株式投資を始めて4ヶ月ほどになる。ビギナーとしてはまずまずの成績なのだろう。
始める前に何冊もの株式投資の書物を読んで勉強した。頭では多少理解していたが、実際にやってみると全く違う。
まさに「百聞は一見に如かず」
以前もブログに書いたが、逃した大きな魚は数匹いる。
どの世界でも同じだが、場数の少ない者は何か事ある度に直ぐにあたふたとしてしまう。しかし場数を踏み、更に書物を読み込んでいくと深く理解することができる。
株式投資を行っている人は保有している株の値が上がることを大前提に考えており、特に場数の少ない者は少し下がっただけで直ぐに手放してしまい、中長期での保有ができない。要するに超近視眼になってしまう。
ベンジャミン・グレアム、ウォーレン・バフェット、ピーター・リンチ、ウィリアム・オニール、ジム・ロジャース、ジョージ・ソロス、是川銀蔵…。
株式投資で伝説をつくった大物投資家だ。
みんな何度も失敗を繰り返し、中には一文無し寸前になった人もいる。それでも諦めずに投資家で成功するための法則を探し、日夜、研究し巨万の富を手中に収めた。
どうも投資をギャンブルと考えている人が多いようで、株の話になると端から覚めた目で見る人も多い。しかし株式投資はギャンブルとは全く異なる。
ところでサラリーマンの平均生涯賃金は大卒で2億5,000万円~3億円と言われる。ちなみに2億5,000万円を40年間勤務したとして計算すると、年間平均625万円だ。(ボーナスも含まれている)1ヶ月の平均賃金は約52万円。この中には所得税、社会保険料なども含まれているので、手取り額で40万円程度だ。到底この金額で大きな資産を築くことなどできない。
子供の頃、父から僕の名前の由来を聞かされた。
「人に迷惑をかけてはいけないが、どんなことでもいいから、何かひとつ卓越した優れた人間になるように」
少しでも大物投資家に近づこうと、投資の分野を日々勉強し研究している。
written by マックス
昔から日本人は戦略を考えることが苦手のようだ。
各々の戦闘技術は高いのだが、中長期の戦略を考えことが苦手で、なぜか出口を見出せず尻すぼみになってしまう。しかも臭いものには蓋をしてしまうところがある。
欧米は陸続きで隣国からの侵略の危険が常に有り、国家を守り存続させるためには中長期的な視点で物事を考える必要があったのだろう。
逆に日本は島国で昔より隣国からの侵略のリスクが少なかったからなのか、リスクを回避する考え方や習慣が根付いていないように思える。そして更には精神論で片付けてしまうところがある。
また日本人は潔さに憧れを抱いてしまう。先の大戦では潔く散る思想を教育し、強制し、多くの兵士が戦場に散った。そして当時の日本兵は根性を出して潔く戦ったがアメリカに大敗した。
そして日本人は一斉に咲き誇り、パッと散る桜の花に強く想いを寄せる。
桜の季節が過ぎようとしている。学生も社会人も新たなスタートを切る。
若いうちは戦術を磨かなければならないが、組織のリーダーとして新たにスタートする者は戦略を学ばなければならないだろう。根性も必要だが根性だけではどうにもならないことの方が多いように感じる。
新年度が始まった。来年の春まで桜の花とはお別れだ。
来年の春は今の自分より成長し、満開の桜を見たいものだ。
written by ベルハルト
ちらほらと桜が咲き始め、あと数日で3月も終わり多くの企業が年度末を迎える。来期の計画も既にできあがっている頃だろう。
企業は常に成長を追及するものだ。
しかし企業の成長目標はあまり高く設定せずに、背伸びすると手が届く程度の方が良いと思う。高い数字を掲げる企業は多いが、急な企業成長はリスクを伴う。
急成長すると社員も在庫も一気に増やさなければならない。新たに加わった社員は直ぐに戦力として能力を求められるが、そんな力は到底持ち合わせていない。また在庫も拡大させることになるので、大量の消費期限が付きまとう。
その急成長を維持、拡大することができなくなれば、社員をリストラしなければならないし、在庫も何らかの形で処分しなければならない。
だから社員も商品も丁寧に確実に育てることのできる余裕のある成長目標にするべきではないだろうか。
今年、多くの大企業が賃金のベースアップを行い、株主にも増配などで還元している。企業が社員や株主に還元することは素晴しいことだが、その見返りにと、あまりにも高い目標を掲げると、その皺寄せが必ず企業の内部に蓄積されてしまう。高すぎる目標数字を掲げることのリスクも理解する必要がある。
確実に一歩一歩足場を固めて、堅実に成長することが大切だ。
今年も桜の花は確実に満開となり、多くの人を魅了させるだろう。
written by マックス