お彼岸で墓参りに出掛けご先祖に線香をあげ手を合わせた。その後、先日亡くなった叔母の納骨のため教会に出掛け讃美歌を歌った。仏教、キリスト教が入り乱れて頭が混乱しそうだったが、日本は宗教が自由だから良しとするか。
古くから日本人は異なる文化を多く受け入れ、その文化を独自に進化させてきた民族なのだが、よくよく考えると日本人にはあまりポリシーが無いのかもしれない。日本の年間行事はヘンテコで、年初めに正月を祝いおせちを食べ、2月のバレンタインデーでは大切な人にチョコをプレゼントする。彼岸には先祖に手を合わせるために墓参りに出掛け、お盆には仏壇に手を合わせる。そしてクリスマスにはサンタが来ると喜んで、ケーキを食べる。最近はハローウィンまで定着し、仮装して大騒ぎだ。また結婚式もクリスチャンでもないのに教会で挙げ、葬式では坊さんがお経をあげて戒名を頂く。何とも不思議な国民だ。
現在、世界中でたくさんの火種がくすぶっている。中国では習近平の独裁政治が長く続くようで、ロシアのプーチンも選挙で再選を果たし四半世紀も政治の頂点に君臨する。現在、中国やロシアは多くの国と関係がギクシャクしている。またアメリカではアメリカファーストを掲げるトランプが狂った政治を行い、世界各国からの輸入品に関税を掛けようと叫んでいる。また最近では北朝鮮問題で対話主導のティラーソン国務長官が解任され、北朝鮮との首脳会談はどうなるのだろうと心配している。
その中、日本の政治は森友問題で安倍政権が大問題になっているが、そんなことに時間を割いている暇はあるのだろうか。確かに自殺者まで出ているので、しっかりと経緯や事実確認を行わなければならないのだが…。
先日、ある本を読んだ。日本人は与えられた問題を解くのは得意だが、自ら問題を設定することが下手で、日本企業は欧米企業が設定したテーマに追いつくだけの時代では最強だったが、今の時代のように自らがテーマを設定しなければならない時代では、日本企業は世界から取り残されると、辛辣なことが書かれていた。要するに将来進むべき道を自ら論理的に考えることができず、問題や課題を与えられなければ、前進できない民族のようだ。
AI、ロボット、宇宙ビジネスなど世界の国は未来のテーマをきちんと設定し、たくさんのイノベーションが起こり、技術革新は速度を増し広がっている。その中で日本は森友問題で政界もメディアも大騒ぎだ。
日本人は単に祭り好きの目出度い民族なんのかもしれない。
written by ベルハルト
週末に以前勤めていた会社の上司が来福し数年ぶりに会食をした。
以前、彼は東京から福岡に単身赴任しており、僕が広告の業界で駆け出しの頃にマーケティングなどの知識、それに論理的に思考することなど多くを教えてくれた。
また公私ともに随分とお世話になった方で、僕の人生において良い影響を与えてくれた一人だ。(悪い影響を与えるアホな上司もいたが…)
彼に随分とお世話になったので、僕は最大級のおもてなしをしようと福岡で名の通った一流の店を予約した。お互い年齢を重ねているので、そうお酒を飲まないだろうと思っていたが、彼が河豚のひれ酒を注文したことでお互いの肝臓にエンジンが掛り、日本酒を随分と頂きほろ酔いに。
彼は料理の一品一品に舌鼓を打ち満足していたので、僕は多少恩返しができたと嬉しく思った。
過去の記憶は駆け足で遠くへと過ぎて行くが、上質な時間と旨い酒は過去の記憶や意識を蘇えらせてくれるのだろう。
翌朝、目を覚ますと、ふと当時のことを思い出した。
彼が単身赴任を終え東京に戻ることになり、僕は送別会の幹事を引き受けた。
まず彼の送別会のポスターを制作し、取引会社にポスターに社名を告知するので協賛してほしいと脅し、協賛品を提供してもらった。
更に取引先の制作会社も脅し、彼を囲んだたくさんの思い出の写真を映像にしてもらった。
送別会当日はソファー付きのリムジンバスをチャーターし、馴染みの飲食店にテイクアウト用の料理を用意してもらい、その料理と酒をリムジンバスに積み込み車内を飾りつけた。
最後にリムジンバスの外のフロントに彼の名前の入った横断幕を結び付け、送別会の準備は整った。
そしてリムジンバスに仲間全員が乗り込むと彼との待ち合わせ場所へ向かった。
待ち合わせ場所で彼は横断幕がはためくリムジンバスを見て驚いていた。
彼がリムジンバスに搭乗すると走るリムジンバスの中で宴会が始まった。
大騒ぎのリムジンバスはトワイライトの福岡の湾岸道路を走って行く。
リムジンバスの中ではいくつかイベントが行われ大いに盛り上がった。
そしてリムジンバスが帰路に向かうと、制作していた映像を車内のモニターで放映した。
確か映像のBGMはイーグルスの「ラストリゾート」だったと記憶している。
その映像を見ながら彼は感極まったのか、涙をにじませていた。
最後にリムジンバスのフロントに結び付けていた横断幕を彼にプレゼントした。
彼はあの横断幕を今でも持っているだろうか?次回再会することがあれば尋ねてみよう。
上質な時間と旨い酒でないと過去の素敵な記憶を思い出すことはできないのかもしれない。
written by マックス
先週、朝起きると右足の踝に痛みがあった。右足を妙な格好で寝ていたので足を寝違えたのではないかと思った。その日の午後にはその踝の痛みは強くなり、さらに腫れだし普段通り歩くことも困難になった。
「まさか痛風…」
翌日まで様子を見ていたが痛みはさらに強くなり腫れも大きくなったので、整形外科に出掛けた。レントゲン、血液検査を行い先生からは痛風の恐れがあると言われ、週明けには血液検査が出るので再度通院するよう言われ、薬をもらって病院を出た。僕は酒とたばこ以外はかなり健康に気を遣っており、痛風になるような食生活はしていないのでショックだった。(酒とたばこで十分健康を害しているが…笑)病院でもらった薬を服用し湿布をすると週末には痛みと腫れは無くなった。
今週、検査結果を聞くために再度病院に出掛けた。先生は検査結果表を見てこう言った。
「尿酸値は標準内なので痛風ではないと思いますが、標準内の数値でも直近の食事の影響などで痛風のような発作が出ることもあります。しかし今のところは心配することはないので、あまり気にせず今まで通りの生活を送って下さい」
「そうですか。良かったです。しかしあの痛みと腫れは何だったんでしょう?」
「あなたが言うように、長時間、変な体勢で寝たことで足に負担がかかり、捻挫と同じ症状が踝に出たのかもしれませんね」
病院からの帰り道、痛み始めた朝を思い出していた。
「何であげん右足ば変な格好で寝とったっちゃろ…あっ、あいつが俺に引っ付いて寝とった!」
足の痛みを感じた朝、僕はベッドから落ちないように右足を妙な格好で踏ん張っていたようで、右足の痛みで目が覚めた。すると僕の左に愛犬であるアホ犬が鼾をかきながら引っ付いて爆睡していた。
このアホ犬は僕の休みの日をちゃんと理解しており、休みの日に僕が外出しようとすると「何で私を置いて出掛けるの!」、そんな目をして僕に纏わりついてくる。逆に仕事の日には出掛ける僕を完全に無視しているが、仕事から帰宅すると大喜びで纏わりついてくる。
とにかく食べることと寝ること、それに僕といることが大好きなアホ犬だ。あんなに僕にべったり引っ付いて寝るということは、ここのところ相手されずに寂しかったのかもしれない。今週末はアホ犬と一緒にいてあげよう!
written by モンコ