またフランスで悲惨なテロが起きた。フランスは報復のため空軍を出動させ、イスラム過激派組織IS国に空爆を行った。世界中を巻き込み収束の糸口が見当たらないままテロは拡大していく。遠い国で起きていることもあり他人事のように感じるが、日本もいずれテロに巻き込まれるかもしれない。
IS国のテロは目標地点での自爆によるもので多くの人を無差別に殺してしまう。テロに巻き込まれた人の家族や友人は生涯この悲しみと憎しみを忘れず、その憎悪は時間とともに増幅していく。逆に自爆死した人の家族や友人はその死を誇りと思うのだろうか。
今まで何度も戦争や殺戮が繰り返され、21世紀にもなるのに未だテロや戦争はなくならない。人はなぜ簡単に人を殺すことができるのだろうか。
誰もが守るべき人がいて、平和を願い、そして幸せを祈っているはずなのに。一度、平和を大前提に世界の指導者が一堂に会して世界平和に向けて話し合いを行えないのだろうか。
ところで日本には昔より風呂文化がある。今は少なくなったが以前は多くの銭湯があった。風呂ではみんなスッポンポンなので身なりの良し悪しも無くみんな平等だ。
そこで世界の指導者全員が大浴場や温泉に出かけ、同じ湯につかり裸の付き合いをしてはどうだろう。イスラムやアラブの国の男性は頭に被っている布なども全て脱ぎ、全員何も身につけず入浴する。そしてみんなで背中を流す。そうするうちに心も身体もほぐれて仲良くなれるのではないだろうか。(当然、インド人のターバンもダメ)
来年、日本で行われるサミットで参加国の指導者が大浴場で全員入浴しながら会合をしてはどうだろう。中には女性指導者もいるので混浴になるのだろうが。ドイツのメルケルさんと混浴することに抵抗あるかもしれないが(笑)
冗談はさておき、この世からテロや戦争が根絶することを心より祈っている。
written by ベルハルト
フォルクスワーゲンの排ガス不正事件が世界的に大問題になっている。そして日本国内でも旭化成建材の杭打ちデータの偽装問題、タカタのエアバック破裂問題、それに東洋ゴムの免震偽装など不祥事は後を絶たない。しかも不祥事には命や生活に関わる事象も含まれているので驚いてしまう。
誠実で丁寧な仕事に取組んでいる企業はどのくらいあるのだろうか。ひょっとすると、その企業の方が不祥事を起こしている企業より少ないかもしれない。
大企業はコンプライアンスと言う言葉をやたらと口にするが、本当に守っているのだろうか…疑ってしまう。
確かに成長していくことは大切だが、過度の成長は会社のフィロソフィや文化までも破壊し、会社設立当初の目的や理想までも失ってしまう。
特に大企業では、外部でスカウトした人物を社長に抜擢することもあり、起業した頃の初代経営者の考え方や強い信念を踏襲することはできない。
逆に中小零細企業や町にある小さな老舗の店の方が苦しくても健全な仕事を行っている。彼らはお得意先を大切にし、お得意先が喜んでもらうために日夜努力しており、自らの身の丈に合った成長を考え、きちんとフィロソフィと事業を継続できることを考えている。
企業は身の丈に合った成長でなければ健全な状態を保てないのではないだろうか。そのためには自らの身の丈を知ることが最も大切で、身の丈を決して過大評価してはならない。
フォルクスワーゲンはトヨタと世界中で販売台数の熾烈な競争をしていた。
フォルクスワーゲンは技術を高めることより、低燃費車の生産するためのコストを抑えるために自らの技術を偽ってしまった。その結果、膨大な損害を出すこととなり、ブランドと信頼までも失ってしまった。その代償はあまりにも大きい。
企業は自分の事業領域をしっかり理解し、お客様が喜んでもらうために技術やサービス力を磨いていかなければならない。
そして身の丈に合った経営をしなければならない。
written by マックス
景気回復によるものか最新の有効求人倍率は1.23倍と高い水準だ。一方、正社員の有効求人倍率は0.76倍とシビアな数字になっており、日本の労働者全体の約3分の1が非正規雇用者だそうだ。多くの企業は正社員を減らし人件費の固定化を抑制している。非正規雇用は必要な時に雇用をし、逆に必要が無い時はカットできるので企業にとっては都合がいい。
非正規雇用者は所得が少なく将来も見通せないので節約志向が強い。これから高齢者が増え消費が薄くなっていくのに労働者まで消費に消極的となると、日本の経済に悪影響を及ぼしてしまう。政府は1億総活躍と訳の分からないスローガンを掲げたが、このままでは日本は夢も希望もない国になってしまうだろう。
僕らが就職する頃は派遣社員と言う言葉を聞いたことはなかった。バブルの頃だったこともあり、ほぼ100%就職できていたように記憶している。
当時、僕は大学卒業後、就職する気は無く独立しようと考えていた。卒業式が近づく中、大学の就職課から呼び出され、進路が決まっていないのは君だけだと叱られた。友人からの説得もあり、卒業式直前に興味があった広告業界への就職活動を始めた。当然、卒業するその年の春の就職活動は当の昔に終わっており、就職課にある資料を基に多くの広告会社に採用状況の連絡を取った。
「翌年の募集はまだ行っていません。えっ、今春?もうとっくに採用は終わっています!」
当然の返事が返ってくる。諦めずに広告会社にかたっぱしから連絡をしていると、中途採用を行う会社があり、電話口で先方の方からうちの中途採用試験に受けてみては?と言われ中途採用試験に挑むことに。
試験は筆記試験と面接があり15名ほどの応募者が受験した。僕は筆記試験が苦手だったので、気合を入れて面接に挑んだ。ちなみに僕にとっては初めての面接だった(笑)
その結果、2名が採用され、その中に何故か僕がいた。
僕は4月の就職に間に合い晴れて社会人になれた。
もし今の時代であれば僕は間違えなく非正規社員になっているだろう。今の時代、一度レールを踏み外すと元のレールに戻ることができない時代に感じる。あの頃が全て良かったとは思わないが、当時は社員を大切に育てる日本型経営がしっかり根付いており、情熱のある人には同じようにチャンスがあったように感じられる。
「非正規雇用」この言葉も何とかならないのだろうか?まるで正規品ではない、まがい物のように感じる言葉だ。
written by マックス