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2015年06月05日

昼休みに弁当を買おうと外出した。大通りに面した歩道を歩いていると、低層階のビルの上から通行人に向かって1羽の烏がギャーギャー騒いでいる。通行人を威嚇しているように見えたので注意しながらその場を離れた。
弁当を買い来た道を戻ると、先ほどの烏がまだ騒いでいる。ふと、大通りの車道脇を見ると別の一羽の烏が倒れている。車に衝突したのか、それても動物に襲われたのだろうか。近寄ってみると弱っていて飛ぶことも動くこともできないようだ。その時、ビルの上で騒いでいた烏が、僕の頭目掛けて襲ってきたので慌ててその場を立ち去った。
「髪が薄くなってきた俺の頭に何てことしやがる!」

ビルの上の烏は弱った烏を必死に護り励ましているようだ。2羽の烏は親子なのだろうか、それともカップルなのだろうか…。そう考えると可哀想に思えた。そこで事務所に戻りスタッフにそのことを話し、弱った烏がまだいるか再確認し、野生動物を保護する公共の施設に連絡してみることに。

意外と素直な男性スタッフは直ぐに弱った烏を確認するために事務所を出ていった。そして戻ってくるなり開口一番、
「最悪です…」
話を聞くと、彼は現場で弱った烏を確認していると、その弱った烏を目掛けてバスが迫ってきたそうで、彼は車道にいたその烏を抱えて歩道の端に寄せて放してやったそうだ。そう、彼は意外に優しい男なのだ。
すると弱った烏を護ろうと思ったのか、ビルの上で騒いでいたカラスが彼に向かって決死の糞尿攻撃を仕掛けたきたそうだ。そして彼のズボンにべったりと糞尿の後が…。
「えっ、お前…弱った烏に触れたんだ…」

彼はネットで、野生動物を保護してくれそうな施設を見つけ連絡してみると、野生の烏や雀は鳥インフルエンザなどの病原体が多く宿っているそうで、助けることはできないそうだ。心配になった彼はネットで烏のことを調べ、烏などの野鳥の体はもちろん特に糞尿などには多くの恐ろしい病原体が潜んでいることを知った。そして彼は薬局で消毒スプレーを買ってきて全身を消毒する羽目に。

翌日、彼の糞尿を掛けられた箇所に出来物ができていたそうだ。そう言えば俺も昨晩から咳が出るな…。新種の鳥インフルエンザが発症したのかもしれない…。もしこれが世界的にパンデミック化すると、うちの事務所が感染源で、彼が最初の感染者になるだろう(笑)
そう、優しさだけで野生動物や野鳥に触れてはいけないのだ。

written by 彦之丞


2015年05月29日

冬に生まれたためなのか、夏が嫌いだ!

なぜ嫌いなのか考えてみると、
「まず暑い…何をするにも暑い。冬は服を着込めばよいが、夏は裸でも暑い。トイレの中まで暑いのでトイレすら行きたくない」
「日の出が早いので朝早くから目が覚める」
「皮膚が弱い僕は汗疹ができてしまう」
「僕は風呂好きだが暑いので長風呂ができない」
「出かける時、草履を履くので足が汚れる」
「ビールなど冷えたものを飲み過ぎて胃腸を壊してしまう」
「食通の僕には美味しい食材が冬に比べると少ないし、食べるメニューが限定される。そうめん、ざるそば、冷やしぶっかけうどん、冷麺、それにところてん…。夏はサッと食べることのできる冷えた麺が主になってしまう」(ところてんは麺じゃないけど)
「夏の果物にはやたら種が多いような気がする」
「蚊がいる。寝ている間に蚊の飛ぶ音で目が覚めるのは非常に不愉快だ。しかも刺されると痒い。しかも刺されて腫れたところを指の爪で十の字を付けたくなる」
「窓を開けていることが多いので色んな虫まで家の中に入ってくる。しかもゴキブリもやたら元気になる」
「自分の家の風鈴なら許せるのだろうが、他の家からやたら聞こえる風鈴の音には妙に腹が立つ」
「人の多い場所は汗臭いし、汗をダラダラかいている奴を見るのも嫌だ」
「夏休みが短い。大人になっても子供の頃のように長期の夏休みはあるべきだ」

とにかく夏は嫌いだ。春、秋、冬の3つの季節でよいのだが。
5月も終盤だ。少し暑さを感じてきた。僕にとっての憂鬱な季節が今年もやってくる。
今年は職場も小学生の夏休みに合わせて長い夏季休暇にしようか。

「そう言えば夏休みに登校日ってあったなぁ」

written by ベイダー


2015年05月22日

「えっ、箱根が噴火?死火山だったのに…」

僕が小学生の頃、火山には「活火山」、「休火山」、「死火山」と3種類あり、そして富士山は「休火山」、箱根は「死火山」と教わった。

「活火山」とは今も噴気活動を続けている火山のことで、「休火山」とは現在活動していないが過去に活動した記録が残っている火山のことだ。そして「死火山」とは過去に活動の記録がない火山のことを指した。
しかし、年代測定法の進歩により火山の過去の活動が明らかになり、数万年に一度噴火する火山もあることが分かってきた。そこで歴史時代だけで今後の噴火発生の有無を判断することは大変難しく、近年では「休火山」や「死火山」という分類はされていないようだ。

今でも北陸地方などで地震が起きると、東日本大震災の余震と報じられる。また現在、日本の火山だけでなく太平洋を囲む火山活動が活発化している。地下にエネルギーが溜まっているのだろうか。この火山活動も東日本大震災と関係があるのだろうか。

先日、東京出張した際に親しい取引先の方と食事をした。彼は横浜方面に住んでいるので、箱根が噴火すると影響があるのか尋ねてみると、火山灰などの甚大な影響が出るという。

日本は世界では珍しく複数のプレートの上にある国だ。そして108もの火山があり、世界の火山の数の約10%を占める。とにかく日本はややこしい土地柄なのだ。大地震や大規模な噴火など起こらなければ良いのだが。もし、東日本大地震と同等の地震が首都圏を襲えば日本は経済も国民生活も大混乱し、壊滅的なダメージを受けてしまうだろう。もしかすると再起することすらできないかもしれない。

日頃から大災害のための対策をしておかなければならないが、せいぜい食料や飲料水などの準備を調えるぐらいしかできない。そして結局は運任せになってしまうだろう。

何も起こらなければ良いのだが。

written by マックス


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