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新商品カテゴリー
2016年04月08日

昨年まで日本企業は好調だと言われていたが、実際のところ実力ではなく為替の影響が大きかったようだ。今年に入って為替が円高に振れ始めたことで、今期の業績の見通しは厳しいものになっている。

日本は輸出企業が多いため為替に左右されることが多い。しかし業績を為替変動によるものと結論付ける経営者はいかがなものだろう。当然、為替の変動は恒常的に起こり、それを見越して経営戦略を立てることが不可欠だ。
世界中の消費者に魅力的な商品を提供し続けていれば、為替にそう振り回されることはないだろうし、商品価格に転嫁することもできる。

アップルのスティーブ・ジョブスは天才だったのだろう。物が溢れるこの時代で、今までに無かった商品カテゴリーを創出した。そして製品化された商品の美しさには驚いてしまう。

新しく商品カテゴリーを創出することは企業名を歴史に刻むことができる。
新しい商品カテゴリーは世界中の誰もが今まで見たことがなく、使ったこともなく、使い方も想像できない。そして一度使うと便利で手放せないものだ。新しい商品カテゴリーを創出することは消費者のニーズを調査することで創出されるのではなく、研ぎすまされた想像力から創出されるのだろう。

スティーブ・ジョブスは想像力がズバ抜けたもので、その想像を実現するために、一斉の妥協を許さず、更に強い推進力を持っていた。想像することからイノベーションが起こり、その想像力が世界を大きく変える。

想像力を磨くためには見聞を広げ、過去の事象を深く理解し、多くの人と違う考え方をしなければならない。そして美も追求しなくてはならないのだろう。
スティーブ・ジョブスはSONYに憧れた。近い将来、日本企業の中から彼を超える人物が出現して欲しい。

written by マックス


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