What's NEW
ARCHIVE
2014年05月02日

今年もどんたくに参加することに。(当然、仕事です)
今年の参加で6度目になる。以前、流通の仕事に関わっていたので、ゴールデンウィークなどの連休も働いていた。ふと振り返ると随分ゴールデンウィークをゆっくり過ごしていない。世間が休みの時に仕事をすることに対して全く抵抗は無くなった。(若い頃はとにかく嫌だったが)

先日、馴染みの店に出掛けた。不覚にも僕が最後の客になってしまった。マスターも仕事が片付きカウンターで飲んでいた僕の隣に座り「ご馳走になっていいですか?」と、注文してきたので、僕は笑って頷いた。
マスターは海釣りが趣味のようで休日の過ごし方を教えてもらった。彼は休みの日には夜が明ける前に釣りのポイントである磯に立っているそうだ。魚は朝と夕方に食事を摂るらしく、魚の朝食時を狙うそうだ。(魚はそこらの人間より規則正しいんだなぁ)

「釣りは面白いよ。魚と知恵比べだから」(へー魚に知恵があったんだ)
「釣りをしていると魚を釣り上げることだけに夢中になり、嫌なことなどすっかり忘れられるんだよ。あなたも釣りを始めてみたら?」

釣りは興味がある。しかし海釣りよりも渓流釣りをトライしてみたい。以前、釣具メーカーの仕事に携わっていた。その釣具メーカーの方から渓流釣りの素晴しさを何度も聞かされていた。

「渓流釣りは自然を五感で感じることができる。四季折々の自然を感じられる。」

彼の話が僕の頭の中で渓流釣りのイメージをしっかり醸成させている。
静まり返った自然の中に身を置き、風を感じながら、川の音や鳥の声などを聞き、光る水面に向けて無心に竿を振る。良いだろうな…。釣竿でも買いに行くか…。

「連休はどちらかお出掛けですか?」

連休が近づくと必ずと言っていいほど会う人会う人にこう聞かれる。

「どんたくに出てまして…」
「お祭りですか?それはおもしろそうですね!毎年出てるんですか?」
「6年ほどになりますかね」
「お祭り好きのお祭り男なんですね?」
「…」(仕事なんですが…)

written by ゴンザレス

2014年04月25日

先日、以前同じ職場で働いていた先輩の還暦お祝いパーティーに参加するため大阪に出かけた。そのパーティーの参加者は彼の取引先の方が中心だった。(その為だけに大阪に行ったのではなく、他の打合せもありました!)

会場は今時のスタイリッシュなイタリアンレストランで、ひな壇には還暦を迎えドレスアップした服装の先輩と、な、な、なんとドレスを着た奥様が座っていた。まるでご年配の披露宴のようだった。またパーティーでは何故かお二人のケーキカットなど、多くの趣向を凝らしたアトラクションが用意されていた。(参加した方の川柳コンテストなど…年配者向けのアトラクションが目立った)

僕は家族や親族以外の還暦お祝いに参加したのは初めてだったので、「最近の還暦のお祝いは随分変わったなー」と感心した。しかし、ひな壇に座った還暦の二人を見ると、どことなく恥ずかしく感じた。(見せ物小屋じゃないんだから…し~っ、そんなこと言っちゃいけません!)

日本の65歳の人口が全体の4分の1になった。また少子高齢化で日本全体の労働力も減っており、この先の日本の将来が心配だとメディアは報じる。しかし預貯金が多いお年寄りの方が日本には随分といるそうだ。

「待てよ、そうだ!お年寄りの方が財布を緩めさせることができれば経済効果がある!」歳を重ねると、銀婚式、金婚式、喜寿、米寿…とお祝い事が増えていく。もっとユニークなイベントの仕掛けができないだろうか。

案外、結婚式場で行う銀婚式や金婚式など面白いかも。
しかし、どうしても見せ物小屋のようになっちゃうけど(笑)

written by マックス

2014年04月18日

数年ぶりに、お取引先である特許事務所の方が弁理士の国家試験に合格した報告で、うちの事務所を訪ねて来てくれた。彼はご年配だったので、てっきり弁理士の資格を持っていると思い込んでいたが、資格を持たずに特許事務所の事務職員として働いていたそうだ。

失礼ではあったが、年齢を尋ねてみると65歳になったと、恥ずかしそうに応えてくれた。更に過去何度、弁理士試験を受けたのか尋ねてみると、彼は「出来が悪いのもので…」と断り、8回も挑戦したことを教えてくれた。
「へー」僕はとにかく感心してしまった。

彼のひとつのことに挑戦し続けるその姿が逞しく、そして羨ましく感じた。年齢を重ねても勝ち取った自分の誇りに充分満足しているようだった。果たして僕が65歳になった時にひとつのことに執着し、それに挑戦し続けることができるだろうか…。

今年は冬季オリンピックがあり、何かとメダルの話題も多かった。何にしてもメダルを獲ることは簡単ではない。茨の坂道を登っていくようなものだろう。
人生の中で自分の目標を明確にし、失敗しても諦めずに挑戦し続け、その目標を達成する。そして自分の目標だったメダルを獲得できれば、何と幸せなことだろう。そのメダルに形が無くても…。

彼はやっと国家試験に合格し65歳で晴れて弁理士になった。彼は国家資格というメダルを胸にこれからも仕事に打ち込んでいくのだろう。まるで青春時代に戻ったよう清々しい気持ちで…。

彼に心から拍手を贈りたい。

written by ゴンザレス

What's NEW
ARCHIVE