いつの頃からか大晦日の夜に、近くの寺で除夜の鐘を突くことが恒例行事となった。そして毎年繰り返し行っていると、験を担いでしまい、遂には仕来りになってしまった。
この寺では紅白歌合戦を住職一家で見ているようで、毎年、紅白歌合戦が終わらないと除夜の鐘を突き始めない。僕らが除夜の鐘を突いて家に戻ってくる頃には、既に年が明けてしまっている。それから蕎麦を食べるので年越し蕎麦というよりも、年明け蕎麦になってしまう。
昨年のことである。
この寺に電話を掛けて、何時から除夜の鐘を突くのか尋ねてみた。
「紅白歌合戦が終わった頃からですかね~」
と、適当な返事が返ってきた。
毎年多くの人が鐘を突くため列を作って並んでいるのだが、今年は真っ先に突いて年を越す前に家に戻ろうと思い、甥っ子を連れて少し早い時間からその寺に出掛けた。寺に着いた頃には数名が既に集まってきていたが、まだ列ができていなかったので、幸い一番に並ぶことができた。
しかし寒い大晦日の夜に僕らは並んで待っているにも関わらず、住職の家族は暖かい部屋で、紅白を見ながら年越し蕎麦でも食べているのだろうと思うと、何故か腹が立ってきた。心の中で呟いた。
「仏の道で生きているのだろ!紅白歌合戦見ている場合か?」
たかが僕と甥っ子の二つの鐘の音くらい気にすることかと、住職には無断で、甥っ子と鐘を突くことに。住職に無断で鐘を突くことに戸惑っていた甥っ子の背中を押してやった。
甥っ子は勇気を出して思い切り鐘を突いた。
『ご~ん』
続いて、僕が鐘を突く。
『ご~ん』
そうすると僕らの後ろに並んでいた人も順番に鐘を突き始めた。僕らが寺を後にする頃に驚いた住職が家から飛び出してきた。
「誰じゃ!勝手に鐘を突いとるのは!!」
と怒鳴りながら順番に鐘を突いている人を叱っていた。
今年は勝手に除夜の鐘を突かずに住職に従い鐘を突いた。
あまりの寒さで翌日体調を崩し高熱で寝込んでしまった。
written by ベイダー
今年も残り僅かとなった。今日で今年最後のブログ更新となる。
今年も体を壊すことなく、発狂することもなく、無事に1年を過ごすことができて本当にありがたい。
1年間の趣向品に掛かった費用を計算してみた。
タバコは1日2箱、酒はビールを毎日1本、そしてウィスキーが3日で1本空になる。どちらも1日も欠かしていないので、年間タバコ代は約300,000円、ビール代は約80,000円、ウィスキーは約150,000円、合わせて530,000円程度費用がかかっている。まさにニコチン中毒に、アルコール依存症だ。つくづく無駄な金だと思う。
しかしこの無駄がなければ、僕は発狂しているだろう。
来年も世界が平和で陽だまりのような1年であってほしい。
どこかの国が発狂などして戦争なんて起こらなければ良いのだが。
2001年にアメリカで同時多発テロが起こった。その7年後の2008年にリーマンショックが起こり世界不況となった。来年2015年でリーマンショックから7年になる。
世界的に大きく潮目が変化する時期なのかもしれない。十分に用心しなければならない。
世界中がピーンと張ったゴムのような緊張状態が続くと、パチンと切れてしまうリスクが高まる。だから多少の遊びが必要だ。その無駄が世界を緩和させる。
無駄な酒とタバコをやりながら、来る新年を想っている。
どうか世界中が穏やかで幸せな一年でありますよう。
written by ジェイク
株式投資に参戦。
デイトレーダーになるつもりは全くなく、中長期での運用なので投資する企業の業績など入念に確認したうえで参戦した。独学で株式投資の勉強をしてきたが、頭で理解することと、実践することではまるで異なる。しかも僕が参戦した翌日から株価は下落し、一週間で日経平均は1,000円ほど値を下げた。ひぇ~。
株式投資の基本は分散投資が基本で、業種の分散、購入時期の分散、内需型企業、外需型企業の分散など多くを分散することが必要のようだ。それに世界の経済などの情報も当然必要だし、主要国の株式市場や為替市場にも気を配らなければならない。要するに木も森も同時に見なければならない。そしてその集めた情報で未来を予測しなければならない。実際、株式投資に参戦したことで、新聞の記事が他人事に思えなくなった。また世界がしっかり繋がっていることが良く理解できた。
世界の主要国のひとつが風邪を引くと、すぐに世界に波及し、場合によっては他の国が肺炎を起こしてしまうことにも…。
そういえば父が年初にこう言っていた。
「今年は午年だから株価は下がるぞ!」
父にその理由を聞くと
「午の尻尾は垂れ下がっとろ~が!」
「…」
昔から午年は株価が下がりやすいというジンクスがあるようで、株式投資の本にも書かれていた。恐らくネットが世界で繋がっていない頃のジンクスなのだろう。
午年も後10日ほどで終わってしまう。
「ヒヒ~ン」
written by モンコ