九州はまだ梅雨明け宣言が出ておらず、エルニーニョ現象の影響なのか、それとも台風の影響なのか、雨が続いており冷夏のように感じられる。
それぞれの季節で、その季節の個性に合った天候でなければ商売に悪影響が出るだろう。
冷夏になると真っ先に冷たい飲料が売れず販売計画に達しない。また屋外にも出かけないので、海の家など多くのレジャー施設はもちろん、ガソリンの販売不振にも繋がる。それに日照不足で野菜や果物が育たず品薄となり高騰してしまう。挙げれば切がない…。蚊などの虫も少なくなるので蚊取り線香などの殺虫商材も影響するのだろうか(笑)
学生のころまでは夏は大好きだった。海水浴に出かけバーベキューをやって、毎年真っ黒に日焼けしていた。しかし就職し営業で外回りをするようになって夏が嫌いになった。
上司からは営業は足で稼げと尻を叩かれ、全身スーツで身を纏いわざわざ丁寧にネクタイまで締め灼熱の太陽の中で営業活動をする。まるで砂漠で水を求めて彷徨っているように感じた。
今年の夏は今のところ涼しいので快適に過ごすことができている。しかし経済への悪影響は多少心配してしまう。日本の景気は回復基調にあるようだが、天候不良がその腰を折ることにならなければ良いのだが。
そう考ええると、いつものような暑い夏でなければならないのかもしれない…。
青い空にカンカン照りの太陽、遠くの空には入道雲が張り出し、たくさんの蝉の声が切れ間なく響く。そして枝豆を摘みながら冷えたビールを飲む。また蚊取り線香を焚き、蚊に刺されるとイラッとしながら痒み止めを塗る。
想像すると何となく微笑がこぼれてしまう。
仕事のプレッシャーやストレスのない暑い夏は良いだろうなぁ。
written by ゴンザレス
先週の金曜日からボランティア活動のためカンボジアの小さな貧しい村に出かけた。
お得意先がその村の学校に通えない子供たちを支援するため、小学校を建設し無償で教育を提供している。
その小学校では毎年この時期に卒業式が行われ、卒業式の準備や進行の手伝い、それに小学校の修繕を行っている。日中の気温は38度以上になる中での修繕作業は大変だ。
そもそも小学校を建設してもらい、しかも学費など全て無料で子供たちは学校に通えるのだから、日頃から親たちが自主的に小学校を修繕し大切に使うべきだと思う。
子供たちの眼は皆輝いているが、大人たちはどこか悲しい眼をしている。仕事をしているわけでもなく、僕らが汗だくになり懸命に修繕作業を行っているのを手伝うわけでもなく、どことなく悲しい眼でぼんやり僕らの作業を眺めている。
日中暑いので動きたくないのか、それともポルポト政権時代の恐怖が今も脳に刻まれていて生きる力を削がれたのだろうか。
数年前、大地震が日本の東北地方を襲い甚大な被害が出た。
家族も住む家も亡くした多くの被災者を助けるために、日本中から多くのボランティアが救援に駆けつけた。被災者は悲しみや苦しみの絶望の中、生きるために立ち上り、ボランティアで駆けつけた人と一緒になって困難な作業にあたった。
まずボランティアを受ける側が未来を切り開く勇気を持って立ち上がらなければならいと僕は思う。
カンボジアでは子供の教育も必要だが、親に対しての教育が大切に思える。過去の悲しみを乗り越える勇気と、現状を打開し未来を切り開く力が何よりも大切だ。
来年は親を集めて説教してやろうか…。
『ちゃんとしろ!』
written by モンコ
先週末のEU首脳による協議でギリシャ問題が解決されないと、6月末にギリシャがデフォルトするリスクが高まっていた。報道では楽観論や悲観論が繰り返されていた。
僕は保有している株をその協議が行われる前に売っておこうかと考えたが、保有していた銘柄は食品や医薬品のディフェンシブ銘柄だったので、ダメージはそうないだろうと思い、週末の協議の結果を待って判断しようと、売らずに持ち越した。
そして週末に行われたEU首脳による協議はギリシャと決裂して終わった。
週が明け月曜日の株式市場はその影響で大荒れだった。日経平均は一時、約600円も値を下げた。当然、保有していた株も軒並み暴落してしまった。
「あちゃ~」
保有する銘柄の株価は急降下し含み益は吹っ飛んでしまった。更にマイナスになってしまっても僕は耐えていたが、底値がどこか分からず怖くなって仕方なく成行注文で手放すことに。
翌火曜日、僕の保有する株は反発し、暴落する前の株価にすんなり戻った。前日の下げに僕も含めて多くの投資家は慌てて投売りしたようだ。しかしこのチャンスを虎視眈々と狙っていた逆張りの経験豊富な個人投資家たちは一斉に買いに回ったようだ。
その後、投売りした株を買い戻そうと多くの投資家が買い戻しに回り、火曜日以降株価は更に上昇した。
僕は高い授業料を払い勉強するはめに。そしてよくよく考えると、メディアに振りまわされているように感じた。
株式投資はやっぱり奥が深い。
企業の業績をファンダメンタル分析し、現在の株価の推移などチャートをテクニカル分析しなければならない。また勇気を出して株を購入し、下げの場面では自分を信じ耐えなければならないこともある。
そして大衆と逆に動かなければならず、高いリスクを取ったほうがより高いリターンを得られる。
written by マックス