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2015年11月13日

誕生日が近いこともあって過去を振り返ってみると、サラリーマンとして生きた年数より、独立して生きた年数のほうが長いことに気付いた。
サラリーマンの頃はどこか会社や組織に守られている感じがしていたが、独立後はその感覚は全く無い。
格好良く言えば自由に生きているが、逆に言うと泥水を啜りながら、猛獣の多くいる森の中で自らの身を守りながら生きている。
サラリーマンも独立も経験しているので、どちらも比較することができるが、僕は独立して生きている方が性に合っているように感じる。

非正規雇用の割合は労働者の40%を超え、多くの人が人材派遣会社などに登録し契約社員として働いている。
そして先日、国会で労働者派遣法が改正され、派遣会社は雇用促進のために、派遣登録している方のキャリアアップが義務付けられた。
果たして派遣会社に登録している方に職業訓練やキャリアアップをさせる必要があるのだろうか。
そんなことよりもまずは自らの自助努力でスキルアップするべきだろうし、企業が契約社員制度などを止め、正社員としてちゃんと受け入れ、企業が社員教育するべきではないのだろうか。

契約社員は正社員と異なりボーナスも無く給与面でも苦しいうえ、いつ契約が終了するか不安で、正社員になることを切望している。
しかしこの世界の全てにおいて将来を約束された安全、安定した道などどこにもない。そうであれば契約社員として不満と不安の中で生活することよりも、独立することを考えてみてはどうだろう。
いずれの道もリスクは同じなのだから、自ら独立してリスクを取ったほうがやりがいもある。

悲観的にならずに、もっとのびのびと人生を楽しくトライして欲しい。

written by ゴンザレス 


2015年11月06日

フォルクスワーゲンの排ガス不正事件が世界的に大問題になっている。そして日本国内でも旭化成建材の杭打ちデータの偽装問題、タカタのエアバック破裂問題、それに東洋ゴムの免震偽装など不祥事は後を絶たない。しかも不祥事には命や生活に関わる事象も含まれているので驚いてしまう。
誠実で丁寧な仕事に取組んでいる企業はどのくらいあるのだろうか。ひょっとすると、その企業の方が不祥事を起こしている企業より少ないかもしれない。
大企業はコンプライアンスと言う言葉をやたらと口にするが、本当に守っているのだろうか…疑ってしまう。

確かに成長していくことは大切だが、過度の成長は会社のフィロソフィや文化までも破壊し、会社設立当初の目的や理想までも失ってしまう。
特に大企業では、外部でスカウトした人物を社長に抜擢することもあり、起業した頃の初代経営者の考え方や強い信念を踏襲することはできない。

逆に中小零細企業や町にある小さな老舗の店の方が苦しくても健全な仕事を行っている。彼らはお得意先を大切にし、お得意先が喜んでもらうために日夜努力しており、自らの身の丈に合った成長を考え、きちんとフィロソフィと事業を継続できることを考えている。
企業は身の丈に合った成長でなければ健全な状態を保てないのではないだろうか。そのためには自らの身の丈を知ることが最も大切で、身の丈を決して過大評価してはならない。

フォルクスワーゲンはトヨタと世界中で販売台数の熾烈な競争をしていた。
フォルクスワーゲンは技術を高めることより、低燃費車の生産するためのコストを抑えるために自らの技術を偽ってしまった。その結果、膨大な損害を出すこととなり、ブランドと信頼までも失ってしまった。その代償はあまりにも大きい。

企業は自分の事業領域をしっかり理解し、お客様が喜んでもらうために技術やサービス力を磨いていかなければならない。
そして身の丈に合った経営をしなければならない。

written by マックス 


2015年10月30日

歳のせいか規則正しい生活が板についてきた。
若い頃には考えられなかったが、今では毎朝目覚まし時計を使わなくても6時前に目を覚ます。
目を覚ますと窓を開け部屋の空気を入れ替える。この時期はまだ陽も昇っておらず、暗い中に少し冷めた外気が部屋に流れ込んでくる。洗顔と液体の歯磨きでうがいをし、軽く身体を動かし深呼吸をする。そしてタバコを吸いながらコーヒーを2杯。

頭がはっきりしたところで、ネットで世界のニュースをチェックし、その後1時間半程、読書をする。日本と欧米とは昼と夜が逆なので、僕ら日本人が寝ている間に欧米は活動している。早朝に世界のニュースを先取りすることで、その日の世界の動きが早い時間のうちから予想できる。

早起きは三文の徳と言うがそれ以上の価値があるように感じる。子供の頃、親からは夜遅くに勉強するより朝のほうが集中できるし電気代もかからないので、早起きして勉強しなさいと言われていた。親が言っていたことがこの歳になって、理解できるようになってきた。このことにもっと早く気が付いていれば、もう少しマシな人間だっただろうに…。

逆に夜寝床に入る時間は早くなってきた。
自宅に戻ると真っ先に風呂に入る。仕事後にさっぱりしたいことと、喉が渇くほど身体を温めると風呂上りの冷えたビールがとにかく旨い。晩酌しながらニュースなどを見ていると眠くなってしまう。床に入るとあっという間に眠ってしまう。
秋の夜長と言うが、僕の秋の夜は非常に短い。(秋だけではないが一年中夜は短い)

10月が終わる。朝目を覚まし、窓を開けると吐く息も少しずつ白くなってくる。
もう直ぐ僕の大好きな冬が始まる。

written by モンコ


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