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2017年12月08日

福岡でも初雪が降り、ピンと張りつめた空気が真冬の訪れを感じさせる。これから数か月は冷たい空気の中で生活することになるが、ボーナスが支給され懐は温かくなる時期だろう。しかし忘年会、クリスマス、年末年始とイベントが多い時期なので支出もかさみお金の動きは活発になる。ちゃんと頭の中にキャッシュフローを入れておかないと、年が明けて預金残高を見て驚くことに。

今は銀行に記帳にわざわざ行かずとも、銀行のアプリで自分の口座の残高やキャッシュフローが確認できる。銀行口座の入出金を把握することは非常に大切で、お金の流れを知ることは経営も同じだ。多くの人は自分のお金の流れを何となく理解しているようだが、どんぶり勘定の人が多い。
僕の周りにもカード払いで借金をつくり、借金返済のためにまた違うカードつくり、複数のカード会社からキャッシングをすることで返済を繰り返す人がいた。カードを利用することに問題はないが、カード会社の締日と支払日を把握し、しっかりとキャッシュフローを頭に入れていないとお金の流れは狂ってしまう。キャッシュフローをしっかり把握し支出をコントロールできないと、個人も会社も破産してしまう。

最近は銀行もマイナス金利などの影響を受け経営も楽ではないようで、銀行はカードローンという商品を大きくアピールし利用を促している。カードローンはネットやスマホなどで簡単に申し込みができ、審査はあるがスピード融資を売りにしている。銀行の商品なので安心感があり簡単に融資を受けることができるが、金利は高く消費者金融とそう変わらない。キャッシュフローが頭の中に構築されていない人は銀行のカードローンの申し込みは控えるべきだろう。銀行のカードローンに、クレジットカード払いなど、複数の信販サービスを利用するとキャッシュフローを理解することも困難になる。また今の時代はアマゾンなど簡単にネットで商品を購入できるのでついついお金を使ってしまうので注意が必要だ。

クリスマスイルミネーションが煌々と輝き心躍るこの季節。支出が重なり年明けから急にキャッシュフローがおかしくなり資金繰りが苦しくならないようにしっかりとお金の流れを組み立てなければならない。

僕はかなり几帳面なので大丈夫。ご心配なく。

written by マックス

2017年12月01日

毎日、日経新聞に目を通しているが、まず大見出しを読み、その中で気になる箇所の本文を斜め読みしている。先日、東京出張に行った帰りの飛行機で、座っている間中一時間半ほど日経新聞を隈なく読んでみると、普段気づかなかった大切な情報にたくさん触れることができた。以前、新聞は小さい記事の方が大切だと教わったが、その通りだと今更ながら気付いた。
アメリカの情報機関であるCIAは世界中で頻繁に諜報活動を行っているようなイメージがあるが、普段は各国の信用できる主要な新聞や雑誌を隈なく読んで情報を集めており、その情報で世界中の重要な情報はほぼ入手できるという。

ネットの普及で簡単に情報を探すことができるが、そもそも検索するワードを知らないとその情報にたどり着くことはできない。これからの時代は変化が加速していくので、とにかく時間を大切に有効な情報をしっかり入手し、未来の姿をいち早く想像できなければならない。

先日、甥っ子と将来のことについて話した。彼は周りから将来は医者になるように薦められており、彼もその道を目指そうかと悩んでいた。

「医者?確かに医者は人の命を守り助ける大切な仕事やけん、やり甲斐はあるやろうけど、将来はロボットや人工知能が医者の代わりになるっちゃないや?」

「マジで?」

「そうなるやろ。苦労して勉強して医者になれてもこれからは医者ですら簡単に職を失う時代が来るっちゃないや」

「…」

そして僕が考える未来を甥っ子に語った。

彼は高校生でネット世代なので僕よりも未来の情報を知っており、未来を想像することができているのかと思っていたが、その逆で今の延長にある未来を想像していた。友達の間でもロボットや人工知能などが話題には上らないそうだ。僕は通学の時間を有効に使って、新聞や読書に時間を費やし未来を想像し、そして未来を知る力を養うように伝えた。

先日、出張帰りの飛行機の中で新聞を隈なく読んで以来、僕は新聞を隅々にまで目を通すように心がけている。時代のパラダイムシフトが一気に加速する。時代が大きく変化することに恐怖を持つのではなく、時代の大きな変化は大きなビジネスチャンスでもある。

written by SDB-1

2017年11月24日

突然、叔父が亡くなり葬式に出席した。叔父は日頃より健康にかなり気を遣っていたが、急性大動脈解離という恐ろしい病になり急逝したそうだ。叔父は仕事を随分前に辞めていたので、人付き合いはあまり無かったようで会葬客は少なかったが、葬儀会場は広く、祭壇も大きく立派な葬式だった。
叔父の長男で僕の従弟にどうしてこんな盛大な葬式にしたのか尋ねると、父が生きていたら会葬客に対しての失礼がないようにと言うだろうからと、母が盛大な葬儀を行うことを決めたそうだ。そして葬儀の費用を聞いて僕は驚いた。何と普通自動車が1台買える金額だった。葬式にそんなに費用を掛けるのであれば、もっと他に使い道はなかったのだろうか。

戦後の総理大臣となった吉田茂の補佐役だった白洲次郎は、若い頃にイギリス留学の経験があり英語は堪能で、しかも頭脳明晰だった。彼は新たに日本国憲法を作るうえでGHQと幾度も苦しい交渉にあたった男で、戦勝国のアメリカから少しでも有利な条件で日本を独立、復興させるために奮闘した人物だ。天皇の好意に対して失礼な態度をとったマッカーサーを怒鳴りつけるほど、実直な人物だった。そんな彼は晩年、質素倹約に過ごし、常日頃から自分が死んだら金を使う必要はないと家族に話しており、次のような遺言を残したそうだ。

「葬式不要、戒名無用」

葬儀の帰りの車の中で僕は親にこう切り出した。

「葬儀に金を掛けるのは勿体ないし無駄やけん、二人の葬式は派手にせんよ」

母は質素な家族葬で良いと言っていたが、父は違った。

「頼むから俺の葬式はしっかりやってくれよ~!」
「しっかりとした葬式ばしても親父は既にこの世にはおらし出席できんとぜ!それやったら生前葬にしたら?生きているうちに世話になった人ば集めて大宴会したらいいやん!」

そう僕が言うと父は

「生前葬ばして、その後、死んだ時はどうするとや?」
「生きとるうちぬ葬儀しとるけん、死んだら直ぐに火葬場やろ!」
「…」
「親父は葬式を何回もするとね?」

written by キムジー

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