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2014年07月11日

あるお得意先の社会貢献活動に参加するため、今年もカンボジアに出かける。その活動はカンボジアの貧しい村に小学校を建設し、現地の子供たちに無償で学びの場を提供している。そして、その小学校ではこの時期に卒業式が行われ、その卒業式に参加するためにお得意先はカンボジアへ出かける。なぜか僕も強制連行される。(笑)

カンボジアと日本の卒業式では全く景色が異なる。卒業式は燃えるような炎天下で行われ、参加する子供は半袖に半ズボン。当然、卒業式を見守る親も正装した方などおらず、普段の半袖姿だ。四季が無いカンボジアでは当然のことだろうが日本人には違和感がある。

話は変わるが、以前、あるゼネコンの海外赴任生活が長かった方からこんな話を聞いたことがある。彼はアフリカでの赴任生活が特に長かった。
彼は四季があることで、日本は豊かな文化が育ち、教育も熱心になったと言う。四季があることで、季節ごとに知恵を絞り生活を変化させなければならず、特に越冬するためには暖をとり食糧を備蓄しなければ死に至ることに繋がる。
一年中、暑い国はその気候によって死に至ることが少なく、生きるうえで知恵を絞る必要があまり無いそうだ。生活は単調で食事も毎日同じものを食べ、毎日暑いので仕事もせず昼間は日陰でゴロゴロしている。
だから四季のある日本に生まれたことは、とにかく幸せなことだと彼は言っていた。

日本には風物詩という言葉がある。夏の風物詩をあげると、直ぐに多くの単語が口に出る。
団扇、風鈴、スイカ、浴衣、うなぎ、花火、向日葵、海水浴、そうめん、蚊取り線香…。
一年中暑い国には風物詩という言葉はない。

そう言えば、カンボジアの大人もいつも日陰でゴロゴロしている。

もう直ぐ梅雨が明け、日本にも暑い季節がやってくる。
日陰でゴロゴロしたくなる気持ちもわかる気がする(笑)

written by 彦之丞 


2014年07月04日

年齢によるものなのか、以前に比べて暑さや寒さを然程感じなくなった。
以前はかなり暑がりで、この時期になると早くもクーラーを入れていた。しかし今年はまだ入れていない。神経が少しずつ衰え、気温もあまり感じなくなってきているのだろう。

食べる量も以前に比べると、随分と減った。昨日のお昼に食べたうどんは、麺を半分にしてもらったが満腹になった。寿司屋に出かけてもお寿司を3貫も食べれば十分だし、焼肉であれば肉が3切れあれば満足してしまう。胃も小さくなっている気がする。お酒の量はそう変わりはしないのだが。
ひょっとすると身体のエコ化が進んでいるのかもしれない(笑)

ところで車も家電も、更には住宅も「エコ」という言葉が並ぶ。
「エコ」という言葉は商品の販売戦略上、しっかりと時代のトレンドに組み込まれている。無駄を省くことでランニングコストを抑えることができる。(本当?)しかし何よりもエコとして気にかけないといけないものがある。それは「時間」だろう。無駄な時間を省き、時間をエコ化できれば人生は何倍も豊かで幸せなものになる。

「久しぶりの休みでしたので、一日中エアコン入れて家でゴロゴロしていました」
「…」
「エアコンは最近買った新型のエコ家電なので、随分と電気代が安いんですよ」
「…」(もっとやることないのかよ)

written by マックス 


2014年06月27日

僕の予想通り、日本はワールドカップ予選リーグで敗退した。

多くの現役プロサッカー選手がCMに出演している。CMに出演する時間があるのであれば、もっとトレーニングに時間をかけるべきではないのだろうか。確かにCMに出演することで、数千万円の出演料や知名度を手にすることができる。しかし僕にはそれが本末転倒に思える。

政府は日本再生のための成長戦略を実行段階に進めたが、これもまた本末転倒に感じる。経済が成長するのであれば、何でもありなのだろうか。
カジノ構想に原発再稼動など挙げればきりが無い。政府は日本にカジノができた際や、原発を再稼動させた際のデメリットをしっかり検証しているのだろうか。
そして日本を豊かにするために、どこまで経済を成長させるつもりなのだろうか。果たして永遠に経済を成長させることができるのであろうか?また成長することで、本当に国や国民が豊かになるのだろうか。

企業も売上拡大に躍起だ。早いもので第一四半期が終わる。第一四半期の数字をそろばんで弾いている企業も多いだろう。会社の立上げ時は社会のためお客さんのためにと、多くの経営者が志を高く起業したのではないだろうか。しかしいつの間にか会社の成長のための売上や利益が至上命題になっていく。

以前、女子サッカーがワールドカップで優勝した。
試合を勝ち進んでいくうちに話題になり、決勝では日本中が彼女たちに声援を贈った。当時、女子サッカーはあまり話題に上ることも無かったので、誰一人とCMには出ていなかった。彼女たちは試合に勝つことだけに集中し、自分たちの大好きなサッカーを追求しハードな練習に明け暮れた。
そして彼女たちは世界を圧倒させた。

少しずつ軌道から少しずつ反れていく道を闇雲に進むのではなく、たまには原点を振り返り正常な軌道に戻すことが必要なのだろう。

written by 彦之丞 


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