれ、この言葉が転じて「ハロウィン」と呼ばれるようになったと考えられている。そして「ハロウィン」は秋の収穫物を集めた盛大なお祭りへと変わり、死後の世界から先祖の霊と同時に悪魔や魔女など彷徨える魂もやってくるとされ、悪魔や魔女などに仮装し、同じ仲間だと思わせ身を守るようになったそうだ。
19世紀に入ると、「ハロウィン」は移民とともにアメリカ大陸へ渡り、娯楽性の高いイベントへと変わっていった。1950年代にアメリカでホラー映画が流行すると、ドラキュラやフランケンシュタインなどのモンスターたちが仮装に加わるようになった。現代では宗教色は薄れ、完全な娯楽イベントとして、映画やマンガのキャラクターなどコスプレで多くの若者が「ハロウィン」に参加している。
ちなみに「ハロウィン」の「ジャック・オ・ランタン」は、悪魔をだまして生き長らえたジャックが、寿命が尽き天国へも地獄へも行けなくなり、カブで作ったランタンを持ち永遠に彷徨い続けるというアイルランドの民話が元になっているそうだ。アメリカではカブよりカボチャが手に入りやすかったので、ランタンはカブからカボチャへと変わったそうだ。
裏金問題で魂を悪魔に売った自民党議員も、「ジャック・オ・ランタン」を持って街を彷徨ってはいかがですか?
マンションは改修工事中で全ての窓の網戸を外していたが、工事は終盤に入り、網戸を取り付けることができるようになり、日中は窓を開けて過ごせるようになった。しかし夜は物騒なのでしっかり戸締りをする。
ところで関東周辺の住宅に男たちが押し入り現金を奪う強盗事件が続発し、8月以降、その件数は20件にも上る。一連の事件では、敢えて住人の在宅時に窓ガラスを割り室内に押し入り、住人に暴行を加え金品を奪うという凶悪な犯行だ。この事件は「闇バイト」と呼ばれ、SNSなど偽のバイト情報にアクセスした若者が実行役となり、凶悪な犯罪に加担させられている。バイトに応募した若者は個人情報などを指示役に知られ、犯罪に加担しないと家族に被害が及ぶなどと脅迫され犯罪に巻き込まれている。この事件は未だ指示役が捕まっておらず、指示役が捕まらないとこの凶悪な犯罪は収まらないだろう。「闇バイト」というより「凶悪犯罪バイト」だ。
以前、日本では財布を落としても多くは警察や駅などに届けられ、無事に手元に戻って来ることが多かった。外国人観光客からは、「戻ってくるなんて思わなかった。こんなことは自分の国では考えられない」といった感激や称賛の声がネットに溢れている。まだ良心のある日本人は圧倒的に多いだろうが、「闇バイト」のように簡単に犯罪に手を染める日本人も増加している。「闇バイト」に応募した多くは借金を抱えており、「貧すれば鈍する」と言うが、日本人の正直さや親切さを当てにした暮らしはこれから通用しないのかもしれない。
警察庁の発表した「令和5年(2023年)の犯罪情勢」によると、2023年の刑法犯認知件数は70万3,351件で、前年に比べて17%増加している。刑法犯認知件数は、2002年の285万4,000件をピークに、戦後最少となった2021年の56万8,000件まで、19年連続で減少していたが、2022年から2年続けて増加している。
若い頃、数万円の現金と免許証の入った財布を落とし、探したが見つけることができなかった。数日後、財布に入っていた免許証から僕の連絡先が判明し、警察から連絡があった。財布を受け取り財布の中を覗くと何ひとつ無くなっていなかった。警察に財布を届けてくれたのは女性の方で、その方の連絡先を警察から教えてもらいお礼の連絡を入れた。
「この度はありがとうございました。本当に助かりました。何かお礼をさせて下さい」
「いえいえ、当然のことをしただけです。お気持ちだけ受け取っておきます」
「それではこちらの気が収まりません…」
翌日、僕はその方に菓子折りを持ってお礼に出掛けた。
これからも美談溢れる日本であってほしい。
外を歩くと、かすかに甘く懐かしい香りがする。「あっ、この香り…」
毎年涼しくなったこの時期に金木犀の花の香りが風に運ばれてくる。しかし年にこの時期だけなのでどこか懐かしさを感じる。以前、秋になると至る所で金木犀の香りがしていたが、今は伐採されたのか、以前より金木犀の香りはしなくなり、秋を感じることが減ってしまった。もうすぐコスモスが満開の時期なので、秋を感じるために愛犬と出掛けようか。
ところで今週の月曜日は祝日の「スポーツの日」で、「体育の日」から名称が変わって日が浅いので違和感を覚える。昔、学校では運動会が毎年、10月10日の「体育の日」の時期に合わせ行われていたので、その名称はしっかり頭に刷り込まれている。
もともと1961年(昭和36年)に制定されたスポーツ振興法において、10月の第1土曜日が「スポーツの日」とされていたが、まだ祝日ではなかった。しかし1966年(昭和41年)に日本で初めて開催された東京オリンピックを記念して、開会式が行われた10月10日を国民の祝日とし、名称を「体育の日」と改めた。2000年(平成12年)に、土日と祝日を合わせて三連休を増やし、休暇を楽しめるようにと制定されたハッピーマンデー制度により、「体育の日」は10月の第2月曜日へと変更された。
その後、2020年に開催予定だった東京オリンピックを機に、スポーツの価値や有効性を見直し、スポーツの素晴らしさを各国の人々と共有することができるようにと、「体育」から「スポーツ」と名称が変更された。名称が変更された際に、祝日の趣旨も「スポーツに親しみ、健康な心身を培う」から、「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」へ変更されている。
最近は健康志向で食事に気を遣いスポーツを生活の中に取り入れている人も多いようだ。しかし、今週、スポーツ庁が昨年実施した「体力・運動能力調査」の結果を分析すると、スマホでのゲームやSNSなどスクリーンタイムが増えたことで、運動不足の方が増加しているという。
僕は数年前までスポーツで体を動かすことはなかったが、今は毎週、トレーニングに出掛け筋トレを行っている。始めた頃は「何でこんなきつい筋トレをしなければいけないのだろうか」と自問自答していたが、筋肉が付き徐々に体形が変化したことで、継続するモチベーションに繋がっている。そして汗をかいた後のビールは格別だ。「スポーツの秋!」皆さんもスポーツを始めてみてはいかがですか?
「さぁ、頑張ってトレーニングに出掛けるか!今日の頑張ったご褒美は何にしよう…」