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2019年03月29日

今年も無事に確定申告を終え多少還付金が戻ってきた。還付金が戻ってくると臨時のボーナスを貰ったようで妙に嬉しくなってしまう。しかし毎年還付金が戻ってくるこの時期に決まって自宅の家電の調子が悪くなり、今までにエアコン、炊飯器、洗濯機、パソコン、それに掃除機まで買い替える始末。今年は何とテレビの調子が悪くなり、時々画面に大きな縦縞が出現するようになった。来年はオリンピックの年なので今年の暮れにはテレビを買い替えようと計画しているので、今のテレビにもう少し頑張ってもらいたい。

ところで確定申告はサラリーマンには無縁だと思っている人が多いようだが、税金の知識を知っていることで税金の控除は増える。まず「特定支出控除」という制度というものがあるが、この制度はサラリーマンが仕事をする上で必要と認められた費用のうち、給与所得控除額の2分の1を超える分が税金の控除対象になる制度だ。以前は給与所得控除の全額を超えた分とハードルは高く設定されていたが、現在は給与所得控除の2分の1を超えていれば問題ない。さらに「特定支出」に認められる項目も以前より増え現在は「資格習得費」、「研修費」、「通勤費」、「帰宅旅費」、「転居費」、「図書費」、「衣服費」、「交際費」と対象が広がった。ただし特定支出控除を受けるには条件があり確定申告時に領収書の添付が必要で、勤めている会社から仕事の直接費用としての証明書を発行してもらわなければならない。(興味のある人は国税庁のホームページで確認を!)
特定支出控除以外にもサラリーマンは医療費控除もある。医療費が家族分を含めて10万円以上を超えると控除対象になる。また病院に通院する際の交通費やドラッグストアなどで購入できる特定の市販薬の費用も含まれる。
さらに「ふるさと納税」や「iDeCo」を活用すると控除額は大きくなり、サラリーマンでも税金を取り戻すことが可能だ。
国は税収を増やしたいのでわざわざ節税のノウハウを国民に教えることはなく、自ら情報を入手し知識を身に付け実践しなければ節税することはできない。
社会人になってからは書物やその道のプロから教えてもらわないと、知識や情報を補うことはできない。幅広い知識と情報を身に付けることで人生は少しずつ豊かになっていく。

今年の還付金は貯金に回し将来の旅費に充てる予定なので、テレビが壊れないことを祈っている。テレビが壊れたとしても今ではネットでニュースを読めるし、ラジオを聴きながら暮らすことも悪くない。

written by 彦之丞

2019年03月22日

東日本大震災から8年が過ぎ、あのショッキングな出来事も記憶から少しずつ風化している。地震だけではなく、リーマンショックのような大きな経済ショックも時間の経過とともに風化してしまう。ショッキングな出来事には必ず予兆があるのだが、過去に経験したショッキングな記憶が風化してしまうと、その予兆を見逃してしまう。今年に入り大きな経済ショックの予兆を感じる。

アメリカではリーマンショックで落ち込んだ経済を立て直すため、景気対策の一環として利下げが行われたことで、個人の金利負担が減り住宅や自動車などの購入が促され、また同時にカードローンの利用も大きく伸びた。しかし数年前から景気回復に伴ってアメリカは利上げに動き、金利は上昇し家計債務が膨らんでいるという。
日本でもマイナス金利などの金融緩和で銀行の収益は著しく低下し、収益源のひとつとして銀行はカードローンを収益の柱に置いた。銀行カードローンは無担保で利用目的を問わずにお金を借りことができるため利用者は増加した。しかし昨年頃から利用者は返済能力を上回ってカードローンが利用しているようで、減少傾向にあった個人の自己破産件数が昨年は約7万3千件に上り、一昨年と比べると6.2%も増えたそうだ。
アメリカや日本だけではなく金融緩和を行ったEU諸国でも個人の債務が膨らんでおり、膨張した債務はいずれ破裂しそうだ。

不動産業界でも変化がみられる。現在、福岡でマンションは以前ほど売れていないようで、800万円キャッシュバックやモデルルームとして使用した部屋の家具や家電を全てプレゼントするなど、目を見張るような広告が目立つようになった。どうも福岡の不動産の価格は天井を付け、在庫過多になっているように感じる。そろそろ不動産価格は大きく下落するかもしれない。大都市の東京などでは不動産価格はすでに下降していると容易に想像できる。こうして世界を見渡すと大きな経済ショックが起こる兆しが見受けられる。

ところでVIX指数というものがある。米国の株式指標S&P500のオプション取引を基に算出した指数で、別名「恐怖指数」と言われる。今年初めに世界中の株価が大きく下落した時期にVIX指数は跳ね上がり、その後、少し落ち着きを取り戻している。まるで嵐の前の静けさのようだ。(ちなみにネットでVIX指数は確認できるので、興味のある方は一度調べてみてはいかが?)

春になり冬眠していた動物がそろそろ目を覚ます頃だ。僕はこれから冬眠に入ろうと考えている。ここ数年は大きな買物や大きな投資は控え様子を見ることにした。

written by マックス

2019年03月15日

季節の変わり目は天気が不安定で嵐のような日が多くなる。去っていく冬と訪れる春が鬩ぎ合い、先週から風が強く雨の日が続いている。しかしもう少しすると桜の便りが日本を横断し本格的な春が訪れる。
3月入り就職活動が解禁され多くの学生が就職活動に出掛けている。今週、お得意の会社説明会に参加し今の就職活動を肌で感じた。毎年思うことだが、今の学生はどうして全員黒のスーツで就職活動に出掛けるのだろう。就職活動に参加している学生は全員同じ顔で烏合の衆に見えて仕方ない。もっと自分らしい個性的な服装で会社説明会に出掛けても良いのではないだろうか。裁判官も黒の衣装を身に纏っているが、あれは何色にも染まらずに公平にジャッジするというメッセージが込められている。今の学生も就職活動中は訪問先の企業の色に染まらないように努めているのだろうか。

昔と違いこれから就職する学生は何も考えずに就職先を探すより、未来をしっかり見据え就職を考えないといけない。日本は少子高齢社会で、今のところ右肩下がりに人口が減り続けており、今後、国内の消費も減っていくだろう。
産業界では日本のお家芸だった技術力は低下し、世界の企業ランキングでも順位を下げている。日本の基幹産業である自動車は非常に裾野が広い産業だが、これから自動車メーカーはIT企業の下請で自動車を造る時代が訪れそうで、日本を代表するトヨタ自動車も危機感を露わにしている。
また日本の政治家は算数ができないようで、毎年歳入より歳出が大きく、マイナスを国債で穴埋めしてしまう。ちなみに2018年の日本の一般会計の歳出は約98兆円で新規国債を除く歳入は約65兆円で約33兆円もマイナスだ。これが企業であればとっくに倒産しているだろう。このままでは日本の経済はさらに冷え込み、今の学生が高齢になる頃はゆとりのある老後は送れない。だから日本でポテンシャルの高い業界に就職するか、視野を広げて海外に飛び出すべきだろう。
因みにこれからの日本でポテンシャルの高い業界は観光、農業だと僕は思っている。世界的に人口は増加傾向で食糧は不足してきており、農業は大きなポテンシャルがあると思う。また日本は独自の文化を保有しているので、オリンピック後も海外からの観光客は増加すると予想できるのでツーリズムに関わる仕事も面白いだろう。

学生諸君!これからの日本ではボーっと生きてはいけない。ボーっと生きていると5歳のチコちゃんに叱られるぞ。

「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

written by ベーダー

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