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2023年07月07日

梅雨末期で連日、強い雨が降っているが、そろそろ梅雨は明け夏本番になる。先週、メキシコ料理のトルティーヤを作り、グリーンのタバスコをたっぷり掛け、冷えたビールと一緒に頂いた。「旨っ!!」今年の夏は辛さの効いたトルティーヤと冷えたコロナビールで乗り切ることにしよう。

ところで先日、甥っ子から「運って何やろう?」と質問された。その時、何気なく思い付いた言葉で説明したが、その後、「運」について今一度、考えてみた。

「運が良い」、「ついてる」、「ラッキー」というと、たまたま「運」が突然やって来たように感じるが、僕は「運」は知識よりも知恵が大きく関わっているように思う。知識も当然大切だが、知恵は経験から養われるもので、たくさんのことに興味を持ち、たくさんの経験を積むことで「運」は良くなっていくと思う。また周囲の経験豊富な人と接点を持ち、その人の知識と知恵を素直に取り入れることも必要だ。そしてリスクを取りポジティブに多くのことにチャレンジすることで、「運」は良くなっていくのではないだろうか。「当たって砕けろ」というが、何でも当たってみないと結果はでない。

アメリカの心理学教授が「運の良い人」と「運の悪い人」1,000人を対象に調査を行い、両者の人生に異なる成果をもたらすのは全くの偶然か、それとも何か別の不気味な力なのかを検証したという。その結果、「運」は単なる偶然でも超常現象でもなく、その人の選択によるところが大きいことが明らかになった。「運の良い人」は新しい経験を積極的に受け入れ、外向的であまり神経質でないことが示され、彼らは直感に従い前向きにものごとを試し直感を研ぎ澄ましているという。面白いことに「運の悪い人」に、「運の良い人」のように行動するよう指導すると、「運の良い人」と同じ成果が得られ、80%の「運の悪い人」は運が良くなったと実感し、しかも幸福感も高まったという。

また「人はやらなかったことを最も後悔する」という諺があるように、人は失敗したことよりも行動を起こさなかったことを2倍後悔するという。失敗したことを正当化することはできるが、何も試みなかったことについては全く正当化できない。年齢を重ねると人は良かったことだけ覚えており悪いことは忘れてしまう傾向にあるそうだ。

結論として「運の良い人」はチャンスを最大限に生かす行動をし、失敗してもあまり悩まず悪い出来事の良い面を学び、直感を研ぎ澄ましている。「運」と「直感」の結びつきは強いく、直感を研ぎ澄ましていくと幸運の女神が近寄って来るようだ。

「Good luck!」

2023年06月30日

早いもので、あっという間に今年も前半が終わり、明日から7月で後半に入る。毎年6月末は愛犬Q次郎が狂犬病のワクチンを接種する時期なので、今週、動物病院でワクチン接種を受けたが、人間同様にワクチン接種による副反応があるのか、接種後、Q次郎は一日ぐったりとしていた。

犬もワクチンや薬など何かと費用が掛かる。一体、犬の生涯の飼育にどのくらいの費用が掛かるのだろうか?調べてみると、ペットフード協会が2022年に公開している犬の生涯に掛かる費用の統計調査では、犬種全体の平均寿命を14.76歳とし平均費用は2,517,524円になるそうだ。この数字はあくまでも全ての犬種の平均額で、犬種や寿命などによって費用は異なる。Q次郎がうちに来る前、同じミニチュアダックスのQ太郎を飼っていた。Q太郎は長生きで19年も生き、4年前に老衰で亡くなった。そこでQ太郎の生体費は含まずに生涯の飼育費用を計算してみた。

まずQ太郎を自宅に迎えるためゲージ、餌を入れる容器、首輪、リードなど犬の生活に必要な雑貨と犬の登録費用など初期費用で30,000円。続いて生涯の医療費は、毎年、受ける狂犬病の予防注射、病気を予防するための混合ワクチン、フィラリアやマダニを駆除するための薬などで年間50,000円、19年で950,000円。また避妊手術を受けたので50,000円。それに日頃の健康診断や病気などの治療費と終末期の医療費を合わせると300,000円ほど掛かり、生涯の医療費合計は約1,300,000円になる。

また毎日食べるペットフードとおやつ(おもちゃを含む)に月に6,000円、またゲージの中に敷くおしっこの吸収シートは月に2,000円、合わせて年間96,000円、19年で1,824,000円にも及ぶ。そして僕の散髪代よりも高いトリミングは1回6,000円で、年に4回利用していたので年間24,000円、19年で456,000円になる。最後にQ太郎が亡くなり火葬代と骨壺代で20,000円掛った。

Q太郎の生涯の飼育費用を合計すると、なんと3,620,000円に上る。うちには2代目のQ次郎がいるので、2匹合わせると約7,000,000円を超えることに。犬の生涯の飼育費用を計算すると、中でもペットフードやおやつ代が嵩んでいることが分かった。

「Q次郎!まずおやつを削るか?」

僕がそう言うと、背を向けてぐったりしていたQ次郎は直ぐに振り向いた。 「Qは毎日、癒してくれるけん良しとするか(笑)」

2023年06月23日

来週、福岡の天気予報は雨マークがずらりと並んでいる。その中、気が早いと言うか、早くも一匹の蝉の声が聞こえた。昨年まで部屋の窓から隣家の大きな銀杏の木が臨めたが、マンションが建設されることになり隣家は解体され銀杏の木も倒されてしまった。毎年、その大きな銀杏の木から、蝉の大合唱が聞こえ煩かったが、今年の夏は銀杏の木から蝉の声が聞こえないと思うと、何だか寂しい。

ところでスイスのビジネススクールIMDは世界64カ国の経済統計と経営者への意識調査を基に経営環境や政策などを評価し、「国際競争力ランキング」を発表している。今月20日にその結果が発表され、ランキングのトップはビジネスや政府の効率性、インフラ整備などが高く評価されたデンマークが2年連続の1位に輝いた。2位は高い経済指標の後押しを受けたアイルランドで、3位は昨年の11位から順位を急上昇させたスイス。4位から10位はシンガポール、オランダ、台湾、香港、スウェーデン、米国、UAEアラブ首長国連邦と続く。そして残念なことに日本は35位で、G7・主要7カ国では41位のイタリアに次いで低いランキングだった。

競争力などのランキングを発表する企業では調査方法が異なり、欧米諸国が上位になるような基準になっている事が多いようだが、今回の日本の順位は今の日本の現状を反映しているように思える。最近、日本の株価はバブル経済崩壊後の最高値を更新し高値が続いているが、この株高は円安効果で大企業を中心に過去最高の利益を計上によるものだろう。この株高をまるで日本経済の復活によるものだと報道しているところもあるが、半導体を始め日本が強かった分野は総崩れしているのが現状だ。しかも製造業全般では中国や東南アジアの国々に既に追い越されている。

今後の日本は少子高齢化で優秀な人材のパイは今よりさらに小さくなり、労働人口の減少や国内購買力の低下で更に成長基盤が失われていく。内需に期待が持てなければ、当然、外需で稼がなければならないが、今回発表されたランキングでも分かるように日本の国際競争力は低下しており、日本経済は今後、さらに苦しくなる恐れがある。

戦後、日本は焼け野原から復興し大きく経済成長を果たすが、バブル経済崩壊後、日本経済は再生することができず、「失われた20年」と呼ばれるデフレによる停滞期が長く続いた。この時期、世界はワールドワイドに繋がり、逆に日本はガラパゴス化し縮小してしまった。今後、英語力はもちろん、コミュニケーション力、プレゼンテーション力など日本はしっかり養わなければならない。

以前、日本で一発芸人だった「とにかく明るい安村君」彼は英語が流暢ではないが、英国番組「ブリテンズ・ゴッド・タレント」に出演し決勝まで進んだ。彼は会場を笑いの渦に包み日本の芸人が世界で通用することを証明した。

日本人は「とにかく明るい安村君」の勇気とコミュニケーション力など見習う必要があるのではないだろうか?

「Don’t worry .I’m wearing! 」

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