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2018年11月30日

多くの人が周りの人の年収が気になるようで、先日も飲んでいる席で質問された。

「年収はどのくらいなの?」
「年収ですか…」

個人の年収は企業の決算書の損益計算書(PL)に記され1年の成績を表す。
しかし損益計算書より大切なものは貸借対照表(BS)で、貸借対照表(BS)は、過去から現在に至るまでの成績が纏められており、資産、負債、それに純資産が記されている。

年収が増えると多くの人は見栄を張り、ブランド品を身に付け新車を買い替え贅沢になるので、年収に比例して支出も増え手元にお金はそう残らない。
しかもローンを組んでまで贅沢をする人は負債が更に膨らんでしまう。
だから高額の年収よりも純資産がどのくらいあるのか、日頃より考えることが非常に大切だ。

「資産はいくらあるんですか?」

僕は一度もそう聞かれたことはない。

若い頃、ガソリンを満タンにする金も無いのに、見栄で中古のBMW7シリーズをローンで購入したことがある。
そして初回のローンの支払いが来る前に無謀運転で廃車になってしまい、その後5年間もローンの返済は続いた。
しかもボーナス払いでローンを組んでいたので、ボーナスは右から左へと廃車になったBMWのために消えていった。
その苦い経験から僕はローンを組んで物を購入することを一切しなくなり、負債を気にするようになった。
そのため未だにマイホームを購入していない。

人間も動物同様に安全な場所を確保する本能があるので、多くの人がマイホームに憧れ、ローンで簡単にマイホームを手に入れ、一国一城の主になったことを喜んでいる。
しかもローンの支払いも終えていないのに、既に自分の家だと錯覚している。
しかしローンで購入したマイホームは負債の山だ。
ローンでマイホームを購入することが間違えでも悪いわけでもないが、資産、負債、純資産のバランスをしっかり理解して購入しないと、これから人口の減る日本ではマイホームをローンで購入することは比較的リスクは高い。
年収よりも純資産を意識し、貸借対照表をしっかり理解しないと、いつまでも心に自由は訪れない。

written by ジェイク

2018年11月16日

妹夫婦の生活が楽ではないようなので、2人に数冊の本をプレゼントした。プレンゼントした本は投資やお金に関する本で、ベストセラーにもなった本だ。

「先日、渡した本読んだや?」

僕が妹に尋ねると、

「今、忙しいから落ち着いたら読むね」

妹はそう言った。

「先日渡した本読んだや?」

義理の弟に尋ねると、

「読みました。あの本は子供たちに良いので読ませようと思っています」
(お前のためにプレゼントしたんや…)

「もう一冊も読んだや?」

「はい。読みました。ただ、今は余裕がないので、お金に余裕が出来たら本に書かれていたことやってみようと思っています」

結局、妹は時間がないから本を読む暇が無いと言い、義理の弟は子供に良いのでプレゼントした本を子供に読ませると言い、またお金に余裕がないので余裕が出来たら本に書いていることを実践すると言う。(今やらないといつまでもやらんぞ)

多くの人は何かと理由を付けアドバイスされたことを行動に移さない。
きっと多くの人は現状を変えることが怖くて、また目先のことだけに囚われ、物事を俯瞰で見ることができないようだ。
そして自らが今の状況を招いていることを理解しておらず、自らの力で改善することができないと信じている。
二人に色々教えることや良い情報を提供することはもう止めようと思った。
馬耳東風やなぁ…。

先日、甥っ子が尋ねて来たので、二つのことを彼に教えた。
ひとつは親の言いつけばかり守っていると、親と同じような一生を送ることになること。
もうひとつは親のように節約することも大切だが、収入を増やすことに集中しないと節約だけでは、いずれジリ貧の生活になってしまうと教えた。

甥っ子は腑に落ちたようで、

「その通りやん。親と同じようになるのは嫌だ!」

と言いながら妙に納得していた。

僕の若い頃と違って反抗期のない甥っ子は、親と同じ道を歩んでしまう可能性が非常に高い。もっと鍛えなければ明るい未来はない。

written by 彦之丞

2018年11月09日

若い頃、何度か社会人の異業種交流会に誘われ出掛けたことがあるが、やたらと名刺を交換し、くだらない世間話をした後に、決まってこう言われる。

「これも何かのご縁ですから」
「これは縁なんだ…」

異業種交流会などに参加すると無駄な参加費を支払い、無駄に名刺を使い、無駄な会話をし、無駄な時間を過ごす。
そのどこが「縁」なのだろうか。僕はそう思い、その類の会には一切参加しなくなった。
僕は基本的に広く浅く多くの人とお付き合いすることはしない。
限られた方と深く長くお付き合いをするタイプなので、僕は人間嫌いなのではないかと思っている。

人間嫌いの人はお世辞やおべっかを言わないので取っ付きにくいようで、いつも変わり者で怖い人だと思われる。
しかし稀に優しい言動をとるので、その稀な優しい言動に触れた人からは意外に良い人だと思われることがある。
そしてそのことが他の人に伝わっていく。

「○○さんは取っ付きにくいけど、意外に良い人やん。実は先日…」
「へえ~、見た目より良い人なんや~」

人間嫌いの人は基本的に群れることをせず、あまり多くの人と接触しないので、孤独に耐えることができなければならない。
また人を頼らないので何でも自分でやれる力量がなければならない。
だから人間嫌いの人は知識や情報を大切に考え、有益な知識や情報を入手しようと陰で努力をしている。
ところで話は変わるが、うちの犬も犬嫌いだ。散歩の途中、他の犬に出会うと無視をし、その犬が近寄って来ようものなら、慌てて紐を引っ張りその場から立ち去ろうとする。
犬も主人に似てくるのだろう。

「類は友を呼ぶ」と言うが、僕の周りは人間嫌いの仲間ができてしまう。
先日も人間嫌いの仲間と飲み、人間嫌いの話題で盛り上がった。
人間嫌いの仲間と盛り上がるのであれば実は人間嫌いではないのかもしれない(笑)

しかし人間嫌いの僕がなぜブログを書いているんだろう。
まっ、どうでもいいか…。

written by チュグアナ

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