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2023年09月01日

今日から9月に入り暑さもそろそろ落ち着く頃だが、この暑さはまだまだ続きそうだ。昔から「暑さ寒さも彼岸まで」というが、今後、この言葉は使われなくなるかもしれない。僕が子供の頃、夏は暑くても30℃か31℃くらいだったが、今では35℃を超える猛暑日が続く。昔は猛暑日という言葉はなく熱中症という言葉も無かった。昔は暑くて水を飲むと「水を飲むと疲れる!」と先生から怒鳴られ、炎天下で運動をしていても水を飲むことはタブーだった。今では熱中症にならないために小まめに水分補給することが推奨されている。

時代は変わったな~。昔の常識が今では非常識になってしまった。そこで昔の常識を少し挙げてみよう。

〇昔はタバコが市民権を得ていたのか、電車の中はもちろん飛行機やタクシーの中でも多くの人がタバコを吸っており、さらに映画館、職場、病院の待合室でも多くの人がタバコを吸っていた。今では殆どの場所が禁煙になり、喫煙場所以外でタバコを吸うと直ぐに注意されてしまう。

〇昔は「コンプライアンス」や「ハラスメント」という言葉などなく、学校の先生からは悪さをすると直ぐにビンタをされ、水が溢れんばかりに入ったバケツを持ち廊下に立たされた。職場でも上司からは毎日のように怒鳴られ、酒の席では上司の勧める酒は「おこぼれを頂戴します」と言って直ぐにイッキ飲みをしなければならなかった。

〇昔は「男は男らしく、女は女らしく」と教えられ、ひ弱な男子は「おかま」と周りからからかわれていた。今では「ジェンダー」や「トランスジェンダー」と言う言葉が使われるようになり、国連で採択されたSDGsには「ジェンダー平等を実現しよう」と目標が掲げられ同性婚も増えている。

〇昔は携帯電話やスマホは世の中に存在せず、いつでもどこでも直ぐに連絡を取ることができなかった。街中のいたる所にあった公衆電話は一体どこに消えてしまったのだろう。

〇昔は家庭のゴミは自宅の庭で燃やすことが当り前で、ゴミを焼いた後に焼き芋を作っていた。今、庭でゴミを燃やすと通報され警察官か消防隊が駆けつけるだろう。

〇昔はスーパーで買物をすると当たり前のようにレジ袋をもらっていたが、今はレジに店員はおらず、客自らが会計や支払いを行ないレジ袋も購入することになった。

昔の常識を探せばまだまだあるが、昔の常識が今では非常識だと非難される。あの頃の常識は一体何だったんだろう…。きっと数十年後は今の常識が非常識になっているだろう。

「熱中症にならないように水を飲もう~」

2023年08月25日

この歳になっても夏休みのように長期休暇に入ると心が弾む。長期休暇はブログの更新やスポーツクラブでの筋トレも休んでいるのでストレスフリーで心地良い。しかし休暇が終盤に近づくと、子供の頃のようにどこか寂しさを感じ、次の長期休暇を指折り数えてしまう。次の長期休暇は年末年始の冬休みで4カ月も先だ。

夏休みに大学の頃の友人が親父のお骨に手を合わせに来てくれたので、一杯やることに。彼はコンピューターのシステムサービスの会社に勤めているが、そこの社長が会社を他の会社に売却したので、今はその会社を買収した会社で働いているという。

最近では後継者不足や企業間のシナジー効果を高めるためM&Aが増加している。M&Aは売却した会社と買収した会社では理念や歴史が異なり、仕事のスタイルや進め方なども異なる。買収した企業は自社の企業文化や風土、仕事の進め方や価値観などを買収した会社の従業員に押し付けてしまうことが多く、買収された会社の従業員は委縮しモチベーションが下がってしまう。M&Aで大切なことは買収された会社の従業員に十分配慮したうえで、お互いの企業文化を理解し価値観を合わせていかなければならない。

友人は売却した会社の社長に引き抜かれ社長の右腕として働いていたが、買収後は役職も無く年齢の離れた若い社員が上司になり売上目標が達成できないと叱責されるそうで、買収した会社の文化や仕事の進め方などに馴染むことができず転職を考えていた。

夏休みが明け彼から連絡があった。遂に上司から退職勧奨があったという。

「退職する?ちょっと待て。次の転職先も決まっとらんし、子供はまだ学生やし家のローンも随分残っとるやろ。転職先を見つけるまで何とか今の会社にしがみついとかんと。解雇ではなく依願退職したら失業保険も直ぐに出らんぜ!」

「そうやね…」

一先ず彼は会社を辞めることを踏みとどまった。

彼のように働いていた会社が買収され、環境が大きく変わることがある。歳が若ければ何とでもなるだろうが…。彼は売却した会社の社長に引き抜かれて転職したが、果たしてその会社に転職するべきだったのだろうか?将来を見据えてしっかり行動しないと不測の事態で人生が大きく狂うことがある。

NHK大河ドラマ「どうする家康」を毎週見ているが、家康はいくつものピンチの中で悩み自ら進む道を選択し、最終的に成功を収めた。友人もこれからの人生をしっかり見据え自らの道を選択しなければならない。

「どうする?」

2023年08月04日

ここはインドか?それともアフリカか?福岡の気温は連日37℃を超え、人の体温を超える暑さが続いている。僕が若い頃の夏は暑くてもせいぜい30℃を超える程度だったが、近頃は35℃を超える猛暑日が続く。天気予報は全国で晴れマークと高温の数字が並び、日本で避暑地を探すことは難しくなった。

ところで全国展開している大手中古車販売店が問題になっている。この大手中古車販売店の修理、板金塗装部門が自動車保険の保険金を不正に請求していたことが発覚した。また店先にある街路樹が不自然に枯れていることから土壌調査を行うと、除草剤の成分が検出され、多くの自治体が調査に乗り出している。理由は判明していないが、展示している中古車が道路沿いから少しでも見えるように街路樹を除去したのではないだろうか。この大手中古車販売店は利益至上主義で利益のためには罪を犯しても構わないブラック企業だった。

15年ほど前だったか、この大手中古車販売店で働く知人からテレビ広告を展開するので相談に乗ってほしいと連絡があり、僕は福岡にあるこの大手中古車販売店の基幹店に出掛けた。その基幹店で知人に紹介されたのは今回の不正事件後に就任した新社長で、当時は専務だった。彼は初対面にも拘らず横柄で粗野な振舞いをするタイプの人だったので、僕は違和感を覚えた。しかし知人からの相談だったこともあり、僕は提案書を作成し数週間後にプレゼンを行った。プレゼン後、彼は僕の提案を評価し仕事を進めることになったが、僕は彼の横柄な態度が我慢できず、知人に連絡を入れ彼の横柄な態度が鼻につくので仕事は請け負えないことを伝えた。広告予算はまとまった金額だったのでその知人は驚いていた。

僕が仕事を断ると、大手中古車販売店は他の広告代理店を通じてテレビCMを開始した。しかし数年後にその広告代理店は大手中古車販売店からの無茶な注文に耐えられなくなったようで手を引いた。そして再び別の広告代理店がその大手中古車販売店を担当してテレビCMを引き継いだ。その別の広告代理店は大手中古車販売店からの無理な注文を必死に耐えて仕事を請け負っていたという。この問題が明るみになった今、その広告代理店は後始末で大変だろう。

仕事は発注者と受注者がお互い信頼して気持ち良く進めるものだと僕は考えている。目の前に大きな数字をぶら下げられても、企業や人を見極めて仕事を請け負うべきではないだろうか。果たして問題を起こした中古車販売店は今後、事業を存続できるのだろうか。

来週末から夏休みでブログの更新は2週お休み!僕はコロナビールを持って愛犬と海に出掛けよう。それでは皆さん熱中症に気をつけて素敵な夏休みを!!

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