今年も始まったばかりだが目を覆うような痛ましい事件が続いている。まるで今年1年を占っているようで恐ろしい。
フランス・パリにある新聞社に武装した男が押し入り、そこにいた幹部や警察官など十数人を殺害した。またナイジェリアでは多くの人が賑わう市場で、爆弾を巻きつけられた少女の身体が遠隔操作で爆発し、多くの人が亡くなった。その数日後にも同じように爆弾が巻かれた女性が爆発し、ここでも多くの人が亡くなっている。
無差別に多くの人を殺そうとする神経が僕には分からない。まして幼い少女の身体に爆弾を巻き付け、遠隔の起爆装置で少女ごと爆発させるなんて、人のやることではない。悪魔の仕業としか考えられない。
宗教問題や民族問題の一言で片付けられない。とにかく惨酷で悲しい事件だ。人はどうしてこんなに恐ろしいことができるのだろうか。破壊的ではなく、もっと建設的な考え方ができないのだろうか。
犠牲になった人たちは、朝、目が覚めた時にこの惨状を全く予想していなかっただろう。人の運命なんて全く分からないのに、世界中の多くの人が安全は担保されていると思っている。
今年は世界中でテロなどの脅威が増すだろう。また世界経済も非常に不安定な状況だ。たくさんの苦難が訪れても明日が来ることを世界中の人が信じている。
爆弾を巻きつけられた少女もまた明日が来ることを楽しみにしていただろう。
今年も日曜始まりの手帳を探して購入した。
僕も明日が必ず来ると確信しているので、その新しい手帳に少しずつ予定が埋まっていく。当然、明日が来なければ手帳に予定など書かない。
フランスのテロ事件の犠牲者を悼むため、パリ市民の大行進がテレビで写っていた。世界中の全ての人に素敵な明日が訪れるように切に願う。
written by マックス
いつの頃からか大晦日の夜に、近くの寺で除夜の鐘を突くことが恒例行事となった。そして毎年繰り返し行っていると、験を担いでしまい、遂には仕来りになってしまった。
この寺では紅白歌合戦を住職一家で見ているようで、毎年、紅白歌合戦が終わらないと除夜の鐘を突き始めない。僕らが除夜の鐘を突いて家に戻ってくる頃には、既に年が明けてしまっている。それから蕎麦を食べるので年越し蕎麦というよりも、年明け蕎麦になってしまう。
昨年のことである。
この寺に電話を掛けて、何時から除夜の鐘を突くのか尋ねてみた。
「紅白歌合戦が終わった頃からですかね~」
と、適当な返事が返ってきた。
毎年多くの人が鐘を突くため列を作って並んでいるのだが、今年は真っ先に突いて年を越す前に家に戻ろうと思い、甥っ子を連れて少し早い時間からその寺に出掛けた。寺に着いた頃には数名が既に集まってきていたが、まだ列ができていなかったので、幸い一番に並ぶことができた。
しかし寒い大晦日の夜に僕らは並んで待っているにも関わらず、住職の家族は暖かい部屋で、紅白を見ながら年越し蕎麦でも食べているのだろうと思うと、何故か腹が立ってきた。心の中で呟いた。
「仏の道で生きているのだろ!紅白歌合戦見ている場合か?」
たかが僕と甥っ子の二つの鐘の音くらい気にすることかと、住職には無断で、甥っ子と鐘を突くことに。住職に無断で鐘を突くことに戸惑っていた甥っ子の背中を押してやった。
甥っ子は勇気を出して思い切り鐘を突いた。
『ご~ん』
続いて、僕が鐘を突く。
『ご~ん』
そうすると僕らの後ろに並んでいた人も順番に鐘を突き始めた。僕らが寺を後にする頃に驚いた住職が家から飛び出してきた。
「誰じゃ!勝手に鐘を突いとるのは!!」
と怒鳴りながら順番に鐘を突いている人を叱っていた。
今年は勝手に除夜の鐘を突かずに住職に従い鐘を突いた。
あまりの寒さで翌日体調を崩し高熱で寝込んでしまった。
written by ベイダー
今年も残り僅かとなった。今日で今年最後のブログ更新となる。
今年も体を壊すことなく、発狂することもなく、無事に1年を過ごすことができて本当にありがたい。
1年間の趣向品に掛かった費用を計算してみた。
タバコは1日2箱、酒はビールを毎日1本、そしてウィスキーが3日で1本空になる。どちらも1日も欠かしていないので、年間タバコ代は約300,000円、ビール代は約80,000円、ウィスキーは約150,000円、合わせて530,000円程度費用がかかっている。まさにニコチン中毒に、アルコール依存症だ。つくづく無駄な金だと思う。
しかしこの無駄がなければ、僕は発狂しているだろう。
来年も世界が平和で陽だまりのような1年であってほしい。
どこかの国が発狂などして戦争なんて起こらなければ良いのだが。
2001年にアメリカで同時多発テロが起こった。その7年後の2008年にリーマンショックが起こり世界不況となった。来年2015年でリーマンショックから7年になる。
世界的に大きく潮目が変化する時期なのかもしれない。十分に用心しなければならない。
世界中がピーンと張ったゴムのような緊張状態が続くと、パチンと切れてしまうリスクが高まる。だから多少の遊びが必要だ。その無駄が世界を緩和させる。
無駄な酒とタバコをやりながら、来る新年を想っている。
どうか世界中が穏やかで幸せな一年でありますよう。
written by ジェイク