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2016年02月19日

大量生産、大量消費の時代は企業が多くの消費者に大量のマス広告を出稿することで売上げを拡大することができた。しかし現在では多くの物が溢れ、多くの商品がコモディティー化し売れない時代になった。またインターネットの台頭によりマスの時代が崩れている。

消費者はマスというひとつの塊から個人へと変化し、自分の趣向やニーズに合った物や情報をインターネットから容易に入手することができるようになった。そして彼らが入手した商品や情報は再びインターネットを介して拡散していく。更に個人でもインターネットで容易に物を販売することができるようになった。

物が売れない時代で成長戦略を掲げる多くの企業は、今まで生きていた領域を飛び出し、業種という垣根を越えて今では多くの企業の住み分けは無くなってきた。酒メーカーが健康食品を、写真フィルムメーカーが化粧品を、そしてコンビ二が電気を販売する時代だ。また個人もアイデアひとつでインターネットを利用し物を販売しており、まさに三つ巴戦の時代だ。そしてこの流れはひとつの国だけで起きているのではなく、国境を越え全世界で起きている。大企業ですら生き残ることが難しい時代だ。

これからは未来に集中し想像を巡らせ生きていくことが重要で、近視眼的に周りを見ても何も見えない。まず俯瞰で広く世界を見渡し、溢れる情報の中から必要な情報をキャッチし、更にその情報を深く掘り下げていかなければならない。そして最も大切なことは深く掘り下げた情報から未来をイメージし、そのイメージに敏感に対応しなければならない。

もう直ぐ卒業シーズンだ。卒業する若者はポジティブに想像力を掻き立て未来をイメージし、柔軟な思考で次のステージへ飛び出して欲しい。

何だか偉そうなことを書いているなぁ。
先日、同級生がやっている店で一杯やった。その店には僕らの卒業アルバムが置いてある。当時の僕の姿を見ると、何も考えてなかったように思えた(笑)

written by マックス

2016年02月12日

先日、随分若い頃からお世話になっている理髪店に出かけた。この理髪店は小さな店で年配の夫婦が切り盛りしている。
最近は男性も美容室で髪をカットする人が増えたことや、ディスカウントの理髪店が増えたことで店は暇になったそうで、唯一忙しい日は年金支給日だそうだ。

僕がこの理髪店を利用する理由は、仕事が丁寧で特に顔剃りが特に気持ちが良い。熱々のタオルを顔一杯に広げ、その後、ゆっくり丁寧に顔剃りをしてくれる。また顔剃りの後に首から肩、腕と丁寧にマッサージしてくれる。僕は随分前からこの理髪店では支払ったお釣りをチップとして渡しているので、マッサージの時間は他の客より長いようだ。

ご主人は理髪店の仕事は指先を良く使うのでボケない職業だと言うが、ご主人は年齢のせいか、少し手が震えているように見える。耳の周りのカットや顔剃りは多少緊張するようになった。たまに尖った鋏の先がチクリときたりする(笑)しかも以前より指の力が衰えたのか、マッサージの指圧の力が弱くなったように感じる。

ただ、このところ特に気になるのが毎回散髪の料金が異なる事だ。僕は散髪後に洗髪をしない。この店には料金表はあるが、洗髪抜きの料金が掲載されていないので、僕は請求された金額を言われたままに支払っている。請求金額は高いときもあれば、安いときもある。
ご主人も奥さんも少しボケてきたのだろうか…。
しかし耳を切り落とされたとか、顔剃りの時に眉をそり落とされたなどの噂を耳にしていないので今のところ大丈夫だろう(笑)

しかしボケたご主人がやっている理髪店を想像するとゾ~っとする。

written by モンコ

2016年02月05日

先週末、日銀が再び金融緩和政策を打ち出した。お昼時だったので事務所で食事を取りながらネットでニュースを見ていると、その速報が飛び込んできた。すぐさま株価をチェックすると、一斉に買いが入り株価は瞬間的に上昇。その後、一気に売りが出て急降下した。あの上昇と下降は人間のできる技ではないと思った。
きっとコンピューターによる高速トレードなのだろう。日銀の金融緩和策が発表されると買いを入れるようにインプットされたコンピューターが作動し、一斉に買いを入れ上昇したところで一斉に逆の売りを出す。そうでなければあんな短時間にあの量の売買はこなすことはできないだろう。
最近の一日の株取引の売買高は約2兆円強だが、この日は終わってみると何と倍の4兆円にも膨らんだ。

株式投資は選ぶ銘柄数も多い上、銘柄の業績やチャート、それに未来予測など多くの知識とタイミングが必要だ。また忍耐力などの精神力も必要であるのに、AIを搭載したコンピューターとも戦わなければならないとは…。
そう考えると、俄然燃えてきた!

話は変わるが日銀の金融緩和策が発表されたその日の夕方、甘利経済産業大臣が辞任した。あまりにもタイミングが良いように思える。安部総理は今年も経済界に賃上げを要求している。円ドルの為替レートは115円が輸出企業のボーダーラインのようだ。115円を割ると輸出企業が苦しくなってしまうので、賃上げを要求している安部総理は何としてもそのボーダーラインを守らなければならない。しかも今年は7月に選挙もあるので、安部総理は黒田総裁と話し合いながら策を練っているのかもしれない。

世界の多くの国が自国のために金融政策を打ち出しているが、これからは世界各国が協力し足並みを揃えて金融政策を推し進めていかなければ、更に景気は後退していくことになるだろう。

今年、志摩で行われるサミットが気になる。

written by ベルハルト

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