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2015年03月09日

最近、ロボットや人工知能の話題を良く耳にする。アニメや映画の世界が現実味をおびてきた。

自動運転で走る車は既に開発され、アメリカでは無人攻撃機が敵を攻撃している。また軍需産業や介護業界ではロボットの開発も加速している。そして将棋やチェスの世界では人工知能がプロを打ち負かし、株式投資の世界では膨大なデータをコンピューターが分析し売買を繰り返している。

今ある職種が将来も存在するとは限らない。昔、駅では改札口で切符を切っていたが自動改札機が開発され、その光景はなくなった。ちなみに田舎では昔から改札などなく無人駅だが…(笑)
また銀行の窓口も近い将来、自動化されるという。自動レジも既に存在するので、コンビ二やスーパーのレジを打つスタッフも必要なくなるだろう。そして将来、万引きできないようにセキュリティーのロボットが客を監視しているかもしれない。
人間の開発した人工知能やロボットが人間に代わり、そして人間の仕事が失われていく。

僕らの業界でも大きな変化があるだろう。
広告会社やメディアの営業マンなんか必要なくなってしまうだろう。またマーケッターなども必要なくなり、代わって人工知能がマーケティング戦略を練っているのかもしれない。クリエイティブも過去の販促データから人工知能が制作しているのかもしれない。

「ん、ちょっと待てよ…」

ひょっとすると消費者の側にも人工知能やロボットが家庭にあり、その家庭で本当に必要な広告だけを取捨選択しているかもしれない…。
色々考えると、頭の中がアベコベになってきた(笑)

果たして未来はどんな世界になっているのだろうか?

written by SDB-1

2015年02月27日

2月26日は以前勤めていた会社が倒産した日だ。歴史的に有名な2.26事件があったこともあり、倒産した日付はしっかり記憶している。

その日、昼前に東京の本社から僕が勤めていた九州支社にファックスが一枚送られてきた。
ファックスの内容は社長が裁判所に破産申し立てを行ったことと、今をもって全社員を解雇するという内容だった。事前に会社の状況が良くないことは知っていたが、その日に倒産するとは想像していなかった。

午後になると債権者の多くが事務所に押し寄せて来た。そして僕らに説明を求めるが、僕らも寝耳に水の状態で、本社から正確な指示や情報もなく大変混乱したことを覚えている。事務所のデスクやキャビネットなどの事務所の什器がリースだったようで、どこから聞きつけたのか早速リース会社の担当者がやってきて、什器に赤札を貼っていった。僕はそのスピーディーな対応に感心してしまった。初めて僕は赤札が貼られる瞬間を目にした。
ついこの間のように感じるが、早いものであれから13年が経つ。

当時、独立することに多少の不安はあったが、希望のほうが大きかった気がする。そして出会いや別れを繰り返し、数ある道の中からこの道を選択し歩んでいる。
本当によく生きているな(笑)

以前は2月26日になると当時の職場の仲間で集まり、近況などを報告しながら飲んでいた。そのうち時間が経つと集まって飲むこともなくなった。
昨日2月26日に、当時の職場の上司(?)から久しぶりに連絡があった。
「久しぶり!元気しとーやー?今日は何の日か覚えとるや?」
「ちゃんと覚えとりますよ。2.26でしょ!」
「お前もいい年になったやろ」
「そっくりそのまま言葉返しますよ!」

当時の仲間はきっと2月26日のことを記憶しており、どこかで当時を思い出すのだろう。
みんな元気でやっていたらいいのだが。

written by マックス

2015年02月20日

最近、自宅や職場ではない第3の居場所を求めて、小さな酒場を利用する人が増えているそうだ。カウンター席に座り、店主や初対面の隣客と会話をしながら楽しく酒を飲むという。自宅で家族と居ると窮屈な時もあり、職場だと緊張感の中に身を置いて居るので、第3の自分だけの落ち着ける居場所を求めているそうだ。
またネット社会というデジタルの世界で日々生活しているので、アナログの世界に身を置きたくなるという。

逆に大手居酒屋チェーンの業績は低迷している。価格は安いがマニュアル通りの接客で、メニューも変化がなく、直ぐに冷凍商品だろうと想像がつくメニューが並ぶ。どこかデジタルのような感じを受けてしまう。学生の頃や就職したての頃は良く利用していたが、それ以降全く利用していない。

携帯電話にも変化が起きている。最近、ガラケーの販売台数が伸びている。家でも仕事でもパソコンを利用しており、デジタルから解放されたいという。またスマホだと料金も高く機能も複雑で、電話とメールさえできればいいそうだ。

時代はまるで時計の振り子のように変化する。アナログからデジタルへ、そしてデジタルからアナログへ。アナログの時代に大きく戻ることはなくても、心の中でどこかアナログを求めているのかもしれない。

馴染みの店で店主や馴染みの客と一杯やり、店主にビールなどを勧めると、お返しにちょっとした肴を出してくれたりする。

暦の上ではもう春だ。
久しく出掛けていないあの店に顔を出してみようか。

暖簾をくぐりドアを開けると
「あらっ!いらっしゃい!」
そう声が飛んでくるだろう。

written by 彦之丞

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