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2017年02月24日

年齢を重ねると興味心が薄れワクワク、ドキドキすることがなくなってしまうようだ。
若い頃、バレンタインデーが近づくとワクワク、ドキドキしていた。小学生や中学生の頃はバレンタインデーの当日に下駄箱を覗くと、手紙と一緒にチョコが置かれていた。高校生になると僕は男子校に通っていたので下駄箱の中にチョコは無かったが、通学路や電車の中で他校の女子からチョコをもらったこともあった。男子校の下駄箱にチョコが置かれていると逆にぞっとしてしまうだろう(笑)
決して僕はモテていたわけではないが、その頃はチョコを贈る方も貰う方も多感な時期で、恋愛など多くのことに興味がり、お互いワクワク、ドキドキしながら生活していたのだろう。

今年のバレンタインは飲み屋のお姉さんから郵便で小さなチョコが送られてきた。お得意先の担当者から日頃の感謝でチョコを頂いた。どちらのチョコも恋愛感情は全く感じなかったが有難く頂戴した。この年になると昔のようにバレンタインでドキドキ、ワクワクすることは減ってしまった。
僕は広告という世界で生きているので、恋愛はしなくても毎日ドキドキ、ワクワクしながら多くのことに興味を持って仕事をしなければならない。

実は僕は「死ぬまでに実現させるノート」と名付けたノートを持っており、死ぬまでにやりたいことを見つけると、そのノートに密かに書いている。「死ぬまでに実現させるノート」に書かれていることは引退後に実現させる計画で、そのノートを開くといつもワクワク、ドキドキしてしまう。

「真っ青な空の中でスカイダイビングをやる!」
「砂埃の中を走るヌーの群れを気球に乗り上空から見る!」
「モナコのホテルのベランダでワインを飲みながらF1レースを観戦する!」…

ワクワク、ドキドキすることが減った今、「死ぬまでに実現させるノート」に書いたことを直ぐにでも実現し、ワクワク、ドキドキした気持ちを仕事に活かすべきなのかもしれない。しかも引退してからだと結構、体力が必要なものも多く、体力があるうちに前倒しで実現するべきではないだろうか。
「ワクワク、ドキドキ…」

written by ゴンザレス


2017年02月17日

サザエさん一家もこの報道を聞き落ち込んだのではないだろうか。
140年もの歴史があり、約17万人の社員を抱える名門企業の東芝が債務超過に陥った。一流大学を卒業し、晴れて東芝に就職した人も多いだろう。彼らは自信と誇りに満ち溢れ、約束された未来を信じ入社したはずだが、今では債務超過で苦しむ企業に籍を置き、先の見えない不安を抱えている。今後、東芝はサザエさんの提供すらできなくなるのではないだろうか。

債務超過とは資産より負債が多いことで、企業の資産を全て売却し負債の返済に充てたとしても全ての負債を返済することができない状態だ。債務超過の会社の株主はその会社が解散した時点で全ての株券は紙切れ同然になってしまう。また債務超過の企業に銀行が融資することはなく、現在、貸出ししている融資を直ぐにでも引き上げることになる。
背に腹は変えられない東芝は黒字部門の事業を他の企業などに切り売りし、債務超過から免れるために資金調達を急ぐことになる。多くの企業やファンドがその黒字部門を虎視眈々と狙っているだろう。

名門の大企業でもトップの考えや方針で債務超過に陥ってしまう。
東日本大震災で福島の原発が大事故を起こし、世界中で原発依存への意識が変化する中、東芝はアメリカの原子力会社を買収し、その買収で大きな損失を被ってしまった。きっと大きな経営判断のミスや不正があったのだろう。
彼らは時代の潮流を読みきれず、また上場しているにも拘らず、不正会計を行うなどトップには全く倫理観は無く、名門企業の志高い文化はいつの間にか廃れてしまった。

数年前に起こった不正会計問題からV字回復を目指していた東芝。きっと社員も歯を食いしばって明るい未来に向けて挑戦していたはずだ。その最中に起きた今回の債務超過で17万人の社員はこれからどうなるのだろうか。15年ほど前に路頭に迷ったことがある僕は他人事とは思えない。

桜の開花時期が報道され始めた。国内で福岡が桜の開花が一番早いそうだ。
長い冬が終わり、春が訪れると桜が一斉に開花する。冬が終わり春の来なかった年は一度も無く、桜の咲かなかった春はない。苦境に立たされている東芝の社員も長い冬を耐え、しっかりと素敵な花を咲かせてほしい。

written by マックス


2017年02月10日

「機を見るに敏」と言うが、最近は好機と分かっていても直ぐに動かない人間が多いようだ。
好機が訪れたことに気付かないのか、それとものんびりしているのか…。
もし時代が戦国時代で、戦の最中に好機が訪れたとき、躊躇せず敵に攻撃を仕掛けなければ戦に破れ首を刎ねられてしまうことになる。

戦国時代、甲斐の戦国大名だった武田信玄は「風林火山」という文字を軍旗に記し、戦場に出掛けた。「風林火山」とは「疾やきこと風の如く、徐かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し」の意で、好機と思うや敵に知られないように静かに素早く進み、勢いよく敵に襲い掛かり、敵を倒す。そして奪ったその敵地からは是が非でも動かないと言うことだ。
武田信玄は日頃から家臣たちにそのことを教え、家臣は忠実にそれを実践していたのだろう。また武田軍は日頃より諜報活動を行い敵の動きを掌握しており、絶好の機会を見逃すことがなかった。

日々、営業活動を行っていると多くの機会に出会う。その機会が今後を左右するターニングポイントで、好機であったり、逆に危機であったりする。どちらにしてもその時の素早い行動で結果は大きく左右される。
そのターニングポイントでしっかり頭を使い、策を練り、素早く正しく行動することで、好機でも危機でも最良の方向へ導くことができる。

「機を見るに敏」これは経験で身に付いていくのだろう。若いうちはターニングポイントに差し掛かったとき、それがターニングポイントなのか分からないことの方が多く、時間が経過し結果が出て、初めてあの時がターニングポイントだったと気付く。
だから若いうちは多少バカになって全ての機会を好機と思い機敏に動いたほうが良い。また若いうちは策を練っても良い策が浮かばないので、「当たって砕けろ」ぐらいの気持ちで丁度良いのではないだろうか。

好機は直ぐに通り過ぎていくので決して逃してはならない。そしてターニングポイントでの素早い行動で人生は大きく左右される。

written by SDB-1


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