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2014年01月31日

僕は基本的にボランティア活動などに全く興味がない。しかし最近その話が向こうからやってくる。

先日、NPO法人の運営している方から相談があった。そこで僕はボランティア活動など一斉興味が無いことを伝えると、彼は僕にこう言った。
「正直な方ですね。信じられる方だ!」
僕は言葉が出なかった。
「…?」
彼は多くの方にボランティア活動や寄付の話をすると、決まって「大変ですね。何かあったらお手伝いします。」と言葉が返ってくるそうだ。しかし、いざ援助や協力を求めると、結局、色んな言い訳をして何もやってくれないそうだ。だから、最初から興味がないなら、はっきり言ってくれる人のほうが信用できると言う。

企業のCSR活動やその広報活動の相談を受けることがある。しかし活動を始めることよりも継続することのほうが難しいと思う。活動を継続するためには、毎年その活動資金を捻出するための利益を確保しなければならない。そのためには、多くのお客様からその企業の商品やサービスが支持されなければならない。そしてその結果、社会貢献活動などで社会に還元することになる。

僕はボランティア活動などに興味は無いが、NPO法人のその彼には興味が沸いた。そこで何となく巻き込まれていく気配を感じている(笑)。

継続して続けられるのだろうか…。

written by ベルハルト

2014年01月24日

小売店に出かけると、バレンタインのチョコレートの売場が目立ち始め、また受験生応援の売場も作られている。先日まで正月の売場だったのに。

小売店では季節のイベントに合わせて早い時期から、商品はもちろんPOPや装飾物を利用し売場を作る。僕も数年前に色んな売場を作った経験がある。そして、お客さんがその作った売場の前で立ち止まり手を伸ばすか観察していた。そしてお客さんの気を引くために更に売場に手を入れる。これを繰り返し、売場の前で立ち止まり手を伸ばすお客さんが増えると嬉しくなる。

今は売場を作ることは無くなったが、大変な作業だったことを記憶している。例年、季節のイベントに合わせて売場が作られ、消費者もその売場に踊らされる。

今週は寒い日が続き雪もチラついていた。天気予報に雪マークを見ると嬉しくなり心が躍る。何となく特別感を感じるからだ。北国では逆に連日雪マークなので晴マークだと嬉しいだろう。

日常の毎日にいつもと違う特別感があると人は嬉しくなる。小売店も日常に工夫をしながら来店するお客さんに特別感を創出している。

広告デザインも価格訴求、商品訴求だけではなく、特別感を創出することが大切だと思う。そう、記憶に刷り込まれるほどの特別感が大切だ。

written by キャサリン

2014年01月17日

「2020年までに、新しいボルボ車において、交通事故による死亡者や重傷者をゼロにする。これは何よりも安全性を最重視してきたボルボの挑戦であり、果たすべき使命です。」

車メーカーのボルボが掲げる目標で「VISION 2020」と謳っている。
この目標の中で「ゼロにする」と言い切っている。また自ら期限を切っている。語尾を濁さずに言い切ることは、企業メッセージとしてかなり強いものだ。この目標は社内外に同じベクトルで発信することができる。社内ではこのメッセージによって研究や開発に更に力を注ぎ、社員の尻を叩ける。また社外では「世界で唯一安全な車はボルボだ!」と、企業ブランドの構築できるわけだ。

広告でコミュニケーションという言葉が良く使われるが、消費者は多くの企業とコミュニケーションを望んでいるのだろうか…。実際、僕は望んでいない。良い商品やサービスだけと繋がっていればいいし、その先の企業とのコミュニケーションを望んでいない。
多くの広告会社やクライアントが複雑な思考で広告を考えている。もっとシンプルに考えるべきだと思う。

社会ニーズにしっかり応え、社会性のある強力なメッセージを発信し、強い意志を持ってそのメッセージを実現させる。それがブランドを構築する上でもっとも近道ではないだろうか。

多くのステークホルダーが企業を取り巻き、その企業の思考はぶれていく。
しかし答えはシンプルなものなのだろう。

written by マックス

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