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2016年04月22日

テレビ、携帯電話、それにタブレットの警報音が一斉に鳴り出した。携帯電話とタブレットはいつも音が鳴らないようにマナーモードに設定しているので、警報音が鳴り出した瞬間、何が起こったのか全く理解ができず、その数秒後に大きな揺れを感じた。
テレビからは熊本にある町が震源地であるとアナウンサーが話しているが、夜のことだったので、被災地の様子がはっきりと分からない。
「大きな被害が出ていなければ良いが…」

翌朝、テレビから熊本の被災地の映像が飛び込んできた。会社に出て直ぐにテレビ局に出稿スポンサーのCM状況を確認し、お得意先に状況を報告。同時に相談のうえCMをACに差替える作業を粛々と行った。数年前の東日本大震災時の頃を思い出した。当時もACの差替え対応で本当に大変だった。
そしてACのCMを多く目にすると妙に重い気分になってしまう。

週末、殆どのテレビ局では熊本地震の特番が編成されており多くのCMはACに差し替えられていた。その特番では多くの悲惨な映像が流れていたが、中には崩壊した家屋の中から生後間もない赤ちゃんが無事に救出されたと嬉しい報道もあった。
不安と恐怖の中で心温まる出来事は多くの人に勇気と希望を与えてくれる。

遠方の親しい数人の方から心配の連絡をもらった。
「地震大丈夫ですか?揺れたでしょう?何か必要な物があったら遠慮なく言って下さい!」
「大丈夫!普段から酔っ払って体が揺れているから問題ないよ」
そう返した。
気にかけてもらって本当に有難い。こんなときに連絡をくれるのは、会うと決まって夜通し酒を飲んでいる連中だ(笑)

被災された多くの方が早く日常の生活に戻れること心から願っている。
そして雄大な阿蘇の大自然を心安らぐ風景だと、受け入れられる日が早く来ることを願っている。

written by モンコ

2016年04月15日

最近、老眼が進行している。医者からは早いうちから老眼鏡を使ったほうが、進行を遅らせることができると言われたが、ある年齢になるまでは老眼鏡を掛けないと決めているので、今のところ耐えている。
仕事上、文字校正をすることが多いので、小さい文字は愛用のルーペを使用しながら行っている。このルーペはドイツ製の四角のカードタイプのもので、カバーからレンズを引き出すと、小さなライトが点灯するので暗いところでも使える優れものだ。

先日、文字校正のためにルーペを取り出し、カバーからレンズを引き出すと、ライトが点かなかった。電池が切れと思い電池を交換してみると、ライトが点いたり点かなかったり、どうも内部の接触が悪いようだ。一瞬、買い換えようかと思ったが、長く使用していたので愛着があった。
そこで修理しようとメーカーのホームページを覗いてみた。ホームページには修理のページは記載されていなかったので、ホームページにあった問合せ先にメールを送ってみることに。

「御社の商品を大切に使っていましたが、ライトが点かなくなり、電池交換をしてみました。ライトは内部で接触が悪いようで、点いたり点かなったりします。修理したい場合はどうすればよいのでしょうか?」

すると翌日、メーカーからメールの返信があった。
「お世話になります。営業の〇〇と申します。弊社商品をご愛用いただきまして誠にありがとうございます。弊社にて無償修理いたします。商品を私宛に送っていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。」

保証書すらないのに無償で修理してくれることに僕は驚いた。もう一度メーカーのホームページをよくよく調べてみると、この企業はドイツの老舗レンズメーカーで、商品力が非常に高く、しかもレンズは生涯保証をしていると書かれていた。
ブランドはある出来事によって頭の中に強烈に構築されることがある。たった一人の嬉しい体験が拡散していくのだろう。ちなみに僕もこうしてブログに書いている(笑)

このメーカーは老眼鏡も製造しているので、僕がある年齢になって老眼鏡を買う際は、このメーカーの老眼鏡を購入しようと決めた。

written by ベルハルト

2016年04月08日

昨年まで日本企業は好調だと言われていたが、実際のところ実力ではなく為替の影響が大きかったようだ。今年に入って為替が円高に振れ始めたことで、今期の業績の見通しは厳しいものになっている。

日本は輸出企業が多いため為替に左右されることが多い。しかし業績を為替変動によるものと結論付ける経営者はいかがなものだろう。当然、為替の変動は恒常的に起こり、それを見越して経営戦略を立てることが不可欠だ。
世界中の消費者に魅力的な商品を提供し続けていれば、為替にそう振り回されることはないだろうし、商品価格に転嫁することもできる。

アップルのスティーブ・ジョブスは天才だったのだろう。物が溢れるこの時代で、今までに無かった商品カテゴリーを創出した。そして製品化された商品の美しさには驚いてしまう。

新しく商品カテゴリーを創出することは企業名を歴史に刻むことができる。
新しい商品カテゴリーは世界中の誰もが今まで見たことがなく、使ったこともなく、使い方も想像できない。そして一度使うと便利で手放せないものだ。新しい商品カテゴリーを創出することは消費者のニーズを調査することで創出されるのではなく、研ぎすまされた想像力から創出されるのだろう。

スティーブ・ジョブスは想像力がズバ抜けたもので、その想像を実現するために、一斉の妥協を許さず、更に強い推進力を持っていた。想像することからイノベーションが起こり、その想像力が世界を大きく変える。

想像力を磨くためには見聞を広げ、過去の事象を深く理解し、多くの人と違う考え方をしなければならない。そして美も追求しなくてはならないのだろう。
スティーブ・ジョブスはSONYに憧れた。近い将来、日本企業の中から彼を超える人物が出現して欲しい。

written by マックス

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