早いもので9月になった。朝晩、急に涼しくなり秋を感じる。
自然の中の多くの植物は春に芽吹き夏に大きく成長し、そして実を付け収穫の秋を迎える。
人生を80歳と仮定し4つの季節に分けると、生まれて20歳までは春。20歳から40歳までは夏。40歳から60歳は秋となり60歳から80歳は冬となる。
そう考えると40歳くらいまでの夏の時期までの努力が、その後の人生を大きく左右するのだろう。40歳を過ぎ人生の季節が秋に移ると実りをしっかり収穫し、残りの人生のために蓄える時期になってしまう。
今、夏の時期にいる人は命一杯に動き回り走り回り活動しなければならない。
若さは身体を動かすことが苦にならないし、例え失敗してもポジティブに考えるこができる。だからこの時期は多くの人と出会い、多くの人から知恵や知識を授かり自分を成長させなければならない。また若い時分は集中力も高いので知識を吸収することも早い。40歳まで全力で走ることができれば、意外にその後はその惰性で進んでいけるように思える。しかし夏の時期を命一杯活動し人生が秋になったからといって手を抜いてはならない。
東京オリンピックのエンブレムの制作者は自らの収穫の秋に手を抜いてしまった。彼がエンブレムをコピペしたのか実際はわからないが、手を抜いたことで今まで築き上げてきた実績と信頼を全て失ってしまっただろう。彼はこの時期にたくさんの実りを収穫し、いずれ訪れる冬に備えなければならなかった…。
実り秋、しっかり収穫しなければならない。
収穫作業の後のビールは旨いだろうなぁ~
written by ゴンザレス
今週、株価のチャートを眺めているとたくさんの悲鳴が聞こえた。
数ヶ月掛けて株価はジリジリと、そしてコツコツと値を上げてきたが、チャイナリスクで一瞬に暴落してしまった。そのスピードには心底驚いてしまった。
株式投資を始める前は新聞などで株価暴落の記事を見ても、そう気に掛けなかった。しかし株式投資を始めみるみる降下していく株価を目の当たりにすると、焦燥感に駆られてしまう。
僕は暴落の寸前のきな臭い匂いを感じ一先ず市場から逃げ出した。しかし親しい取引先の方は逃げ遅れ暴落に巻き込まれてしまった。彼は自分が保有している株は必ず上昇すると信じ、近視眼になりすぎた。そして世界全体の市場を注視していなかったし、市場にショックがあっても軽く考えていたようだ。
「木を見て森を見ず。」
株式投資を例えると株式市場という森の中で、美味しい樹液を含んだ木を探し、多くの敵と争いながら美味しい樹液をたらふく吸うことに似ている。そして周りを窺わずに集中し樹液を吸うことに夢中になりすぎると、森全体が火事になっていても、そのことに気付かず逃げ遅れて丸焦げになってしまう。
親しい取引先の方は樹液を多く含む木を捜し求め、ある木を見つけ樹液を吸っていた。僕が何か焦げる匂いがすると何度も教えても、彼は安心してその木に執着して留まっていた。僕は彼に別れを告げ一旦森を離れることに。
今週の世界同時株暴落で株式市場という山は大火に包まれ山火事に。それでも彼は森から逃げず、その木から必ず樹液が出ると必死にチューチュー吸っていた(笑)
結局、彼は丸焦げになり命からがら逃げ出してきた。
株はとにかく奥が深い。
日本経済はもちろん世界経済も知らなければならない。それに経営学や心理学も学ばなければならない。そして己の欲求や恐怖と戦わなければならない。
彼は傷ついた心と身体を癒しながら、チャンスを待っている。
written by ベルハルト
中国天津で起きた大爆発の映像には驚いた。あの爆発を目の当たりにすると、全身とんでもない衝撃を受けるだろう。閃光、爆音、そして爆風…。
ちょうど終戦記念日も近かったので、あの映像で戦争体験をした方は戦時中の爆弾が破裂する光景と重なった方も多かっただろう。
あの天津の大爆発で死者の数は100名を超え、未だ行方不明者も数多くいる。また周辺の多くの企業は建物が破壊され、自動車メーカーは生産した自動車まで破壊され甚大な被害を被っている。しかも現場周辺で有毒物質や有毒ガスまで発生しているようで、復旧までかなり時間がかかるだろう。
爆発から1週間ほど経つが中国政府はおおよその原因すら発表していない。中国政府は都合の悪いことは全て隠蔽する国だから仕方ないのだが。企業や住民が被った損害は補償されるのだろうか。
そもそも中国は一党独裁政権で野党がいないため国会で問題追及などされないし、情報は全て現政党にコントロールされている。
政府が発表する経済指標なんて全く信用できない。もし今の政府に反発して多くの国民が立ち上がれば殺されるか、または中国政府は問題をすり替え国民の怒りを国外に向けさせるだろう。そうなると戦争までも起こしかねない。ひょっとすると天津の大爆発も何か裏があるのではないだろうか…。
今週も中国株式市場は大混乱し、世界経済に悪影響を与えている。いずれにしても21世紀の世界を大混乱に陥れる起爆装置は中国にあるように感じる。
カントリーリスクを考えずに大きなマーケットに夢見て中国に進出した多くの企業は相当痛い目に遭っているだろう。思いつきや他人の話を鵜呑みにして起こしたアクションは痛手を被る。自分の目で時間を掛けて見て回り、しっかり調査や研究し判断しないと失敗することになる。
天津の大爆発で天津名物の甘栗は大量にできなかったのだろうか。
written by マックス