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憧れのパリ…
2015年01月30日

今年は社内旅行でフランスに出掛ける予定だった。
親しい取引先の方がフランスのパリでイベントを行うので、そのイベントを見学し、その後、モンサンミッシェルまで足を伸ばす予定だった。移動はトルコ航空、成田発イスタンブール経由パリ着で計画されていた。

今年に入ってパリの新聞社がテロリストに襲撃された。またシリアでは二人の日本人がイスラム国と名乗るテロ集団に拘束され、一人が殺害されたようだ。
パリで僕らが見学するはずのイベントは、襲撃された新聞社に面する通りで行われる予定で、またトルコは二人の日本人が拘束されたシリアの隣国だ。
当然、社内旅行は中止になる。
本当に身勝手なテロリストには腹が立つ。
「テロリストのバカヤロ~」

ところでパリの新聞社のテロを予測することは難しかったと思うが、危険な退避区域に指定されたシリアにわざわざ出掛け、拘束された二人の日本人には呆れてしまう。理由は何であれ、良い歳をした大人が命の危険を承知で行ったのだから自己責任だろう。
もし、僕が二人の家族であれば、
「あんな危険なところに出掛けるのであれば、葬式を済ませて行け!」
と、怒鳴っている。

救出のために不眠不休で動いている閣僚や関係者を考えると、心から気の毒だと思ってしまう。本当に彼らはヘトヘトだろう。もし僕がその立場であれば、仕事が増えたと怒り狂っているだろう。
「自業自得だろ!」
世の中には本当に身勝手で無責任な人間が多すぎる。

パリが憧れのままになってしまった。
「グスン…」

written by ベイダー


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