今年に入り寒い日が続き福岡でも連日のように雪が舞っているが、今のところ目立った積雪はない。例年、雪が積もる地域は日々雪掻きの作業で、さぞ手間がかかることだろう。福岡は滅多に雪が積もらないので雪掻きの手間がかからないので有難い。寒さの影響か日本中でインフルエンザが大流行している。私の周りでも最近はインフルエンザにかかったと頻繁に耳にする。僕はここ数年、風邪やインフルエンザに掛かっていない。僕がインフルエンザにかからないのは、きっと若い頃に比べ規則正しい生活を送っているからだと思う。
毎朝、夜明け前に布団から出ると、必ず全ての部屋の窓を開け部屋の空気を入れ替え、お湯を沸かす。洗顔とうがいを終えると水を2杯飲み、簡単に体を伸ばしタバコを一服。すると催してくるのでトイレに入る。
その後ホットコーヒーを飲みながらニュースをチェックし読書を始める。決まった時間になると、朝食を取るが必ずご飯とみそ汁、おかずは納豆とめざしなどで、食後にヨーグルトを頂き、その後は温かい緑茶を3杯飲む。歯を磨き準備を終えると会社に出掛ける。
会食や飲み会が無く真っすぐ自宅に戻ると、手洗いうがい、それに鼻うがいを行い、直ぐに風呂に入る。風呂から上がるとゆっくりと晩酌をする。晩酌は決まって野菜中心のおかずなどの小鉢が3品ほど。時間をかけて晩酌をしていると、ウトウトしてくるので歯を磨き、寝る前に水を2杯飲み布団の中へ。規則正しい生活と、バランスの取れた食事、それに睡眠が大切だと思う。若い頃はこのような規則正しい生活は全くしていなかった。
「毎日、晩酌すると内蔵をアルコール消毒するようなものなので、インフルエンザにかからないんですよ」
通いなれた内科医の先生が言っていた。
「タバコを吸うとインフルエンザにかからないんですよ。僕はタバコを止めた途端、インフルエンザにかかるようになったんですよ」
行きつけの歯医者の先生が言っていた。
確かに僕は酒もタバコもやるが、このことがインフルエンザの予防になっているとは思えない。医者も適当だな~。
若い頃は毎晩飲み歩き、不摂生に不規則な生活でインフルエンザや風邪によくかかっていた。規則正しい生活になった僕は全くインフルエンザや風邪にかからなくなった。僕の周りでインフルエンザや風邪にかかっている人はみんな不規則な生活を送っている。
written by ゴンザレス
昨年末に地元銀行の女性営業の方が事務所に飛び込んできた。
名刺を見ると所属部署はプライベートバンキング部と書かれてあったので、僕は非常に興味を持った。実は先日、僕は「プライベートバンカーは富裕層に何を教えているのか」という本を読んでおり、その中でプライベートバンカーは事業継承、節税、そして投資のエキスパートで、多くの知識を持ち顧客に対して金融のアドバイスをする「お金の番人」、「お金のコンシェルジュ」と書かれていた。
彼女と面談するとやはり事業継承、M&A、投資の3つを柱に営業活動を行っており、銀行の中では選りすぐりの部署だと言う。彼女の言う3つの中で僕は投資に興味を示し、僕の希望を伝え再度うちに来社することがあれば、僕に提案できる投資のポートフォリオを具体的に持って来てくれるように頼んだ。
数日後、彼女からアポイントの連絡があり再度面談することに。彼女は銀行内の多くの部署に相談し、グループ企業の証券会社などに僕のリクエストを伝えたが、取り扱っている商品に限りがあり、僕の目当てに叶う商品やサービスは無く、提案するポートフォリオを作ることができなかったと言う。
よくよく彼女の話を聞くと、今の銀行は日銀のマイナス金利政策で利益が上がらず、またフィンテック、AIなどの金融イノベーションが加速し経営は芳しくないそうで、非常に将来への危機感が強いそうだ。そうした環境の中、彼女の銀行は新たなサービスを行い新規顧客を取り込むため事業継承、M&A、投資を扱う専門部署を立ち上げたそうだ。
結局、彼女よりも僕の方が投資は勉強していると感じたので、僕の作ったポートフォリオを彼女に渡し、今の銀行を変えるくらいもっと勉強するように伝えた。
その後も、彼女は僕に保険や投資信託などを提案してきたが、全て僕に断られた。まさにけんもほろろ…彼女に同情した僕はこう言った。
「うちにあなたのお客さんを紹介するのであれば、融資を受けてあげようか?」
「今すぐにお客さんを紹介できるかわかりませんが、必ず頑張ります。どうぞよろしくお願いします」
彼女はそう言い喜んだ。僕は彼女の紹介など全く当てにしていない。この世に義理を大切にする人間なんて、そういない…。
所詮、プライベートバンキングという響きの良い部署であっても、ローカルの銀行にはサービス、情報、そして知識もメガバンクと比べ見劣りするのだろう。多くの人は勤めている会社名や、自分の肩書にプライドを持って生きているのだろうが、それに見合った中身を持ち合わせない人間が多いようだ。
written by ジェイク
新年の挨拶回りも一段落し通常業務が戻ってきた。年末から今年一年が穏やかな年になることを望んでいたが、先週は出張に出掛け会食の予定も既に入り、今年も何だか慌しい一年になりそうだ。
そんな矢先に高校生の甥っ子が家出同然のように僕の家に住み付いた。彼は優しく素直なのだが、気が弱く自らあまり主張しない性格で多少ネガティブだ。僕が甥っ子と同じ歳の頃は反抗期で毎日親に反発していたが、彼は親に反発することも無いと言う。
僕は以前より彼に男の子なら強く逞しく成長し、将来、お金に苦労することがないように、自分の力で稼ぐことのできる人間になるようにアドバイスしている。そのためにはコミュニケーション能力を高め、不屈の精神を持つためにメンタルを強くするように言い聞かせている。
最近、彼はそのことを少しずつ理解できるようになったようで、自ら強くなりたいと本気で考えるようになった。そこで過保護の親元から離れ僕の家に居候を始めることを決意したようだ。甥っ子が10日ほど居候した頃に僕は親が心配しているだろうから、家出同然のような振る舞いは良くないので、一度家に戻り親と膝を突き合わせて家を出て生活するのか、しっかり話合いをするように伝えると、彼は渋々家に戻っていった。
僕も営業活動を通じて多くの人と接してきたので、多少人を見る目は養われている。基本的に負けん気が強く、一つのことを辛抱してコツコツと努力し、集中力のある人が伸びるように思える。今のままの甥っ子ではきっと社会人になり苦労すると思う。
今の若い方は就職したものの辛抱することを避け簡単に転職するようだ。今の時代は人生百年などと言われ、昔より寿命は倍に延びた。「石の上にも3年」と言う諺もあるが、「石の上にも6年」と、昔より辛抱する時間を倍にしなければ何も身につかず得るものはないだろう。また転職を繰り返すことで退職金は増えず、役職も上がっていかないので収入は増えない。
甥っ子は僕の家に着替えや眼鏡、スマホの充電コードなどを忘れていった…。きっと彼は忘れたわけではなく、わざと置いて行ったのだろう。近いうちにまた家出する計画なのかもしれない(笑)
僕の影響を受け迷える子羊の甥っ子は、将来どんな人生を歩むのだろうか。
written by ダニエル