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2016年06月17日

ついに東京都知事の舛添さんが辞職した。
舛添さんは高額な海外出張費や公用車を使った週末の別荘通いに加え、個人的な飲食費や家族と宿泊したホテル代を、政治資金から支出していた問題で追及されていた。
そして舛添さんをリオオリンピックまで不信任案提出の猶予を求める始末。何故、彼はリオオリンピックにそこまでこだわったのだろう。彼はどうしてもリオオリンピックに行かなければならなかったのだろうか。

8月のリオデジャネイロ五輪の閉会式で、次の東京オリンピックのホストシティーの代表はオリンピック旗を受け取るセレモニーがあるようで、リオオリンピックに奥さんと子供を連れて行く約束をしていたのではないだろうか。その閉会式の晴れ舞台で父親の偉大さを子供に見せたかったのではないだろうか。

「必ず家族みんなでリオオリンピックに行こう!」
舛添さんは何度も家族にそう言っていたのかもしれない。

そして、辞任を受けて家族は舛添さんに何と言葉を掛けたのだろう。
「すまん。必ず家族みんなで東京オリンピックに行こう!」
舛添さんの頭の中は次の東京オリンピックに向いているかもしれない。

いずれにしても、日本の首都である東京のトップとしては余りにもお粗末だ。日本の政治家はどいつもこいつも頭が狂っているんじゃないだろうか。
もう少しちゃんと仕事をしろよ…

written by 彦之丞

2016年06月10日

数年前、指に小さな傷を負い瘡蓋になると、繰り返し剥がしてそのうち瘡蓋はイボになってしまった。
このイボは数ヶ月でポロリと取れ、何度も繰り返し同じ箇所に出来て、しかも少しずつ大きくなっていく。

忌々しいイボだ。

そこで馴染みの皮膚科で診察してもらうと、ウイルス性のイボと言われた。
傷を負った後、免疫力が低下していれば、その傷口からイボのウイルスに感染するそうで、免疫力の低い子供や高齢者に多いそうだ。
「ウイルス性のイボ…」

放っておいても問題ないが、少しずつ大きくなるので取ったほうが良いと言われた。そしてイボを取るための処置は約-260℃になる液体窒素を患部に塗るそうだ。
「-260℃…」

先生はアルミの小型の魔法瓶のようなものを処置室の奥から持ってきた。その容器の蓋を開けると、す~っと白い冷気が立ち上がった。先生からは痛いからと釘を刺された。
容器の中にステンレス製の割り箸ほどの棒を入れ、その棒の先に液体窒素を付着させ、僕のイボの患部に押し当てた。時間にして15秒ほどだった。

冷たさは全く感じないが、先生の言うとおり確かに痛かった。その後、消毒しバンドエイドをつけて処置は終わった。先生からは根が深そうなので、一週間後にもう一度同じ処置をしますと言われた。
「…」

自宅に戻りバンドエイドを外すと低温火傷なのだろう。イボの周辺の皮膚は大きく水脹れになっていた。一週間後、再び液体窒素の低温治療のため、覚悟を決めて病院に出かけた。先生は水脹れした皮膚を鋏で切り剥がした。低温火傷の箇所の皮膚がべろんと剥げた。先生は剥げた箇所をルーペで見ている。ウイルスの根っこがないか確認しているそうだ。
「おっ、一回の処置で根こそぎ取れとる。今日は追加の処置はせんでよかでしょう。しかし油断したらいかん。もしまたイボの兆候があったら、その時はまた処置ばしましょう。」

僕に寄生していた忌々しいイボのウイルスは凍りついて凍死したようだ。
「ざまーみろ!」

written by ベイダー

2016年06月03日

現職の大統領として、初めてオバマ大統領が原爆慰霊碑の前に立った。
オバマ大統領は原爆慰霊碑に花を捧げスピーチを行った。オバマ大統領が平和公園に滞在したのはわずか1時間足らずであったが、核兵器のない世界へ向けて大きな1歩を踏み出した。

オバマ大統領のスピーチや被爆者と抱き合う姿は、確かに感動した。
しかしアメリカは世界一の核保有国で、しかも大統領専用の核ミサイルを発射するための装置が入ったカバンが広島に持ち込まれている。何だか矛盾していないだろうか。

オバマ大統領が話すように、世界から核兵器をなくすことは大切だ。しかし何よりも考えなければならないことは、核兵器をなくすことではなく戦争をなくさなければならない。
今の兵器はとてつもなく進化しており、無人のドローンやロボットなどの新型兵器がさらに研究されている。近い未来は遠隔操作でテレビゲームのような感覚で戦争が起きるかもしれない。そうなれば戦争を起こしても罪悪感なんて微塵もなくなってしまうだろう。

先の大戦から71年が過ぎ、戦争体験者や被爆者の方が少なくなってきている。実際、政治家の中には戦争体験者は殆どいない。オバマ大統領も安倍首相も先の大戦を体験していない。戦争体験者や被爆者の方が生きている今のうちに、戦争のない平和な世界の実現に向けて、全ての国がひとつになって取り組まなければならない。このままではいずれ世界規模の戦争が起きる可能性がある。

マザーテレサの言葉がある。
「銃や砲弾が世界を支配してはいけないのです。世界を支配していいのは愛なのです」

written by キャサリン

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