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2023年04月28日

いよいよ明日からゴールデンウィークだ。3年ぶりに新型コロナウィルスの規制は解除され、今年のゴールデンウィークは多くの人が旅行やレジャーに出掛け道路は渋滞するだろう。この時期は休暇の日だけ車を運転するホリデードライバーが増え、交通事故も増加する。2年前のゴールデンウィーク、自宅近所の道路で猛スピードの車に中学生が跳ねられ、事故現場に駆け付けた僕はその中学生の心臓マッサージを行った経験がある。くれぐれも車の運転は気を付けて欲しい。

ところで100年に1度の移動革命とも言われる「空飛ぶクルマ」は、世界で開発競争が加速し、すでに日本やアメリカ、ドイツ、イギリスのメーカーが日本での実用化に向け、車体の型式証明を得ようと国土交通省に申請しているそうだ。日本では「空飛ぶクルマ」は2025年の大阪万博での実用化を目標に、先日、大阪城公園でテストフライトが行われた。

そして「空飛ぶクルマ」は早くも予約販売がスタートした。この「空飛ぶクルマ」は2人乗りで航続距離は最大約10km、垂直離着陸の機能により滑走路や舗装路などが不要で、インフラ設備に左右されない自由な移動を実現するという。この「空飛ぶクルマ」の価格は驚くことに2億円で、運航や整備それに格納庫の費用は別途掛かるそうだ。航続距離が10㎞と短いのに一体誰が買うのだろうか…。

将来、「空飛ぶクルマ」は飛行機と比べると部品が少なく、大量生産することで長期的には製造や整備に掛かるコストを抑えることができ、自動運転によってパイロットが必要なくなり運航費用も抑えられるそうだ。

一般社団法人日本自動車工業会の発表によると、世界の車保有台数は2020年に約15億3,000万台で、人口1,000人当たり197台、5.1人に1台普及している。もしこの車の台数が全て「空飛ぶクルマ」に代われば、空は「空飛ぶクルマ」で埋め尽くされる。地上を走る車とは異なり「空飛ぶクルマ」が空中で事故を起こせば、地上の建物も巻き込んだ大きな事故に繋がるので、安全性はもちろん法整備も慎重に行わなければならない。

しかしなぜ「空飛ぶクルマ」と呼ぶのだろうか?アニメ「ドラえもん」の中でタケコプターが描かれているので「○○コプター」で良いのでは?先週のブログでAIのことを書いたが、まるでSF映画のような未来がすぐそこまで迫っている。

それでは皆さん車の運転にはくれぐれも気を付けて素敵なゴールデンウィークを!

来週は祝日でブログはお休み♪

2023年04月21日

今週、福岡では早くも気温25℃を超え夜は寝苦しく、大嫌いな夏がそこまで近づいていると思うと、少し気が重くなる。来週末はゴールデンウィークに入るが、皆はどんな休暇を過ごすのだろう。僕は親父が生死を彷徨っているので自宅で過ごすことになる。

ところで最近はAI「チャットGPT」が話題になり多くのメディアで取り上げられている。GPTとは「Generative Pre-trained Transformer」(Generative:文章を生成する、Pre-trained:事前学習した、Transformer:変換・変形)の略で、アメリカの企業OpenAIが開発した自然言語の処理技術だ。GPTは大量の文章やデータを自ら学習し文章を生成することができ、その技術をチャットボットに応用したのが「チャットGPT」だ。

これまでのチャットボットはあらかじめ用意されたテンプレートに沿って会話をするので、限られた回答しかできなかったが、「チャットGPT」は自ら学習し、ユーザーの発言などに応じて自然な返答を生成することができる。近い将来、自然言語の処理技術はさらに進み「チャットGPT」は自然な会話で声のトーンや表情、そしてジェスチャーまで対応できるようになると言う。

AIの技術がさらに進めばどんな未来が訪れるのだろうか?車椅子の宇宙物理学者スティーヴン・ホーキング博士は生前、AI(人工知能)が人類に与える脅威について次のように語っている。

「AIは独自の意思を持ち始める可能性があり、AIは人類にとって最悪、もしくは最良の結果をもたらす可能性がある。AIやロボットは既に人間から仕事を奪い始めているが、同時に社会を前向きな方向に変える力を秘めている」

さらにAIは我々が想像するよりもずっと早く進化を遂げ、数十年後には人間の知性を超える可能性があると博士は語り、世界中の技術者にこの脅威を前提に正しい認識を持ち、業界のガイドラインや法の整備を検討すべきだと語っている。

近い将来、亡くなった人が生前に経験したことや学習したこと、またその人の価値観や思考などをAIに学習させると、その人と同じ声のトーンや表情で会話ができるようになり、この世を去った親父もAIで蘇るかもしれない。

「こらっ!何ばしよるとか!」(ヤバいな…笑)

それはそれできっと楽しいだろう。

2023年04月14日

桜は新緑の葉に身を纏い葉桜へと姿を変え、もう直ぐ皆が待ち望むゴールデンウィークだ。以前、ゴールデンウィークは殆どの企業で暦通りに出社していたが、最近はゴールデンウィーク中の平日も休みにする企業が増え、今年は最大9連休になる人も多いだろう。新型コロナウィルスが落ち着ついた今年のゴールデンウィークは観光地などで大きな混雑が予想される。

医療機関では新型コロナウィルスの影響は今でも続いており、親父が入院する病院では患者との面会は週に1度10分、面会の人数は3人までと制限されているが、容体の悪い患者のみ面会は週に3度と緩和されている。

2週間前に親父は肺炎で熱を出し容体が悪化したので、今は週に3度見舞いに行っているが、面会時間は10分なので直ぐに制限時間になってしまう。親父の容体は多少安定しているようだが、見舞いに行っても親父は目を閉じていることが多く話し掛けても反応しない。そこで短い時間だがスマホで親父の好きだった音楽を聴かせることに。

親父は美空ひばりと生年月日が同じで美空ひばりのファンだったので、彼女の歌「川の流れのように」を親父の耳元で流した。すると驚いたことに親父は目を開け潤んだ目で歌のサビを口ずさんだ。

「あ~あ~♪…」

その時、僕は思った。

(ひょっとすると、親父はこの歌の歌詞のように川の流れに身をまかせ、穏やかな死を望んでいるのではないだろうか…)

以前、親父とお袋はお互い延命処置をしないと約束していたが、嚥下障害になった親父は3年も食事ができず経管栄養や点滴を受け生き永らえている。これも延命処置で親父の意思とは違うとお袋と口論になったが、意識があるうちは生かしてあげたいとお袋は言う。自然界では自ら食べることができなくなる時は死を表す。あの百獣の王ライオンも高齢になり獲物を捕らえることができなくなると、自ら死に場所を探し藪の中に姿を消すと言う。しかし人間は自ら意思で死に場所を探すことは難しい。

「あ~あ~♪川の流れのように~穏やかにこの身をまかせていたい。あ~あ~♪川の流れのように~いつまでも青いせせらぎを聞きながら~♪」

とにかく親父が穏やかで安らかな死を迎えられるよう切に願っている。

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