明日からゴールデンウィークだが、今年就職した新社会人にとっては初めての大型連休で、故郷に帰省する人、友人と羽を伸ばす人、またはのんびりと過ごす人など、それぞれが楽しみにしているだろう。
新社会人の多くは緊張した日が続き、憧れた職場で理想と現実とのギャップに戸惑いを感じている中での長期休暇だ。
ゴールデンウィークが終わると休暇モードから抜け出すことに苦労し、また休み明けに5月病になり職場が更に息苦しく感じる人も中にはいるだろう。
僕は堕落した学生生活を送っていたので、毎朝、定時に会社に出勤できるか不安でストレスを感じていた。
就職して初めてのゴールデンウィークはこの長い休みが終わらないことを心底願っていた。
今年も僕はゴールデンウィークに「博多どんたく」に参加する。
決して祭り好きの出たがりの性分ではないが、お得意先のパレード隊をプロデュースしているので、仕事として毎年参加しており、5月3日は何年も休んでいない。
昨年、一昨年は2年連続で雨の影響を受け5月3日のパレードは中止になった。
特に昨年はパレードのスタート直前まで晴れていたが、低気圧が突然発達したことで雷と突風、それに雹の混ざった土砂降りの雨で急遽中止になった。
パレード中止後、1時間も経たずに天気は回復し晴れ間が広がった。まさに青天の霹靂で唖然としてしまった。
この歳になると大型連休だからと、どこか旅行に出掛けるわけでもないので、毎年、仕事で「博多どんたく」に参加することに不満はない。
ましてこの時期はどこに出掛けても人も車も混雑しており何をするにも費用が割高なので、ゴールデンウィーク明けにのんびりと出掛けようかと思っている。
僕のようにゴールデンウィークに仕事をしている人は意外に多い。
小売店、飲食店、交通機関、テーマパーク、そして多くのサービス業…。
このような業界に就職した新社会人はゴールデンウィークでは休みが無いのでのんびりする間もなく、5月病にもならず仕事と職場に早く慣れることができるのかもしれない。
どちらが良いのだろうか。
それぞれのゴールデンウィークが始まる。
事故にも合わず素敵な休暇を過ごしてほしい。
僕はハッピ姿でインカムを付けて博多の大通りをパレードしている。
written by ゴンザレス
3年ほど前から株式投資を始め、新聞はもちろん週刊の経済誌にも目を通し、また株式投資に関する分厚い本は50冊以上読み、徹底的に研究を行ってきたが、結局、成果はでなかった。それどころか今年に入り元本割れが続いているので、ここで見切りをつけて株式投資を止めることにした。毎年、年初の抱負に株式投資の目標利回りまで掲げていたので、非常に残念に思う。「石の上にも3年」と言うが、3年経っても結果が出ないのであれば、僕には向いてないと判断した。恰好の良い表現だと「勇気ある撤退」、恰好の悪い表現だと「惨敗し諦める」だろう(笑)
株式投資を振り返ると、個別の企業の決算書をしっかり読みファンダメンタル分析をし、テクニカルチャートを眺め売買を行うが、手間がかかるうえ市場の大きな下落をもろに受けることもあり、一喜一憂する日々が精神的にも健全ではないように思える。日常の仕事をこなしながら株式投資に時間を割き、更に休日まで返上することが何よりもったいないと感じた。
そこで新たな投資法を探し勉強を始めた。次の投資法はインデックスファンドで、読書で知識を補っているが、読書では疑問点を即座に質問できないので、インデックス投資を約20年近く行い、複数のインデックス投資の本の著者に連絡を取り、先日、東京に会いに出かけた。彼は僕に新しい投資のヒントを教えてくれた。来月もその方にコンサルティングをしてもらう予定だ。次回会う時にはこのヒントを更に深堀するためのアドバイスをもらうことにしている。
何故、僕がそこまで投資に真剣に向き合うかと言うと、投資のノウハウを身に付けることで眠っているお金に仕事をさせ、仕事の報酬と投資による利回りでダブルインカムを狙っているからだ。
僕の周りを見渡すと、仕事に精を出し頑張っているのだが、余裕のお金が無く窮屈な生活を送っている人が随分といる。僕が投資をマスターし、お金に窮屈な生活をしている人を助け、窮屈な生活から解放できればと考えている。お金が全てではないことは理解しているし、お金はあの世に持っていくこともできない。しかしお金が無いことで自由が減り、常に我慢する生活では、一度の人生を楽しむことができない。お金は自由を手に入れるための手段で、お金が無いことで時間や行動空間、それに自分の夢や楽しみの範囲を狭めてしまう。
5月末までにしっかりと再投資プランを準備し、リトライする計画だ。
「同じ轍は踏まない!」
written by マックス
先日、モーツアルトが亡くなる直前に生涯最後に作ったオペラ「魔笛」に出掛けた。このオペラはベルリンのオーケストラによる迫力のある音楽、オペラ歌手の美しい歌声、プロジェクトマッピングによる幻想的な映像が融合した斬新的なステージだ。
僕はオペラに出掛けるのは初めだったので、オペラを理解することは難しいと考えていたが、オペラのストーリーが映像で表現されており、日本語訳もあったので「魔笛」の世界にスムーズに引き込まれた。時代を超えて多くの人に愛される上質な芸術に触れることで感性は豊かになる。
最近、テレビを見ると感性や教養を豊かにするような番組は全く無い。毎日、今のテレビ番組に触れているとバカになってしまうのではないかとさえ思ってしまう。特にバラエティー番組は暇つぶしにもならないし、報道や情報番組でお笑い芸人が司会を務める番組は視聴者をバカにしているのではないかと思ってしまう。
無知なお笑い芸人に評論家などが知識や常識を教え、視聴者をまるで無知なお笑い芸人と同じように考えているのではないかと感じる。しかも訳の分からない〇〇評論家と名乗る人間がやたら多すぎる。軍事評論家、教育評論家、ネット評論家、お笑い評論家、アイドル評論家…彼らは一体何者だろう。
慌しく過ぎる毎日の生活の中で、少しでも上質で豊かなものに触れる時間を大切にしないと本当にお笑い芸人のようになってしまうのではないだろうか。質よりも視聴率を重視した番組作りは日本人の感性を破壊している。ある独占企業による視聴率調査データにも疑問はあるが…。
またウケ狙いのインパクトだけを追求したCMもやたらと目に付く。インタレストとインパクト重視で多くの企業が注目されるCMを制作し投下するので、その企業の上質なブランドイメージを醸成することはできない。またCMで話題を創出しネットで拡散することを狙っているため、CMのクオリティーと同レベルの人にしか拡散されない。いずれにしてもテレビ番組がつまらないので、テレビ媒体に接触する人は年々減少している。
広告業界に数十年身を置いているが、広告業界やマスコミ業界ほど不思議で変な業界はないように思う。ひと昔前の広告業界には知的で感性の豊かな人はいたが、今はあまり見なくなってしまった。
written by チュグアナ