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2022年12月23日

先日、事務用品を買いに近所の100円ショップに出掛けると、お菓子の棚に「サクマ式ドロップス」が置いてあったので、つい懐かしくて手を伸ばした。「サクマ式ドロップス」は数種類のフルーツ味のドロップがレトロな缶に入っており、多くの人に愛されたロングセラー商品だ。このドロップの歴史は古くスタジオジブリのアニメ映画「火垂るの墓」にも登場し、僕も子供の頃にドロップを口に頬張って遊んでいた。ドロップの入った缶をポケットに入れて走るとカラン、カランと音がした。ドロップを製造している佐久間製菓は新型コロナウィルスの影響や原材料高騰のため来年の1月に廃業するそうで、「サクマ式ドロップス」は114年の歴史に幕を下ろす。何とも寂しい…。

さて、購入したドロップを舐めながら、年初に掲げた目標の採点をしてみよう。今年は「選択と集中」で例年より目標の数を減らしたが、果たして採点結果は…。

目標1.「旅に出る」⇒20点
新型コロナウィルスの影響で出張や旅行は数年控えていたが、9月に入ると新型コロナウィルスの感染も落ち着いたので、愛犬Q次郎を連れて長崎に出掛け、さらに高齢の義理の両親に会いに沖縄にも出掛けた。「Q、来年はもっと一緒に旅に出ような!」、「ワン!」

目標2.「英会話を上達させる」⇒20点
4月から毎日、ラジオ講座で英語の学習を始めたが、8月から歯医者に3か月も通い治療を受け、それを境にラジオ講座を中断している。来年から再開しよう。

目標3.「健康診断を受ける」⇒0点
毎年、この目標を掲げているが、今年も健康診断には行かなかった。来年こそ勇気を出して健康診断に出掛けよう。毎晩、晩酌しているから肝臓の数値が良くないだろうなぁ…。

目標4.「登山を始める」⇒20点
登山の入門書を2冊読んだので若干の知識は付いたが、登山には出掛けていない。入門書を2冊読んだことを評価し20点とした。2年前から挫けずスポーツクラブに通って筋トレをしているので、筋トレを目標にしていれば100点だったのだが…。

今年の採点も散々な結果だった。来年こそ目標が達成する1年にしたいと考えている。来週から冬休みに入るので、今日が今年最後のブログ更新になる。
「それでは皆さん良いお年を!」

2022年12月16日

早いもので今年も残すところ僅か2週間となり、ブログの更新は後1回になった。毎年、年間約50回のブログ更新があるので年初は気が重いが、年末になるとブログの更新も少なくなりホッとする気持ちと、どこか寂しさを感じる。

ところで報道によれば岸田首相は令和9年度以降、防衛費を約4兆円に拡大し財源の4分の3については、歳出改革や剰余金、国有資産の売却益などで捻出し、残りの約1兆円強を国民の税負担で賄うと言う。
増税の対象は主に法人税を軸にしているようだが、驚いたことに東日本大震災の復興のための「復興特別所得税」を転用する案まで浮上しており本末転倒だ。また「たばこ税」の増税も挙げており喫煙している僕にとっては耳が痛い話だ。「たばこ税」を増税するのであれば、肩身の狭い喫煙者にもう少し敬意を表し感謝するべきではないだろうか。
そもそも4兆円の防衛費の根拠はどこにあるのか?その予算をどう使うのか?4兆円で日本を防衛できるのか?予算ありきで考える前に、もっと具体的に合理的に国家予算を組むべきではないだろうか?政治家はバカなのだろうか?

今や日本国民は給料の多くを税金と社会保険料で引かれている。消費税、所得税、法人税、住民税、固定資産税、都市計画税、宅地開発税、法定外目的税、復興税、自動車税、自動車重量税、ガソリン税、酒税、たばこ税、相続税、贈与税など…。思いついただけ書いたが、日本には約50種類もの税金がある。
岸田首相は先月にも自動車への「走行距離税」など意味不明の税金導入の検討で騒ぎになったが、さらに退職金課税の強化や相続税の強化も検討しており、政府は国民の懐をまるで銀行のATMとでも思っているかのようだ。
そもそも増税を議論する前に、無駄な予算を全てカットするべきだ。日本の国会議員の人数はアメリカより約200人も多く、日本の国会議員の報酬は世界議員年間報酬ランキングでは3位だが、各種議員の手当てを含めると世界1位の水準になる。ちなみに日本の国会議員の年間報酬は約3,000万円でアメリカは約2,000万円だ。
これだけ優遇されているにも関わらず国会中に爆睡している議員も多いのだから、完全に国民をバカにしている。税金と名目でお金を毟り取られる日本は民主主義ではなく、民主主義の着ぐるみを被った社会主義国のようだ。
そろそろ海外移住を真剣に考えなければならない。

2022年12月09日

忘年会など飲み会の増えるこの時期は飲酒運転も増加し、福岡では連日のように飲酒運転で検挙された報道が続いている。僕は以前、福岡商工会議所から依頼され、福岡市役所前の広場に飲酒運転撲滅のモニュメントをプロデュースしたことがあり、飲酒運転の増えるこの時期に大きな事故が起きないか心配になる。

ところで昔は飲酒運転に対する罰則は無く、道路交通法が制定されたのは1960年だと言う。道路交通法が制定された当初は、「飲酒運転を全面的に禁止するのは少々やりすぎではないか?」との声も多く、基準値が呼気1ℓ中のアルコール量が0.25mg以上の場合のみ運転が禁止されていた。その根拠は当時の飲酒運転の実験で呼気1ℓ中のアルコール量が0.15mg以上で運動能力に影響が出始め、0.25mg以上で心身機能にも影響が及んだからだと言う。ちなみにビール中びん1本、日本酒1合、ウィスキーダブル1杯程度飲んでも呼気1ℓ中のアルコール量が0.25mgに満たないそうだ。
しかし基準値未満の酒気帯び運転はやっても良いと誤解を招くことから、1970年に基準値に関係無く飲酒運転は全面的に禁止された。また罰則は基準値である呼気1ℓ中のアルコール量が0.25mg以上の場合の酒酔い運転とされ、違反点数15点、2年以下の懲役または10万円以下の罰金となり、基準値未満の酒気帯び運転では違反点数6点、3か月以下の懲役または5万円以下の罰金と多少厳しくなった。それでも飲酒運転は全国で日常的に繰り返され、当時、僕も酒気帯び運転で検挙され免停処分になった経験がある。

その後、2006年に福岡市の海の中道大橋で起きた飲酒運転事故を境に飲酒運転撲滅の気運が一気に高まった。この事故は福岡市職員が居酒屋などで飲酒後、車を運転し海に架かる橋の上で家族5人乗りのRV車に追突し、追突されたRV車は橋のガードレールを突き破り約14m下の海面に転落。そしてRV車に乗っていた幼い子供3人が溺れて死亡した痛ましい事故だった。
そして事故の翌年の2007年に道路交通法はさらに厳しく罰則化され、今では酒酔い運転は違反点数35点で5年以下の懲役または100万円以下の罰金、酒気帯び運転は違反点数25点で3年以下の懲役または50万円以下の罰金となった。また飲酒運転者だけではなく運転手の周辺者に対する罰則も設けられた。

酒を飲む機会の増えるこの時期はもちろん、日頃より飲酒運転をしてはならない。酒を飲むと気は大きくなり冷静な判断はできなくなってしまう。もし飲酒運転で人身事故でも起こしてしまったら、家族はもちろん周りの多くの人を悲しませてしまうことになり、本人や家族は一生、十字架を背負って生きることになる。
「飲んだら乗るな、飲むなら乗るな」この言葉に尽きる。

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