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小さなことよ!
2014年09月19日

考え事があって昼下がりにカフェに入りテラス席に座った。そして外の行き交う人を眺めていた。

トレンドを意識したスーツを身に纏いさっそうと歩く若い男性や、シャツの腕を捲くり汗だくで急いでいる頭の薄い中年男性。ベビーカーをゆっくり押しながら歩いている男女に、ショッピングカート押す年配のご婦人。作業着にヘルメット姿で大きな図面を持ち、空を見上げながら歩いている男性や、楽しそうに釣竿を持ち自転車を走らせる男性。そして、観光客なのだろうか地図を手にした金髪の女性…。
平日の昼さがり其々の目的を持った多くの人が歩いている。

世界の人口は70億人を超える。
もし神様が存在し高い空からよく見える望遠鏡でこの世界を覗くと、70億人の生活が見えて、さぞ面白いだろう。
喜んでいる人や怒っている人、悲しんでいる人や楽しんでいる人。また遊んでいる人や仕事をしている人。それに食事をしている人や眠っている人。そして争っている人…。
人間なんかちっぽけな存在に見えるだろう。

生物学から蟻の世界を研究すると、蟻にも個性があり、そして目的があり様々な営みがあるそうだ。生まれながらに良く働く蟻や、死ぬまで全く働かない蟻。そして仲間を裏切る蟻、違う群れと餌をめぐって激しく争う蟻…。まるで神様が人間社会を覗いたような世界が身近に広がっているそうだ。

蟻が一喜一憂することを僕らは気にも留めないし、蟻が餌を他の集団に奪われ落ち込んでいる姿を僕らは気にも留めない。それと同様に僕らが寝込みそうなくらいショックで落ち込んでいたとしても、神様は気にも留めないだろう。「たかがそんなことで」そういって笑っているかもしれない。

週末に蟻を捕まえ土の入ったガラス瓶に入れ、神様になった気分で覗いてみようと思う。
僕らが一喜一憂していることがバカらしく思えるかもしれない。

「あなたの悩みなんて小さなことよ!」

written by キャサリン


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