今週に入って気温が下がり、止っていた季節が秋へと動き始めた。過ごし易い時期なので体への負荷も少なく、何か新しいスポーツなどはじめるには良い時期だ。
若い頃、上司からこの業界は接待ゴルフが多いからと、古いゴルフクラブを譲り受け、いきなりゴルフ場に連れて行かれた。僕は打ちっぱなしにすら行ったこともなく、ルールも理解していなかったので、その上司にルールやスイングの基本を教えてもらいながら初めてのコースを回った。
そのゴルフ場は名門でキャディーさんが付いた。僕は練習もしないままのデビュー戦だったので、キャディーさんはとにかく大変だっただろう。僕が打つボールを何度も探しに行き、後続のグループが迫ってくるとキャディーさんは気を揉んでいた。そして僕がとんでもない方向にボールを打つと、大声で何度も叫んでいた。
「ファ~!ファ~!!」
僕は上司にあの叫び声は何ですかと、尋ねた。
「お前が変なところにボールを打つから、もし人がいて当たったら危ないから警戒するように大声を出しているんだ!」
「へ~。ファ~って面白いですね」
18ホールを回り終わると疲れた様子のキャディーさんが僕にひと言。
「今度は練習してから来てね!!」
その後、打ちっぱなしで何度も練習し、ゴルフ場に出かけたが、スコアは全く揮わなかった。僕は上司に貰った古いゴルフクラブを後輩に譲り、ゴルフを辞めてしまった。今でもたまにゴルフに誘われることがあるが断っている。
朝起きて、気持ち良い新鮮な空気を吸うと、もう一度ゴルフでも始めてみようかと考えるが、あのキャディーさんのひと言が胸に刺さっているので躊躇してしまう。練習場では「ファ~」の大声を聞いたことがない…近くの打ちっぱなしでも行ってみようか。
ちなみに今日でブログ更新200回!しかしよく続いているな…。
written by ゴンザレス
スーパーのバイヤーは8月には問屋やメーカーとの商談を終え、8月末から春夏商品を秋冬商品に入れ替える。今の時期の売場は鍋つゆやシチューなどの商品がずらりと並んでおり、メーカーは先行して鍋つゆやシチューのCMを流し始める。
また百貨店では早くも正月のおせち料理の予約受付が始まり、販売初日には数百名がオープン前に並んでいた。スーパーや百貨店などでは2、3ヶ月前から季節を先取りして動く。何とも気の早い業界なのだ。
僕は大の鍋好きで、宴会などで鍋が出るといつも鍋奉行になってしまう。また季節に関わらず僕はよく鍋を食べる。鍋は用意や片づけが簡単なうえ、食材のバランスも良く野菜もしっかり摂ることができるからだ。
ひと昔前は鍋のつゆは市販されておらず、各家庭でだしを取り、鍋つゆを作っていた。しかし最近では多くの食品メーカーが鍋つゆの市場を開拓し、豊富な種類の鍋つゆがスーパーに並んでいる。
先日、スーパーで早速鍋つゆの売場を覗いてみると、今まで見たこともない鍋つゆが陳列されており驚いた。最近の鍋つゆは何でもありのようで、中にはギャグで商品開発しているようなものまである。
「坦々鍋のスープ」、「トマト鍋のスープ」、「塩レモン鍋つゆ」、「和風だしとんこつ鍋スープ」、「ハッシュドビーフ鍋スープ」…。
定番の「ちゃんこ鍋のスープ」や「寄せ鍋のスープ」などは理解できるが、「塩レモン鍋つゆ」、「ハッシュドビーフ鍋スープ」とは、一体何なんだろう。ハッシュドビーフを鍋にせずハッシュドビーフで食えばよいものを。
食品メーカーが新しい商品を開発することで、新しい味覚や選択肢が増えることは良いことだが、余りにも奇抜なものだと敬遠し受け入れないのではないだろうか。
「ハッシュドビーフ鍋」…僕は間違っても食べないだろう。
written by モンコ
「シェア」と言う言葉が日本で定着している。そもそも「シェア」という言葉は「共有、分かち合う」という意味だ。
「シェア」にも色々あるようで、「カーシェア」は生活に浸透している。「カーシェア」とは登録を行った会員間で特定の自動車を共同で使用することだが、レンタカーに比べて短い時間で利用できる手軽さに人気があるようだ。企業が手掛けるサービスがあるが、個人で車を所有している場合でも、利用しない時間は他人に車を貸すことで利用料を受け取り、税金や駐車場代の足しにしているそうだ。
また「シェアハウス」というものもある。「シェアハウス」とはリビングや台所、浴室などを共有し、各住人の個室をプライベート空間とする共同生活のスタイルで、今風の下宿のようなものだ。「シェアハウス」は業種や趣味が異なる方が住んでおり、休みの日に住民で交流することで、多種多様の情報を入手することができるという。「シェアハウス」はオフィス業界までサービスが広がっている。
さらに洋服や鞄までシェアするそうだ。TPOに合わせてブランドの洋服や鞄を借りるそうで、単に鞄や洋服をレンタルすることだが、今ではこれも「シェア」と言う。普段使うバックも毎月違うブランドバックに借り替えることで気分も明るくなるという。
このようにシェアする物が増えると、貸す側も借りる側もお互い効率が良い。貸す側は所有物を利用しない時に貸すことで使用料を受け取り、借りる側は無駄な消費を省き必要な時だけ物を借りる。まさに究極のエコ生活だ。
しかし車などの価格が張るものは理解できるが、普段使う洋服や鞄まで広がると、何だかむず痒くなってしまう。デートの時にブランドバックを借りるとは、見栄を張っているように感じてしまう(笑)
「レンタル」は昔からあるサービスだが、「シェア」とうい新しい言葉に変化し流行ることで、そのサービスが新鮮に感じ新しいサービスが生まれていく。
今の若者は物欲が無いと言われるが、「シェア」が更に広がると、ますます消費が冷え込んでしまうことになる。
written by キャサリン