現職の大統領として、初めてオバマ大統領が原爆慰霊碑の前に立った。
オバマ大統領は原爆慰霊碑に花を捧げスピーチを行った。オバマ大統領が平和公園に滞在したのはわずか1時間足らずであったが、核兵器のない世界へ向けて大きな1歩を踏み出した。
オバマ大統領のスピーチや被爆者と抱き合う姿は、確かに感動した。
しかしアメリカは世界一の核保有国で、しかも大統領専用の核ミサイルを発射するための装置が入ったカバンが広島に持ち込まれている。何だか矛盾していないだろうか。
オバマ大統領が話すように、世界から核兵器をなくすことは大切だ。しかし何よりも考えなければならないことは、核兵器をなくすことではなく戦争をなくさなければならない。
今の兵器はとてつもなく進化しており、無人のドローンやロボットなどの新型兵器がさらに研究されている。近い未来は遠隔操作でテレビゲームのような感覚で戦争が起きるかもしれない。そうなれば戦争を起こしても罪悪感なんて微塵もなくなってしまうだろう。
先の大戦から71年が過ぎ、戦争体験者や被爆者の方が少なくなってきている。実際、政治家の中には戦争体験者は殆どいない。オバマ大統領も安倍首相も先の大戦を体験していない。戦争体験者や被爆者の方が生きている今のうちに、戦争のない平和な世界の実現に向けて、全ての国がひとつになって取り組まなければならない。このままではいずれ世界規模の戦争が起きる可能性がある。
マザーテレサの言葉がある。
「銃や砲弾が世界を支配してはいけないのです。世界を支配していいのは愛なのです」
written by キャサリン
気象庁が3か月予報を発表した。発表によると今年の夏は気温が高く暑くなるようだ。その季節にあった天候でなければ、経済に影響してしまう。今年の夏は飲料やクーラーなどシーズン性の高い商品が予定通り売れるだろう。またブラジルではオリンピックが開催されるので、気分も高揚し景気にとってはさらにプラスになるだろう。
今、インドでは熱波に見舞われているそうで、最高気温が51度に達し、60年ぶりに最高気温を更新したと発表されている。そのため熱中症患者が続出し、首都圏の電力使用量も過去最高を更新したそうだ。また一部の地域では電力の供給が追いつかずに停電が頻発しており、4月以降、300人以上が暑さの影響で死亡したというから驚いてしまう。
「暑い…暑い…」
そう言いながら、死をむかえるなんて苦しいだろうな。
僕は大の風呂好きでいつも温度が40度ほどの風呂に入っている。風呂の温度が42度になると熱くて居心地が悪い。今のインドの気温は僕の入る風呂温度より10度も高い。僕は今までに40度の気温を経験したことがある。何もせずに木陰にいても汗がダラダラと流れ落ちるが、扇風機やサーキュレーターなどは多少機能する。しかし気温が50度にもなると扇風機などは逆効果だろう。まるでドライヤーのように温風を送る装置となってしまうだろう。
もし福岡の気温が50度を超えると、会社はひとまず休みにすることに決めた。しかし自宅にいても電気代がかかるので、図書館にでも出かけ涼まなければならない。
僕は大の夏嫌い。今年の夏は普通の夏であってほしい。
written by ダニエル
岩崎弥太郎が生きていれば嘆いただろう。
不正が企業文化になっている三菱自動車。今回は燃費データ改ざんによる不正問題で大きく揺れている。三菱グループの三菱重工、三菱商事、三菱UFJなどに助けを求めただろうが、資金的に余裕がなく断られたのだろう。焦った三菱自動車は日産に縋り、連休を返上して交渉を重ねたようだ。その後、日産自動車は三菱自動車を救済することを決めた。日産は三菱自動車の株式を34パーセント収得することになり筆頭株主になると言う。
日産は数年前から三菱自動車に軽自動車の生産を委託しているが、今回の燃費データ改ざんを指摘したのは皮肉にも日産だった。
それにしても事件が発覚してから、日産が三菱自動社を救済する決断に至るまでのスピードには驚いた。日産は三菱自動車のデューデリ(資産などの査定)をしっかり行っていないのに記者会見まで開いた。日本の企業と比べ、決断のスピードが格段に違うように感じた。
日産を率いるカルロス・ゴーンはこの問題を千載一遇のチャンスと捉えたのだろう。それとも三菱自動車は日産の策に呑みこまれたのかもしれない(笑)
日産は軽自動車に求められる低コストでの生産ノウハウが乏しく、三菱自動社に比べるとかなり劣るそうだ。また東南アジアでの三菱自動車の人気は非常に高く、日産は逆にその地域で苦戦している。三菱自動車を傘下に納めることで一挙両得だ。
しかし不正が企業文化になっている三菱自動車を厳しく管理し、新しい企業文化を浸透させるには時間がかかるだろう。また今回の問題で生じる補償も全く片付いていないのでリスクは非常に高い。
もし日産が外資企業の傘下ではなく、また日本人の社長であれば、このスピード感で結論を出すことはできなかったと思う。日本企業で日本人の社長であれば、何度も取締役会を開き、リスクを勘案し、責任の所在を考え、とにかく長い時間を要しただろう。
将来、この日産の決断が良い結果をもたらすのか、それともその逆なのか。結果が出る頃までカルロス・ゴーンは日産の社長として采配を振っているのだろうか。
written by マックス