甥っ子は将来安定した仕事に就くようにと親からアドバイスを受けているそうだ。『安定』を辞書で調べると「物事が落ち着いて、激しい変動のないこと」とある。この世界にそのような安定した仕事などあるのだろうか。
歴史から考えると産業やエネルギーは時代と共に大きく変化している。産業は農業、林業、水産業など自然から直接資源を採取する第一次産業から、鉱工業、製造業など自然から採取した資源を加工する第二次産業へと変化し、さらにサービスや情報などを取り扱う第三次産業へ移行している。またエネルギーも蒸気から石炭に代わり、そして石油に移行した。今は石油から電力へ時代は移り、自動車も電気自動車の普及が著しい。
産業やエネルギーのパラダイムシフトは長い年月を経て起こっているが、これからの時代は通信の速度が速くグローバル化によって世界が繋がっているので、今後、産業やエネルギーのパラダイムシフトはますます加速していくだろう。産業やエネルギーが大きく変化すると、それに伴って仕事や職種も大きく変化し衰退と発展を繰り返す。歴史を振り返れば栄枯盛衰の浮き沈みがはっきりと見えてくるのだが、安定を求める人は歴史をあまり学習しておらず、時代の流れや動きを正確に捉えていない。
それではこれからに時代を生きるために何が大切なのだろうか?
これからの時代を生きるためのキーワードは「変化」と「スピード」だろう。まるでカメレオンのように変幻自在に時代の色に合わせ自らを変化させ、素早い動きで情報を握り行動することが大切だ。若いうちに力をしっかり身に付け、将来に渡って勉強し、常に生きた情報をインプットしながら、その情報を利用していかなければならない。
そして「虎穴に入らずんば虎子を得ず」という有名な故事があるように、自らでリスクを取りリスクに負けない強い意志と能力で、果敢に挑戦していかない限り何も得ることはできないだろう。
世界中で唯一安定している仕事は国家公務員だろう。しかし安定した仕事の代表格である国家公務員ですら、国家が破綻してしまうと職を失ってしまう。ギリシャがデフォルトし経済危機に陥ったことは記憶に新しい。日本も借金が増え続けているので、いずれデフォルトする恐れもある。
若い方は時代の流れをしっかり見据え、果敢に挑戦してほしい。
written by マックス
先日、映画「僕のワンダフル・ライフ」を観て涙した。この映画はコメディータッチで描かれた心温まる物語で、ベイリーという犬が主人公だ。あらすじはイーサンと言う少年が子犬の命を救い、その子犬はベイリーと名付けられイーサンに飼われることに。ベイリーは自分の命を救ってくれたイーサンを最愛の人だと確信し、彼の傍にいて彼を守ることを誓う。堅い絆で結ばれイーサンとベイリーは共に成長していくが、犬の寿命は人間よりはるかに短く、ついにベイリーは老いて死んでしまう。しかし死んだベイリーは最愛のイーサンに会いたい一心で別の犬として生まれ変わる。そして3度目の生まれ変わりで、中年になったイーサンと再会することができ、ベイリーはイーサンと再び幸せに暮らすことになる。
この映画を観て僕は3か月前に亡くなった愛犬Q太郎が恋しくなった。そこでネットでブリーダーが直販しているサイトを見つけ、ミニチュアダックスの子犬を探した。どの子犬も同じような顔でQ太郎の生まれ変わりのように感じる子犬はいなかった。何度かそのサイトに訪れ閲覧していると、あるミニチュアダックスの子犬に目が留まった。その子犬を紹介する写真の背景に以前Q太郎に買ってあげたぬいぐるみが映っていた。そのぬいぐるみは僕が東京出張の際にホテルでQ太郎にお土産として買ったもので、ペットショップには売っていない。さらにその写真にはQ太郎に買ってあげた緑色のおもちゃも写っていた。
「うわ!この子の後ろにQ太郎に買ってやった同じぬいぐるみとおもちゃが写っとる。こいつQ太郎の生まれ変わりかもしれん!!」
2週間が経ちそのサイトを再度閲覧するとまだその子犬は売れていなかった。僕はこの子がQ太郎の生まれ変わりで僕を待っているのではないかと思い、ブリーダーに連絡し会いに出掛けた。ブリーダーに会い事情を話すと彼は笑いながらこう言った。
「へー、あのぬいぐるみを持っていたんですか?あのぬいぐるみはペットショップには売っていないんですよ」
そして僕はその子犬に会わせてもらった。その子犬は何ともかわいいおとぼけ顔の雌の子犬で、僕はきっとQ太郎の生まれ変わりだと信じ譲ってもらうことにした。
連れて帰りその子犬の名前を一先ず「千代丸」と名付けたが、どうしても間違えて「Q」と呼んでしまうので、その子の名前を「Q次郎」と改め「Q」と呼ぶことにした。そしてQ太郎の生まれ変わりのミニチュアダックスの子犬と新しい生活が始まった(笑)
Q太郎もそうだったがQ次郎も早朝からご飯をねだって僕を起こす。そして部屋中で楚々をするので、片付けと躾の毎日が始まった。後2度ワクチンを打つとQ次郎はいよいよ散歩デビューする。
「さぁ、ワンダフル・ライフの始まりだ!Qちゃんありがとう」
written by ゴンザレス
今年は台風のあたり年のようで毎週のように日本に台風が上陸し、週末も今年最大の台風が日本に向かって来ているので既に台風被害の出ている地域が心配だ。子供の頃、台風で停電すると、懐中電灯や蝋燭に明かりを灯し、トランプなどをして遊んだことを覚えている。当然、ご馳走やケーキはないが季節外れのクリスマスのようで、どこかワクワクして1日が長く感じられた。
以前、ある番組で大人になると時間が経つことが早く感じるのは、大人は子供の頃に比べトキメキが減ってしまったからだと言っていた。時間の感じ方は心がどのくらい動いたのかが重要で、 言い換えるとトキメキの多さで時間の過ぎる速度が異なって感じるそうだ。
例えば子どもの食事を考えると、
「今夜のご飯は何かな? どんな味なのかな? 作り方は? …。うわぁー、星形の人参の入った大好きなポテトサラダだ! 」
など、食事でもたくさんのトキメキを感じるが、大人の食事はただ食事をするという事実だけでトキメキをあまり感じることがないそうだ。そのため子どもは食事をする際も様々な感情が生まれ時間が長く感じるが、大人は単に食事をしただけで時間が短く感じると言う。
このように生活のあらゆる場面でトキメキを感じる機会が多いのか、少ないのかによって、時間の過ぎる速度が異なって感じる。また大人になると毎日の生活が同じ作業の繰り返しで、毎日の生活が単調に感じられ印象に残る出来事も子供の頃と比べ随分と減少してしまう。そのためトキメキが日常生活から消えていき、トキメキを失った大人の1年はあっという間に過ぎるように感じられるそうだ。
それでは大人になってトキメキを感じるためにはどうすればよいのだろうか。それは非日常体験を沢山することが大切だ。例えば今まで訪れたことのない町を旅行で訪れ、その町で生活している人に出会い、異文化に触れ、味わったことのない食事を取る。また新たな趣味やスポーツなどにチャレンジすることでトキメキは増えていくだろう。そして年齢を重ねても素敵な恋をしても良いのではないだろうか。
明日から気持ちの良い秋の3連休だ。3連休の一晩くらい自宅の照明を全て消し懐中電灯や蝋燭で過ごすのも良いかもしれない。いずれにしても折角の3連休なのだからトキメキをたくさん感じて過ごしたい。
ちなみに僕の三連休はトキメキ目白押しだ!
written by ゴンザレス