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2013年12月13日

広告は小売業界などと違い受注業界なので、基本的に在庫を持つことがあまり無い。しかし広告スペースを事前に広告会社が買い切ることがある。買い切った広告枠は、何としても売り切らなければ当然赤字になってしまう。

営業経験が乏しいスタッフのお尻に火が付けばと、年始の新聞広告の小さな枠を半ば強制的に買い切らせた。買い切ってから原稿を入稿するまでの時間は約一週間と時間はあまり無かった。

何としてもこの枠を埋めないと赤字になることを彼に伝え尻を叩いた。その次の日から彼の目の色が変わり、多くの企業に電話を掛け訪問するようになった。しかし、そう簡単には枠が埋まるわけもなく刻々と時間が過ぎていく。ついに彼はその週末の休みまで返上し、飛び込み営業を行い、そして夢の中でも営業していたそうだ。
そして、締切日ギリギリに枠を埋め無事に原稿を入稿することができた。彼はひとつの仕事を自力で完了させた。彼にとっては初めての経験で大きな山だったのだろう。肩の荷が下りたような顔をしていた。
やはり在庫などのリスクを持って仕事に挑まなければ人の成長は無いと思う。

原稿を入稿した日に、『また違う広告枠を買い切ろうか?』彼にそう伝えると、彼はギョッとしていた。

written by ベルハルト

2013年12月06日

来年の4月に消費税が上がる。増税で日本の経済がどう変化するのだろうか?
消費税が上がる前にと、駆け込み需要が広がり高額商品が売れている。またそれに伴い広告の需要も高まっており、11月の中旬からTVスポットのCM枠は完売したそうだ。

ある設計会社の方からこんな話を聞いた。
消費税が上がる前に慌てて住宅を建てる人が急増している。そのため資材や建材が不足し価格が上昇しているそうだ。また同時に大工さんなど建築現場で働く労働者の方の確保も難しく人件費も上がっているそうだ。結局、消費税が上がる以上に高い買い物をする破目になっているという。住宅を建てた方は増税分浮いたと満足しているのだろうが…。需要と供給のバランスが崩れると、お互い苦しくなる。

昨年より株価も上昇し、にわかに好景気の雰囲気が日本を包みつつある。しかし来年の4月以降を慎重に見極めなければならないと考えている。日本経済は果たしてデフレ脱却できるのだろうか?

飲食店で良く聞く話だが、過去消費税が二度上がった時、飲食店ではお客さんが激減し多くのサラリーマンが外で一杯やらなくなったそうだ。消費税が上がる分サラリーマンの給料も同じ比率で上がり、お小遣いも同じ比率で上がれば良いのだが…。仮に給料が同じ比率で上がったとしても、家庭から支給されるサラリーマンのお小遣いは締め付けられるのだろう(笑)

年末も近づき、来年1年が気になる。
どんな年になるのだろうか…

written by マックス

2013年11月29日

普段、事務所のBGMは洋楽が流れている。
先日、ユーミンの「ひこうき雲」が聴きたくなって、ユーミンの40周年記念アルバムを購入した。

僕と若いスタッフは年齢が離れており世代も全く違う。ユーミンなど知らないだろうし、古い音楽などと言われるのではないかと、恐る恐るそのCDをミニコンポへ挿入。ユーミンの懐かしい歌声がスピーカーから流れ始めた。事務所で若いスタッフの視線を気にしながら、何も無かったかのようにデスクに戻り業務を再開。

数曲が流れたあと、「何かユーミンって懐かしくて意外にいいね」と、スタッフに声を掛けると若いスタッフは笑いながら頷いた。
「ユーミン知っているの?」と、尋ねると
「母が好きで聴いていました」、「父が好きだったんで」などと返事が返ってきた。
少しホッとしたものの、スタッフの親と同じ世代なんだとしみじみと感じた(笑)

しかしデビューして40年もシンガーソングライターとして主体的に活動を続けることは大変なことだ。以前、一緒に働いていた人がこんなことを言っていた。
「お得意先の担当が若返っているし、俺のように歳が離れた人間がお得意さんを担当すると、先方も気を遣うだろうし、こっちも体力的に落ちてきているし、そろそろ現場を離れて…」

「彼の命はひこうき雲~♪」こう歌いだしてしまいそうになった(笑)

ユーミンもそう思っているのだろうか?
きっと楽しく仕事しているに違いない。大好きな仕事に年齢は関係ないのだろう。

僕も楽しく好きな仕事を続けよう!

written by マックス

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