「えっ、箱根が噴火?死火山だったのに…」
僕が小学生の頃、火山には「活火山」、「休火山」、「死火山」と3種類あり、そして富士山は「休火山」、箱根は「死火山」と教わった。
「活火山」とは今も噴気活動を続けている火山のことで、「休火山」とは現在活動していないが過去に活動した記録が残っている火山のことだ。そして「死火山」とは過去に活動の記録がない火山のことを指した。
しかし、年代測定法の進歩により火山の過去の活動が明らかになり、数万年に一度噴火する火山もあることが分かってきた。そこで歴史時代だけで今後の噴火発生の有無を判断することは大変難しく、近年では「休火山」や「死火山」という分類はされていないようだ。
今でも北陸地方などで地震が起きると、東日本大震災の余震と報じられる。また現在、日本の火山だけでなく太平洋を囲む火山活動が活発化している。地下にエネルギーが溜まっているのだろうか。この火山活動も東日本大震災と関係があるのだろうか。
先日、東京出張した際に親しい取引先の方と食事をした。彼は横浜方面に住んでいるので、箱根が噴火すると影響があるのか尋ねてみると、火山灰などの甚大な影響が出るという。
日本は世界では珍しく複数のプレートの上にある国だ。そして108もの火山があり、世界の火山の数の約10%を占める。とにかく日本はややこしい土地柄なのだ。大地震や大規模な噴火など起こらなければ良いのだが。もし、東日本大地震と同等の地震が首都圏を襲えば日本は経済も国民生活も大混乱し、壊滅的なダメージを受けてしまうだろう。もしかすると再起することすらできないかもしれない。
日頃から大災害のための対策をしておかなければならないが、せいぜい食料や飲料水などの準備を調えるぐらいしかできない。そして結局は運任せになってしまうだろう。
何も起こらなければ良いのだが。
written by マックス