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2016年11月18日

僕はあるイタリアブランドのダウンジャケットを購入しようとネットで調べてみた。すると東京に唯一直営店があったので、店に電話をかけ僕の気に入ったモデルの在庫を尋ねた。そのモデルはまだ入荷されておらず、11月中旬に入荷予定だと教えてくれた。そのブランドは希少価値を高めるためなのか、大量生産をしていないようだった。

タイミング良く入荷予定の時期に東京出張が入ってので、そのダウンジャケットを購入しようと、直営店を覗いてみた。
店に入り、僕の目当てのモデルの入荷状況を訪ねると、まだ入荷されておらず、どうやら入荷は12月中旬になると言う。僕は福岡に住んでおり先日も問い合わせをし、出張で東京に来ていることを伝えた。
店員は地方に住んでいる方で事前に問い合わせがあり、希望の商品が入荷すると、その日に入荷したことを電話で連絡するそうで、入荷された翌日一旦は店には陳列し、売れなかった場合のみ、代引きで地方に発送する事ができると言う。これがこの店のルールなので、それ以外の対応はできないと言われた。わざわざ福岡から出向いてきているのに臨機応変に対応できない店員に僕は呆れた。

店員から一旦、他のモデルでサイズを確認することを薦められ、気を取り直して僕はサイズを確認し、希望の色を伝え住所と連絡先を伝えた。

「希望の商品が入荷しますと、お客様にご希望の商品が入荷したことを電話でご連絡いたします。入荷した翌日、その商品が売れずに発送してもらえるか、お客様が電話で確認して下さい」

「えっ、僕が商品の発送してもらえるか、問い合わせをするの?今日だって事前に問い合わせをして、わざわざ福岡から来ているのに。お宅のブランドはそんなにタカビーなの?」
そう返すと、店員は焦って発送できる際はこちらから連絡すると言う。

ブランド価値を高めるため大量生産をせず希少価値を高めることは大切なことだが、店の対応の悪さや店の身勝手なルールで客を怒らせ、逆にブランド価値を低下させることを全く理解していないようだ。そのブランドを購入することを止めようと思った。そのブランドはきっと一流のブランドではないのだろう。

written by マックス

2016年11月11日

早朝、福岡の博多駅前で大規模な道路陥没事故が起き福岡市内は騒然となった。幸いにもこの事故に巻き込まれた人はおらず死傷者はなかったが、事故の発生時刻が昼間だったら多くの人が巻き込まれただろう。
事故現場周辺では停電やガス漏れが発生し、立ち入り禁止地区が設けられた。現場は地下鉄工事が行われていたので、その影響による可能性があり、現在、調査と復旧作業が急ピッチで行われている。
僕は微弱の地震振動によるものではないかと密かに思っている。最近、雀やカラスなどの鳥の行動が気になる。カラスは深夜から鳴いており、雀は大きな集団で群れを成して飛んでいる光景を目にする。何も無ければよいのだが。

世界に目を向けると、今週はアメリカ大統領戦に世界が騒然となった。世紀の番狂わせでトランプが大統領選に勝ってしまった。その影響で株式市場は政治不安から大混乱し、大暴落してしまった。
今年はイギリスがEU離脱するという想定外なことがあったので、ひょっとするとアメリカの大統領選でトランプが勝つのではないかと、僕は思っていた。そこで僕は大統領選の前日に株を殆ど売却し、一旦避難していた。お陰で選挙発表当日のトランプショックによる株価大暴落の大混乱に巻き込まれずに済んだ。

世界は時として予測できない事態が発生する。この予測不能な事態にどう対処すれば良いのだろうか。予測不能な事態を避けることはできないのだろうか。
それには常にリスクを感じ取る感性を養わなければならない。用心深くなりすぎても何もできないが、何か行う際に「ひょっとすると」、「万一」という疑問を自分に投げかけなければならない。また過去の体験や事象をしっかり記憶しておき、その体験や事象に似たケースが起きた場合は速やかに対処しなければならない。

古くから日本では体の中に虫が住んでいると思われていたようで、虫を使った言葉が多くある。「虫がいい」、「腹の虫が治まらない」、「虫が好かない」、「虫の居所が悪い」「虫の知らせ」…。
しっかりと過去の体験や事象を記憶し、常にリスクを感じる感性を持っていると、体の中の虫が不測の事態を知らせてくれるのかもしれない。

written by ジェイク

2016年11月04日

少し前だが、歯茎に炎症があったので歯医者で診てもらった。歯と歯茎の間から菌が入り炎症を起こしていたようで、医者からは定期的に歯石を取り除いたほうが良いと言われ、その歯医者で定期的に歯石を取り除いてもらっている。

歯石を取り除いてもらい支払が終わると、決まって次回の予約を聞かれる。
「次回の予約はいつにしますか?」
「半年後くらいにまた来ます」
と僕が言うと、
「本日より2ヶ月を過ぎると初診料がかかります。2ヶ月以内だと初診料が掛かりません」
「…」

以前、親しい先輩から月に1、2度は足裏マッサージに行くことを薦められた。彼はすい臓癌になり、手術を受け退院する際に主治医からこう言われたそうだ。
「引力で足の裏に体中の老廃物が溜まるので、癌が再発しないためにも定期的に足裏マッサージをしなさい。足裏をマッサージすることで足裏に溜まった老廃物が一旦体内に戻り、マッサージ後にしっかり水分を摂ることで、老廃物は尿と一緒に体内から出るから」
僕はその話を聞いて月に1度必ず足裏マッサージに出かけている。

先日、馴染みのマッサージ店で足裏マッサージをしてもらった。マッサージを終えるとスタッフにこう聞かれた。
「次回の予約はいつにしますか?」
「1ヵ月後に来るよ」
「いや、2週間以内の来店をお奨めしています。解して時間が経たないうちにお越しになったほうが効果的です」
どこかで聞いたセリフだなと、思いながら僕は断った。

歯医者もマッサージ店も競合が多いからなのだろう。どこも客を囲い込むことに必死だ。最近はポイントカードだけでは囲い込みが難しいのだろう。
「今日はありがとうございます。ところで次回の予約はいつにしますか?」
この言葉は費用のかからないプロモーション手法のひとつだろう。気の弱い客だと、ついこの言葉に返事をしてしまいそうだ。
費用を掛けずに効果的なプロモーション手法はまだたくさんありそうだ。

written by モンコ

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