先日、体調を壊しある病院に出掛けました。内装は落ち着いた雰囲気で心地良く、受付の女性や看護スタッフは笑顔で驚くほど親切で、先生も爽やかに丁寧に対応してくれました。
また最近のタクシーもお客さんを乗車させる際に、運転手さんが運転席からドアを開けるのではなく、わざわざ降りてきてくれて丁寧にドアを手で開けてくれます。(急いでいるからタクシーを利用しているので、車内から開けてくれたほうが早いのですが…)
多くの商品やサービスが溢れている現代、多くの企業が他社との差別化を図るために「ホスピタリティー」という言葉をスローガンに掲げ、サービス面を強化しています。丁寧で親切な接客はもちろん大切だと思います。
しかし「ホスピタリティー」をマニュアル化する企業も多いようです。そもそも「おもてなし」、「丁寧」、「親切」などは心や精神からくるもので、マニュアルが必要なのでしょうか?社会人になってから養うものではなく、そもそも子供の頃からの日々の生活の中で、家族や周囲の人などから養われていくものです。それは相手を気遣い、思いやる心ですからなのです。それをマニュアルで指導すると、トラブルやクレームに対応できないと思います。トラブルやクレームは突発的に発生し千差万別ですから。
しかし今の社会は、相手を気遣い、思いやる心は希薄になってしまっています。しかし企業の中でホスピタリティーをマニュアル化して推し進め強制するのではなく、周りの人を大切に思いやることからしっかり教えてやらなければならないと思います。自分がされて嬉しいこと(嬉しかったこと)や、嫌なことなどをミーティングやワークショップ形式でしっかり考えて行動に移すことが大切だと思います。マニュアルに沿って行動に移すより、考えさせ行動させることで、突発的なトラブルにも対応できると思います。
人間は感情を持った動物ですから…。
written by マックス
数年前から1年間に52冊の本を読むことを己に課し読書を続けています。1年は52週あるので1週間に1冊読むペースです。今年は滑り出し順調で、例年より本を読む量はハイペースで推移しています。
小説はほとんど読むことがなく多くがビジネス書です。(歴史書や伝記なども好きです)基本的にその分野の本を最低3冊以上読むことを心がけています。そうしないと、ある著者の偏った内容がインプットされるからです。
読みたい本をどのように見つけるのか尋ねられたことがあります。新聞の書籍広告や書店の売場も参考にはしますが、基本的に興味がある分野や調べたいことをベースに探しています。また1冊の本から、他の本に巡り合うことも多くあります。本の中で紹介されている本や、本の最後にある参考文献です。その分野の知識を深く身につける際には大変役に立ちます。
しかし若い頃に比べ、一度読んだだけではしっかり理解できず、また多少老眼が出てきたこともあり読書をするのも一苦労です。
学生の頃は学校の先生に質問したり教えてもらったりすることができるのですが、今は本が先生のような存在なので質問などができません。本当に知識として身に着けたい分野がある場合は、その分野の違う本を10冊以上読み、その中で本当に価値のある本を3回以上は読み込まなければ、その知識が身につきません。
良い本はお客様や協力会社のスタッフにプレゼントしたり読むことを薦めます。仕事上のスタッフとその本の内容を共有することで、思いのほか仕事がスムーズに進んだり、良い仕事に繋がったりします。
皆さんも豊かな人生のために、年間読む本の目標数字を掲げみてはいかがですか?
written by マックス
「就職活動」を最近では「就活」と言うようですが、先日も市内で大きな就職セミナーが行われていました。私は就職活動を殆ど行ったことが無いものですから、この就職セミナーが不思議でなりません。
まず、何故みんな同じ黒のリクルートスーツを着ているのでしょうか?冗談ですが、まるで烏合の衆のように見えて仕方ありません(笑)ちなみに私たちの時代では、スーツの色は基本的に紺でしたが、然程スーツの色は問題になりませんでした。奇抜な色は論外ですが…。返って自分をきちんと表現でき清潔感のある色であれば構いませんでした。
それに就職セミナーに出かけるのも不思議です。メディアやネットが進歩し情報が氾濫している時代に、なぜ就職セミナーに出かけるのでしょうか?確かに一度に多くの企業に触れることができるメリットもありますが…。
私たちが学生の頃にも就職セミナーは行われており、学生が出かけていました。でも逆に他の学生と差別化を図るために、入社したい企業に電話でアポイントを取ってみたり、その入社の思いを手紙綴ってみたり…。電話して断られても、「そこを何とか!」と、まるで営業マンのように喰らいついて自己アピールしていました(笑)今でもそんな学生もいると思いますが…。
就職はお見合いみたいなもので、就職する学生と、社員として向かえる企業とのマッチングです。誠実に、熱心に、自分を売り込み、なぜ就職したいのか、その思いをしっかり伝え、自分のアイデンティティーを明確に打ち出すべきです。多くの学生と同じ活動をしていても印象に残りません。広告の世界も同じで、氾濫する広告の中で競合他社との差別化を図り、他の広告に埋もれないようにアピールします。
これからの時代で永遠に安定が約束される企業なんてどこにもありません。返って大企業より、ベンチャー企業などの中小企業の方が、部署がセグメントされていないので、モチベーションも高く、あらゆる仕事をやらされ、経験豊かな人物になると思います。
自分の将来を見つめて、そして自己を高め、しっかり社会に羽ばたいて欲しいものです。就職活動を行っている学生の皆さんにとって、良いご縁がありますように!
written by キャサリン