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2016年10月07日

スーパーのバイヤーは8月には問屋やメーカーとの商談を終え、8月末から春夏商品を秋冬商品に入れ替える。今の時期の売場は鍋つゆやシチューなどの商品がずらりと並んでおり、メーカーは先行して鍋つゆやシチューのCMを流し始める。
また百貨店では早くも正月のおせち料理の予約受付が始まり、販売初日には数百名がオープン前に並んでいた。スーパーや百貨店などでは2、3ヶ月前から季節を先取りして動く。何とも気の早い業界なのだ。

僕は大の鍋好きで、宴会などで鍋が出るといつも鍋奉行になってしまう。また季節に関わらず僕はよく鍋を食べる。鍋は用意や片づけが簡単なうえ、食材のバランスも良く野菜もしっかり摂ることができるからだ。
ひと昔前は鍋のつゆは市販されておらず、各家庭でだしを取り、鍋つゆを作っていた。しかし最近では多くの食品メーカーが鍋つゆの市場を開拓し、豊富な種類の鍋つゆがスーパーに並んでいる。

先日、スーパーで早速鍋つゆの売場を覗いてみると、今まで見たこともない鍋つゆが陳列されており驚いた。最近の鍋つゆは何でもありのようで、中にはギャグで商品開発しているようなものまである。
「坦々鍋のスープ」、「トマト鍋のスープ」、「塩レモン鍋つゆ」、「和風だしとんこつ鍋スープ」、「ハッシュドビーフ鍋スープ」…。
定番の「ちゃんこ鍋のスープ」や「寄せ鍋のスープ」などは理解できるが、「塩レモン鍋つゆ」、「ハッシュドビーフ鍋スープ」とは、一体何なんだろう。ハッシュドビーフを鍋にせずハッシュドビーフで食えばよいものを。

食品メーカーが新しい商品を開発することで、新しい味覚や選択肢が増えることは良いことだが、余りにも奇抜なものだと敬遠し受け入れないのではないだろうか。
「ハッシュドビーフ鍋」…僕は間違っても食べないだろう。

written by モンコ


2016年09月30日

「シェア」と言う言葉が日本で定着している。そもそも「シェア」という言葉は「共有、分かち合う」という意味だ。
「シェア」にも色々あるようで、「カーシェア」は生活に浸透している。「カーシェア」とは登録を行った会員間で特定の自動車を共同で使用することだが、レンタカーに比べて短い時間で利用できる手軽さに人気があるようだ。企業が手掛けるサービスがあるが、個人で車を所有している場合でも、利用しない時間は他人に車を貸すことで利用料を受け取り、税金や駐車場代の足しにしているそうだ。

また「シェアハウス」というものもある。「シェアハウス」とはリビングや台所、浴室などを共有し、各住人の個室をプライベート空間とする共同生活のスタイルで、今風の下宿のようなものだ。「シェアハウス」は業種や趣味が異なる方が住んでおり、休みの日に住民で交流することで、多種多様の情報を入手することができるという。「シェアハウス」はオフィス業界までサービスが広がっている。

さらに洋服や鞄までシェアするそうだ。TPOに合わせてブランドの洋服や鞄を借りるそうで、単に鞄や洋服をレンタルすることだが、今ではこれも「シェア」と言う。普段使うバックも毎月違うブランドバックに借り替えることで気分も明るくなるという。

このようにシェアする物が増えると、貸す側も借りる側もお互い効率が良い。貸す側は所有物を利用しない時に貸すことで使用料を受け取り、借りる側は無駄な消費を省き必要な時だけ物を借りる。まさに究極のエコ生活だ。
しかし車などの価格が張るものは理解できるが、普段使う洋服や鞄まで広がると、何だかむず痒くなってしまう。デートの時にブランドバックを借りるとは、見栄を張っているように感じてしまう(笑)

「レンタル」は昔からあるサービスだが、「シェア」とうい新しい言葉に変化し流行ることで、そのサービスが新鮮に感じ新しいサービスが生まれていく。
今の若者は物欲が無いと言われるが、「シェア」が更に広がると、ますます消費が冷え込んでしまうことになる。

written by キャサリン


2016年09月23日

江戸時代、上杉鷹山は財政難に苦しむ米沢藩を、また恩田杢は松代藩を再建させた。二人とも自らを律し、藩の財政運営において「入るを図りて出ずるを為す」ことを徹底し、その結果、財政難に苦しむ藩を見事に立て直すことができた。今でもこの二人を参考にする経営者は多い。
亡くなったケネディ前大統領は就任時に、日本の記者に「日本で最も尊敬する政治家は誰ですか」と質問され、ケネディは「上杉鷹山です」と答えたと言う。その場にいた日本人記者たちは誰も上杉鷹山を知らなかったそうだ(笑)

東京の豊洲市場問題や、富山市議による政治活動費の不正受給問題が連日報道されている。その度に政治家は志や信念が全く無く、官僚も行政職員も国民や住民のことを真剣に考えていないのではないだろうと思ってしまう。
政治家などの不正は日本だけで行われているわけではなく、世界中で横行している。また不正は今の時代だけのことではなく、昔から行われていた。しかし長い歴史の中で上杉鷹山や恩田杢のようにきらりと輝く誠実な人物が現れ偉業を成す。

昔は子供の頃、よく家庭や学校で過去の日本の偉人について教えられた。今の子供は偉人の名前を知っていても、その偉人の生き方や偉業を知らないと言う。
たくさんの子供たちに多くの日本の偉人の生き方や偉業を伝えたいと、ある方が会社を興し、全国の子供とその親に日本の偉人についての勉強会を行っている。
その方は子供の頃に偉人の生き方や考え方に触れ学ばないと、志の高い立派な大人にはなれないと言う。

子供より先に政治家や官僚、行政職員、そして上杉鷹山を知らない新聞記者が日本の偉人について学ばなければならないのではないだろうか。きっと日本の過去の偉人たちが時を越えて、日本が直面している問題を解決できる道を示してくれるだろう。
政治家や行政職員の皆さん、しっかりして下さいよ!

written by 彦之丞


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