ちらほらと桜が咲き始め、あと数日で3月も終わり多くの企業が年度末を迎える。来期の計画も既にできあがっている頃だろう。
企業は常に成長を追及するものだ。
しかし企業の成長目標はあまり高く設定せずに、背伸びすると手が届く程度の方が良いと思う。高い数字を掲げる企業は多いが、急な企業成長はリスクを伴う。
急成長すると社員も在庫も一気に増やさなければならない。新たに加わった社員は直ぐに戦力として能力を求められるが、そんな力は到底持ち合わせていない。また在庫も拡大させることになるので、大量の消費期限が付きまとう。
その急成長を維持、拡大することができなくなれば、社員をリストラしなければならないし、在庫も何らかの形で処分しなければならない。
だから社員も商品も丁寧に確実に育てることのできる余裕のある成長目標にするべきではないだろうか。
今年、多くの大企業が賃金のベースアップを行い、株主にも増配などで還元している。企業が社員や株主に還元することは素晴しいことだが、その見返りにと、あまりにも高い目標を掲げると、その皺寄せが必ず企業の内部に蓄積されてしまう。高すぎる目標数字を掲げることのリスクも理解する必要がある。
確実に一歩一歩足場を固めて、堅実に成長することが大切だ。
今年も桜の花は確実に満開となり、多くの人を魅了させるだろう。
written by マックス
相変わらず視力は良好だが老眼が加速している。そのためスマホを購入することを拒んできた。老眼で文字が見えにくいためスマホで文章を読むと、画面をかなり拡大させ文章に合わせて何度も指を動かすことになる。
先日、株式投資をやっていることもあり、いつでもどこでも情報をキャッチするために、タブレットを購入することに。日頃使っている小さいバッグに収まる、画面7インチの小型タブレットを選んだ。
購入の際、携帯電話会社の窓口で新規の方はタブレット本体は無料だが、付帯の有料サービスに3ヶ月加入してもらう事になると告げられた。その有料サービスの月額の料金は3,000円なので、3ヶ月で9,000円になる。
「それは強制なんですか?」
すると女性スタッフは
「タブレット本体が無料ですので…」
僕は再度尋ねた。
「その条件は強制ですか?それとも任意ですか?」
と尋ねると、女性スタッフは困った顔で
「お願いです」
「お願いなら、同意しません!」
ときっぱり断った。すると女性スタッフは涙目で、
「それでは私のお願いを聞いてください。1ヶ月無料ということで加入して下さい」
それであればと、僕は同意した。
女性スタッフはホッとした顔で、一ヶ月の無料期間を超えると、自動で有料になるのでサービスの停止を私に連絡下さいと、僕に名刺を渡してくれた。
そもそも店のショーウィンドウには新規契約の方はスマホ、タブレットは本体価格無料と大きく謳っているのに、まるで詐欺まがいの対応に呆れてしまった。(大企業なのだからしっかりしなさい!)
購入し電源を入れると見たことのないアイコンが画面いっぱいに貼り付けてある。女性スタッフのお願いされた有料のサービスだ。そもそもアプリなど全く利用する気も無いのだが、試しにいくつかアプリを開けると、インストールするために「同意する」、「同意しない」のボタンが出てくる。
僕は決まって「同意しない」のボタンを押して拒否している(笑)
written by モンコ
上場企業の家具店が経営をめぐって親子で骨肉の争いを繰り広げており、お互い株主総会で役員を引き摺り下ろそうと躍起になっている。挙句の果てには株式配当の増配を発表し株主の気を引いている。血の繋がった間柄なのだから仲良く知恵を絞り、経営に集中し、社員や多くのステークホルダーの利益を追求するべきではないのだろうか。
父である会長は旧態依然の高級路線での販売戦略を唱え、逆に娘の社長はカジュアル路線での販売戦略を推し進めようとしている。しかしこの家具店は都市の一等地に店舗を構えているので、カジュアル店に移行しても家賃などの高い固定費をペイすることができるのだろうか。いずれにしてもこの家具店はどちらに舵を切るのだろうか。
そもそも家具を取り巻く環境は時代と共に大きく変化してしまった。最近、結婚するからと多くの家具を購入したなど聞かないし、今の住居は食器棚やクローゼットなど多くの収納スペースが既に備え付けられている。また郊外にはイケアやニトリなどの低価格の大型家具店が軒を構えているし、通信販売などでも容易に安価な家具を購入することができる。
どちらにしてもこの家具店の販売戦略には疑問が残る。高級路線か、カジュアル路線かを考える前に、もっと根本から見直さないとお先真っ暗だ。
家具以外の商品を展開することや、別ブランドの店を立ち上げることを検討するべきだろう。そして「無印良品」や「コンランショップ」などの他店を研究するべきだ。「無印良品」は簡単な収納用品は売っているし、食品から衣類まで生活のあらゆるものがここで揃う。逆に「コンランショップ」は雑貨などの比較的高級なセレクトショップだ。
家具店は在庫を多く持たないといけないし、商品の回転がとにかく悪い。(その分利幅があるのだが)この企業は時代の変化に全くついていけてない。
家具店の内乱で火が上がるとよく燃えるだろう…。
written by 彦之丞