毎年恒例になったカンボジアのボランティア活動に今週末から出かける。帰りの飛行機は深夜、経由地のマレーシアを出国し、翌朝、福岡空港に到着する。飛行機は狭いので、うとうとするだけで殆ど一睡もできず、ヘトヘトで福岡空港に到着する。
世界中が物騒なので海外に出かけるのはあまり気乗りしないが、お得意先のお誘いなので断わることはなく出かけている。数年前に更新した僕のパスポートはカンボジアの出入国のスタンプだけが並んでいる(笑)これから先、プライベートでカンボジアに出かけることはないだろう。
旅は好奇心旺盛な若い時期に沢山するべきだ。引退後に海外に出かける人は多いが、若い時期に旅に出かけることと、老いて旅に出かけるのでは見る世界や感じる世界は全く異なるはずだ。
僕は学生の頃、アメリカに1ヶ月ほどホームステイをした。ホームステイ先でのんびりすることはなく、毎日のように外に出かけボストン、ワシントン、フィラデルフィア、ニューヨークを周遊して見て周った。見るもの全てが新鮮で、アメリカの大きさにとにかく驚いてしまった。
また幸せなことにホストファミリーが温かい家族だったので、カナダのナイアガラの滝まで連れって行ってくれ、そこでキャンプを行った。
このような体験を引退後で行うとヘトヘトに疲れてしまうだろう。若い頃と違い食事も量より質を好むようになっているはずなので、アメリカの馬鹿でかいステーキを見て喜ぶより拒絶してしまうだろう。僕は既に大きなハンバーガーよりご飯と味噌汁が体に合うようになってしまっている(笑)
とにかく若く元気なうちに沢山旅に出かけ、見聞を広げ感受性を養わなければならない。僕は毎年カンボジアにだけ出かけている。ひとつの国を深堀する年齢ではないので、カンボジア以外の国にそろそろ出かけようと思っている。
written by ジェイク
お得意先の周年事業の準備などで慌しい日が続いている。そこに次から次へと仕事が舞い舞い込んで来きており、心身ともに負荷がかかっている。仕事は面白いもので、慌しくなると更に仕事が仕事を呼んでくる。心身に負荷がかからないように年間でバランスよく仕事を頂ければ良いのだが…お得意先の都合なので仕方がない。しかし仕事が無く時間を持て余しているわけではないので有難い。
僕の叔母は東京で上場企業の営業として定年まで第一線で仕事をこなした。彼女は独身だったので定年後は自由に友人と世界中を周り楽しんでいたようだ。しかし高齢になると旅に出かけることはもちろん、自宅から出かけることも減り認知症を発症してしまった。結局、僕の母が姉である叔母を引き取ったが、叔母はみるみるうちに弱っていく。
そんな姿を見ていると、明日は我が身のように感じてしまう。人間はあまりに多くの時間を持つと、心身ともに弱ってしまうのだろう。そう考えると、過労死するほど仕事をする必要はないが、緊張感が多少あり脳を活発にさせながら仕事をすることは良いことなのだろう。
慌しい時間が続くと、のんびりした時間を求めてしまうが、逆にのんびりした時間が続くと慌しい時間を求めてしまう。時間もお金も同じ性質を持っているようで、時間もお金も程よく、バランス良く持っていることが大切なのだろう。ホンダのCMのコピーではないが「最高にちょうど良い」ぐらいがベストだろう。
僕もいずれ仕事を辞めるだろうが、その後の生き方をしっかり考えておかないと、叔母のようになってしまうかもしれない。いくつになっても最高にちょうど良く仕事や活動を行わなければならない。
written by ゴンザレス
日本の代表する大企業であるトヨタ自動車が焦っている。
僕が若い頃は多くの若者がスポーツカーに憧れ、車を保有する事がひとつの夢だったが、今の若者は車に憧れは無く、スマホを片手に安く簡単にカーシェアリングを利用しているそうだ。今では一日に世界中で約300万人がカーシェアリングを利用していると言う。そして数年後には世界の車の保有台数は今の半分になると予測されており、車の所有を前提にしたビジネスモデルは崩壊すると言われている。
自動車産業は日本の基幹産業で、どの産業よりも関わる企業が多く裾野は広い。今の保有台数の半分になると大企業であるトヨタ自動車も揺らいでしまうだろう。リーマンショックで破綻してしまったアメリカのゼネラルモータースはトヨタ自動車との熾烈な販売戦に敗れ、今は販売台数を追いかけず移動のためのサービスを提供する会社へと大きく舵を切り、カーシェアリングに積極的に参入している。
また近い将来、自動車は自動運転になるだろう。当然、タクシーも自動運転になり、タクシーにはラッピング広告が施され、車内では広告を見せ、走るメディアに変貌し広告費を賄えることになる。そして乗車料は今より随分と安価になるか、もしくは無料になるかもしれない。そうなればタクシーの利用が多くなり、個人で自動車を保有することは必要なくなってしまう。
先日、広告業界の近い将来を想像したが、近い将来、自動車業界にも大きな変化が訪れそうだ。技術の進歩は大きなパラダイムシフトを繰り返し、時代は様変わりしていく。そして大きなパラダイムシフトは人間の仕事を180度変化させてしまう。
将来、生き残る業種はどのようなものだろうか。また将来どのような企業が生き残っていくのだろうか。
written by マックス