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2015年10月30日

歳のせいか規則正しい生活が板についてきた。
若い頃には考えられなかったが、今では毎朝目覚まし時計を使わなくても6時前に目を覚ます。
目を覚ますと窓を開け部屋の空気を入れ替える。この時期はまだ陽も昇っておらず、暗い中に少し冷めた外気が部屋に流れ込んでくる。洗顔と液体の歯磨きでうがいをし、軽く身体を動かし深呼吸をする。そしてタバコを吸いながらコーヒーを2杯。

頭がはっきりしたところで、ネットで世界のニュースをチェックし、その後1時間半程、読書をする。日本と欧米とは昼と夜が逆なので、僕ら日本人が寝ている間に欧米は活動している。早朝に世界のニュースを先取りすることで、その日の世界の動きが早い時間のうちから予想できる。

早起きは三文の徳と言うがそれ以上の価値があるように感じる。子供の頃、親からは夜遅くに勉強するより朝のほうが集中できるし電気代もかからないので、早起きして勉強しなさいと言われていた。親が言っていたことがこの歳になって、理解できるようになってきた。このことにもっと早く気が付いていれば、もう少しマシな人間だっただろうに…。

逆に夜寝床に入る時間は早くなってきた。
自宅に戻ると真っ先に風呂に入る。仕事後にさっぱりしたいことと、喉が渇くほど身体を温めると風呂上りの冷えたビールがとにかく旨い。晩酌しながらニュースなどを見ていると眠くなってしまう。床に入るとあっという間に眠ってしまう。
秋の夜長と言うが、僕の秋の夜は非常に短い。(秋だけではないが一年中夜は短い)

10月が終わる。朝目を覚まし、窓を開けると吐く息も少しずつ白くなってくる。
もう直ぐ僕の大好きな冬が始まる。

written by モンコ

2015年10月23日

この時期になると壮年期の症状である乾燥肌で身体が痒くなる。特に冬場は痒さが増し皮膚も荒れてしまう。先日、以前からお世話になっている皮膚科へ乾燥肌の塗り薬を貰いに出かけ、その際、以前から気になっていた髪が薄くなってきたことも相談した。
先生は僕の頭を見ながら、僕の父の頭はどうだったかと聞いてきたので、50代半ばから薄くなったことを伝えると、笑いながらこう言った。
「君も間違えなく壮年期による薄毛ですな。そんな歳になったんですよ!」
「…」
僕はテレビCMでやっている皮膚科で処方してもらえる発毛剤について尋ねてみた。すると先生はあの薬は金額が張るうえ、副作用のリスクがかなり高いのでお勧めしないとのことで、代わり薬局で買える「リアップ」を勧められた。

早速、「リアップ」のホームページを覗いてみると、薄毛にも色んなタイプがあるようで、イラストで自分がどのタイプの薄毛なのかチェックできるようになっている。しかしこのイラストがあまりにもひどい。イラストは薄毛というより完全にハゲており、あまりのひどさに噴出してしまった。僕は抜け毛が多く薄くなってきているもののまだハゲてはいないので、どのイラストのタイプにも当てはまらないようだ(笑)

先日、ある宴席でこの話をすると、元サッカー選手のアルシンドの頭が話題になった。アルシンドは国の文化が違うためなのか、河童のようにハゲていることを全く気にせず、何一つ隠すことなく自分を曝け出している。僕がアルシンドのような頭だったらどうしているだろう。

不思議なもので人は誤魔化しや隠し事を見つけると、何故かそれを暴きたくなってしまう。
よし!薬局に「リアップ」を買いに行こう。誤魔化さずに自毛を取り戻そう!
しかし「リアップ」は本当に効くのだろうか(笑)

written by ジェイク

2015年10月16日

景気回復によるものか最新の有効求人倍率は1.23倍と高い水準だ。一方、正社員の有効求人倍率は0.76倍とシビアな数字になっており、日本の労働者全体の約3分の1が非正規雇用者だそうだ。多くの企業は正社員を減らし人件費の固定化を抑制している。非正規雇用は必要な時に雇用をし、逆に必要が無い時はカットできるので企業にとっては都合がいい。

非正規雇用者は所得が少なく将来も見通せないので節約志向が強い。これから高齢者が増え消費が薄くなっていくのに労働者まで消費に消極的となると、日本の経済に悪影響を及ぼしてしまう。政府は1億総活躍と訳の分からないスローガンを掲げたが、このままでは日本は夢も希望もない国になってしまうだろう。
僕らが就職する頃は派遣社員と言う言葉を聞いたことはなかった。バブルの頃だったこともあり、ほぼ100%就職できていたように記憶している。

当時、僕は大学卒業後、就職する気は無く独立しようと考えていた。卒業式が近づく中、大学の就職課から呼び出され、進路が決まっていないのは君だけだと叱られた。友人からの説得もあり、卒業式直前に興味があった広告業界への就職活動を始めた。当然、卒業するその年の春の就職活動は当の昔に終わっており、就職課にある資料を基に多くの広告会社に採用状況の連絡を取った。
「翌年の募集はまだ行っていません。えっ、今春?もうとっくに採用は終わっています!」
当然の返事が返ってくる。諦めずに広告会社にかたっぱしから連絡をしていると、中途採用を行う会社があり、電話口で先方の方からうちの中途採用試験に受けてみては?と言われ中途採用試験に挑むことに。
試験は筆記試験と面接があり15名ほどの応募者が受験した。僕は筆記試験が苦手だったので、気合を入れて面接に挑んだ。ちなみに僕にとっては初めての面接だった(笑)
その結果、2名が採用され、その中に何故か僕がいた。
僕は4月の就職に間に合い晴れて社会人になれた。

もし今の時代であれば僕は間違えなく非正規社員になっているだろう。今の時代、一度レールを踏み外すと元のレールに戻ることができない時代に感じる。あの頃が全て良かったとは思わないが、当時は社員を大切に育てる日本型経営がしっかり根付いており、情熱のある人には同じようにチャンスがあったように感じられる。

「非正規雇用」この言葉も何とかならないのだろうか?まるで正規品ではない、まがい物のように感じる言葉だ。

written by マックス

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