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2024年10月04日

早いもので10月に入り、今年も残り3ヶ月だ。マンションの改修工事は続き、足場が組まれネットで覆われているので窓から秋へと移る景色を眺めることができない。また部屋から離れた箇所の工事でも、その騒音はコンクリートを伝ってマンション全体に響くので、うるさくて外に出てしまうほどだ。耳の良い愛犬Q次郎もその音にストレスが溜まっているようで、レースのカーテン越しに足場を渡る作業スタッフの人影が映るとQ次郎はけたたましく吠える。

「Q!そんなに吠えるとびっくりして足場から落ちるぞ!」

ところで先週末、自民党総裁選で石破氏が勝利し、今週、石破氏が総理大臣に任命された。自民党の総裁選に出馬する顔ぶれが揃った頃、石破氏に勝って欲しいと僕は思っていたが、選挙戦が始まり石破氏の話を聞いているうちに彼の勝利を望まなくなった。それは石破氏が株式投資で得た利益などに課税する『金融所得課税』の強化に言及したためだ。今週の月曜日、石破さんの自民党総裁選の勝利を受け株式市場は大きく反応し1,910円も下落した。この下落の背景には何があるのだろうか?

今、日銀は利上げを段階的に進めているが、金利が上昇すれば国債の利払い費用が増え国債の発行は控えるという機運が高まり、「国や地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス=PB)の黒字化」を石破氏は強く推し進めるだろう。岸田政権でもPBの黒字化は示されたが、当時の日銀の追加利上げ幅は小さくPBの黒字化の議論は「金利のない世界」が前提だった。現在の税収では政策的な費用も十分に賄えず国債発行で補っているが、「金利のある世界」では、国債の発行を控えても国債の利払い費用が増えるので、当然、増税は避けられない。そして石破氏が総裁選で語った「金融所得課税」や「法人税」の強化が現実味を帯び、さらには「消費税増税」にまで及ぶかもしれない。今後、増税が国民の肩に重くのしかかり日本経済は混乱してしまう恐れがある。

結局、この国は誰が総理大臣になっても上手な舵取りができず、豊かで暮らしやすい国にはならないのかもしれない。日本を離れ、海外に移住し観光で日本を訪問するくらいが調度良いかもしれない。

パソコンに向かってブログを書いていると、窓から足場を渡る作業スタッフの人影が映りQ次郎がまた吠える。

「Q、どこか静かなところで暮らそうか?」

「ワンワン!」

2024年09月27日

今週に入ると残暑は落ち着きエアコンを使用せずに過ごせるが、住んでいるマンションは改修工事中で外壁は足場に囲まれ夜は窓を開けて寝ることができず、エアコンを使用している。早く窓を開けて自然の風に包まれて寝たいが、改修工事が終わる頃は晩秋なので窓を開けて寝ると寒いだろう。僕の好きな秋なのに…。

ところで1980~1990年代は、多くの日本人が海外旅行に出掛け豪華なホテルに泊まりブランド品を買いあさっていたが、今では海外に出掛ける日本人よりもはるかに来日する外国人が増えている。街を歩くと中国人?それとも台湾人?や、韓国人などの外国人観光客を見掛ける。多くの外国人観光客が来日することで観光業や外食産業は潤い歓迎している。

来日する外国人観光客数は2005年には約673万人だったが、年々増加し2018年には約3,120万人まで拡大し、わずか13年間で4.5倍も増加した。その後、新型コロナウィルスの影響で外国人観光客は大きく減少したが、新型コロナウィルスが落ち着いた2023年には2,500万人まで回復した。そして2024年は昨年よりも増加が見込まれ、中でも中国、台湾、韓国の外国人観光客が増えている。

日本観光の価値が高まったことで外国人観光客が増えるのであれば嬉しいが、実際は日本の国力が低下し円安が進んだことで、日本での観光や買物が安くでき外国人観光客が急増している。

昨今、OECD(経済協力開発機構)の2020年のデータによると、日本人の賃金は韓国よりも低いことが判明した。日本の平均賃金はOECD加盟35カ国中22位で、19位の韓国よりも年間で38万円ほど低いそうだ。このOECDの賃金調査は名目の賃金ではなく「購買力平価」で、「そのお金でどれだけのものが買えるか」という金額を指している。「購買力平価」は賃金とともにその国の物価が反映され賃金での購買力を比較しているもので、日本人は韓国人よりも38万円ほど生活が厳しいことになる。さらに2021年には日本はさらにランクを落とし24位で、日本の賃金はOECD全体の平均よりも年間1万ドル(140万円)ほど低く、先進国の中では低賃金国になっている。

「茹でカエル」カエルは熱いお湯の中に入れると、耐えられずにお湯から飛び出してしまうが、水の中にカエルを入れ徐々に温めると茹で上がって死んでしまう。これは緩やかな環境変化に気づかず致命的な状況になることの例えだが、日本人は「失われた30年」の間に「茹でカエル」になってしまったのかもしれない。 日本の若者も「茹でカエル」にならないために、海で閉ざされた小さな島国から飛び出し、もっと広い世界から日本を見つめる必要があるのではないだろうか。

2024年09月20日

今秋の彼岸入りは9月19日だが、まだまだ猛暑が続いている。「暑さ寒さも彼岸まで」昔からの言い習わしで、夏の厳しい残暑はお彼岸の頃に落ち着き季節は秋へと加速する。しかし温暖化の影響で夏はさらに長引きそうで、今後、この言葉は使われなくなるかもしれない。

先週も猛暑の中、汗だくになり自転車で筋トレのため市民体育館のトレーニングルームに出掛けた。早速、下半身を鍛えるため「レッグプレス」というマシンに向かうと、「故障のため使用不可」と張り紙がされている。「レッグプレス」は座った状態でプレートに脚を乗せ、そのプレートを脚で押し伸ばすと、プレートから延びるワイヤーを介して重りが上がり負荷が掛かるマシンで、主に太腿やお尻の筋肉を鍛えることができる。僕は近くにいた体育館スのタッフに「レッグプレス」はいつから使用できるか尋ねた。

「いつ頃からレッグプレスは使えるんですか?」

「1カ月ほどで新しい部品が届き交換するので、申し訳ありませんが、しばらくはスクワットなどで鍛えて下さい」

「わかりました…。(スクワットならわざわざここに来んでも、自宅でもできるし…)」

そこで、負荷を掛けるために20㎏のダンベルを持ち1セット12回の3セットで「スクワットをすることに。回数を重ねると足にずっしりと負荷が掛かる。

「お~!これは結構、筋肉に効いとるなぁ~」

翌朝目を覚ますと、太腿が酷い筋肉痛でスムーズに歩くことができない。「スクワット」はバカにできんな。そこで自宅に戻り「レッグプレス」と「スクワット」の違いを調べてみた。

「レッグプレス」は座ったまま重たい物を脚で押すエクササイズなので、脚(大腿四頭筋とハムストリングス)を集中的に鍛えることができるが、この動作は日常生活で必要なエクササイズではないという。逆に「スクワット」は立って行うエクササイズなので脚だけでなく、体幹、お尻、上半身も同時に鍛えることができ、複数の筋肉群が同時に使われカロリーの消費量は高く効果的に全身が鍛えられるそうだ。また「スクワット」はベッドから出る時、階段を上る時、椅子から立ち上がる時、乗物への乗り降りなど日常生活で頻繁に使う動作のエスさサイズだという。

「なるほどね~!そう言えば、高齢になっても舞台に立ち続けた女優さんは毎日スクワットをやっていたな~」

これからトレーニングのメニューに「スクワット」を取り入れることにした。今回の筋肉痛は3日ほど続き、まともに歩くことができなかった。

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