What's NEW
ARCHIVE
教えて~♪
2014年11月07日

僕の父が勤めいた会社を定年退職で辞めたのは55歳だった。その後、自分の気に入った仕事を5年ほどやり、60歳でその仕事もきっぱり辞め、その後、悠々自適に暮らしている。

年金財源は余裕が無いので支給額も随分と減り、受給年齢も上がっている。政府は国民に高齢になっても健康で元気に働くことを促しており、65歳まで定年を引き上げ、さらに高齢者雇用制度などと謳い70歳まで働くことを推奨している。いずれ政府は75歳や80歳まで働くべきだと言い出すのだろう。

「70歳まで働くの?」

よく一生現役などと言うご年配の方がいる。ましてや一生青春などと言っている方もいる。
その方にとやかく言う気はさらさら無いが、きっぱり言わせていただきます。

「僕は嫌です!」

冗談じゃない。たった一回の人生を働き蟻のように働き続けて一度の人生を終わりたくない。やりたいことは山ほどある。世界だって行ったことのない国の方が遥かに多い。そもそもいくつまで生きられるのか分からないし、やっと自由になった時に病に倒れ、余命を宣告されるかもしれない。しかも70歳過ぎて世界の秘境などに出かけられわけがない。

「三浦雄一郎さんは80歳でエベレスト登頂に成功してるぜ!それに『アルプスのハイジ』に出ていたアルムおんじは当時70歳だったらしいが、あの歳でアルプスの山の中で働きながら暮らしていたぜ!それにクララまで背負って山を何度も登ってたぜ!」

体が動くうちは働くべきだと言われても、動かなくなったら何もできないし、どこにも行けない。高齢になってもそんなに働かなければならないのだろうか?

ふと、ハイジの主題歌を思い出した。
「教えて~おじい~さん♪教えておじいさん♪教えて~♪」

written by ダニエル


What's NEW
ARCHIVE