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2015年12月25日

今日で今年最後のブログ更新になる。今年を振り返ってみると何かと頭を下げることが多かった。しかも謝罪で頭を下げることの多い一年だった。
スタッフのちょっとしたミスが引き起こした失敗や、外部の協力会社による過失によるものだ。頭が薄くなってきた僕は謝罪で頭を下げるのは少々辛い(笑)

今年は仕事始めの日からお得意先を謝罪で回るはめに。スタッフと新年会で酒を飲んでいたが、その最中にお得意先からクレームの電話で一気に酔いが覚めた。
お得意先から失敗して叱られ謝罪することは、子供の頃に失敗して親に叱られ謝罪することと大きく違う。そして何ともどんよりとした重い気持ちになってしまう。今年は年初からのクレームだったので直感的に良い年でないと感じた。

しかし失敗によってお得意先とのご縁が切れるまでには至ってはいない。お得意先が寛大な心の持ち主だったのか、それとも今まで培ってきた信頼関係によるものなのだろうか。いずれにしても、お得意との縁が破綻してないので今年は良い年だったのだろうか(笑)

来年は猿年だ。
「猿年は騒ぐ」と言われ、世界的に大きなことが起こり騒がしい年になるかもしれない。しかし僕は来年から少しずつ運気が上向くと直感的に感じ信じている。

生きていくうえで失敗や成功など浮き沈みは何度もあるだろう。
新しい年は仕事をしっかり受注し、そのお礼で頭を下げることを増やしたい。逆に謝罪で頭を下げることは一斉無い年にすると強い意志でいる。そのためには緊張感と集中力を高めて仕事に挑み、たくさんのリスクを回避できる注意力と直感力を高めていかなければならない。

羊の群れが遠ざかり、木の枝を渡り騒ぎながら猿が迫っている。
来年も皆様にとって素敵な年になりますように。

written by マックス


2015年12月18日

どの業界も同じだろうが、僕らの業界は特に「締切」の言葉が付きまとう。随分昔に、上司にこう言われた。

「俺たちの仕事は、時間を売っているんだ!商品の発売日や店のオープンの日時が決まっているのだから、テレビのCMも新聞広告もお得意から指定された日時に広告を出稿しなければ意味がないんだ!何としても素材の締切を守れ!」

「ごもっとも!!」

しかしこの仕事に就いて長年思うことがある。どのくらいの企業が計画性を持って段取り良く仕事をしているのだろうか?多くのお得意先は突然思いついたように仕事を発注してくるので、スケジュールはいつもタイトだ。僕らは仕事を頂戴しているので快くお引き受けするのだが、内心焦燥感にかられてしまう。

社長の鶴の一声で商品の発売日や店のオープン日が決まるわけではないだろうし、事前にマーケティングなど計画的に行われているはずだ。それに企業である以上必ず目標数字があり、当然、四半期ごとの決算数字を管理しているはずだ。優秀な企業であれば、毎月の数字も徹底的に管理しているだろう。
また国内の景気動向などは日々の新聞などで把握できるのだから、総合的に早いうちから広告や販促の計画を立てることはできるはずだ。
ひょっとすると計画などなく思いつきやイメージで広告や販促をしているのだろうか(笑)

今週で年末のタイトなスケジュールも落ち着き、年内の締切はほぼ目途が立った。後は挨拶回りや事務所の大掃除が残っているだけだ。

年が明けると、また締切日が追いかけてくる。
週刊誌などの連載を持っている作家は大変だろうな。

written by マックス


2015年12月11日

ある得意先の方に誘われて久しぶりに夜の中洲に出かけた。ボーナスが出始めたようで中洲は混んでおり、多くの人が酔っ払って高笑いしながら歓楽街を歩いている。

随分昔の話だが、社会人になった年の年末、勤め先の先輩達に中洲に飲みに連れて行ってもらい、そこで奇妙なものを目にした。客で溢れかえる夜の中洲を白のブリーフ一枚で60歳手前のおじさんが千鳥足でヨロヨロと歩いている。足元を見ると靴も履いておらず、僕はあっけにとられその姿を眼で追った。そのおじさんは七三分けで黒縁の眼鏡を掛け、公務員風だった。僕があっけにとられていると一緒にいた先輩がこう言った。

「ぼったくりの店ではしゃいで、持ち合わせが無かったから身包み剥がされたんだろう」
「えっ…身包みを剥がされる?」

そんなことは映画や漫画の世界だけだと思っていたが、現実にあることを僕は知り驚いた。あのおじさんは店でどれだけはしゃぎ、どれくらい請求されたのだろう…。あまりにも強烈だったので今でも脳裏にしっかり焼き付いている。
無事に自宅に辿り着いたのだろうか?自宅に帰って家族の反応はどうだったのだろうか?

僕は一度も客引きに付いて行ったことは無いし、ぼったくりの店に入ったことも無い。今でも歓楽街では客引きの若く軽い男や、ホステスなどが声を掛けている。客引きが多くいるということは、彼らに捕まって怪しい店に連れて行かれる客もたくさんいるのだろう。最近ではやたらと「マッサージいかがですか~」と、片言の日本語で呼びかける中国人風の女性を多く見かける。一体どんなマッサージをして費用はいくらかかるのだろう…。
今日は年末が近づく金曜日だ。今夜もどこかで身包み剥がされている人がいるだろう。

皆さんも調子に乗って酒に酔って身包みを剥がされないように!

written by ゴンザレス


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